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令和 4年予算特別委員会-03月08日-04号

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  1. 足立区議会 2022-03-08
    令和 4年予算特別委員会-03月08日-04号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年予算特別委員会-03月08日-04号令和 4年予算特別委員会       午前10時00分開会 ○ただ太郎 委員長  皆さん、おはようございます。  定刻前ですが、皆様おそろいですので、これより予算特別委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、第5号議案の予算総則第1条中、歳出第4款産業経済費、歳出第6款土木費から歳出第10款予備費、第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用並びに修正案、第6号議案の全部並びに修正案、第7号議案、第8号議案の全部について、また、第30号議案 一般会計補正予算の予算総則第1条中、歳出第4款産業経済費及び歳出第7款教育費についても、併せて質疑を行います。  最初に、自民党から質疑があります。白石委員。 ◆白石正輝 委員  おはようございます。  前回、絵野沢新型コロナウイルスワクチン接種担当部長に厳しいことを言いましたので、今回は少し優しく言おうかなと本人は思っています。  ところで教育長にお伺いしたいんですが、以前に民間の保育園が開園して以来、南側の土地を地主が貸してくれて、もちろん無料ですよ、農家をやっていた方ですから、農作業も指導していただいて、できた物は全部保育園に寄附してくれるという形の中で、保育園の経営者、園長が、何とかこの地主に例えば感謝状とか何とかという形で出してもらえないだろうかという話をしたときに、あのときの話でいいですから、どう言いましたか。 ◎教育長 当初お話をいただいたときには、感謝状をお出しする要綱がないので、また、私立保育園というようなこともありまして、感謝状をお出しするのは難しいと当初お答えをさせていただきました。 ◆白石正輝 委員  足立区では、10月1日にいろいろな形に感謝状を出しますね。その中で一番最後の項に徳行者ということで、区に寄附をしていただいたりなんかしている人たちを表彰する制度もあるわけですね。  そのときに教育長が言うには、まず民間保育園だと、その土地を借りているのは。区立の保育園ならば方法はあるけれども、民間保育園の場合にはないんですと、そういうふうに答えましたよね。 ◎教育長 おっしゃるとおりでございます。 ◆白石正輝 委員  それは変じゃないかと。  区立の保育園だろうと民間の保育園だろうと、そこへ通っている園児は、全部、100%とは言いませんけれども、ほとんど全部が区民の子なんですよね。その区民の子どもたちに、土地を無料で貸してくれて、しかも農作業の指導もする。できた収穫は全部保育園にくれると。何で区立と民間と、そんな形で分けるのかということを言いましたよね。  その後、話合いの中でどういうふうに決まりましたか。 ◎教育長 公立であっても私立であっても、保育行政を担っていただいているというようなことも総合的に考えまして、実際、今、区立の学校ですと、学校にいろいろ御支援をいただいている方に感謝状をお渡しする要綱があるんですけれども、今、保育園にはございませんので、私立も公立も含めて、そういった要綱をつくらせていただいて対応させていただけないかなというふうに考えております。 ◆白石正輝 委員  このことはこれだけのことですから、結局、出していただけるというふうにお答えいただいたもんだから、それはそれでいいと思うんですけれども、どうして区立と私立でそんなに差を付けるのか。  我が党の予算要望で、民間保育園に対する加配だとか、区立の保育園はあるんですね。例えば午睡がなくなった。4歳児・5歳児を昼間寝かせちゃうと、学校へ行ったときにお昼御飯食べると寝る癖ができちゃう。だから午睡がなくなった。
     そうすると、午睡の間は保育士要らないんですね。ところがなくなったことで、保育士が必要になるからということで加配されますね。  アレルギー体質の問題だってそうですよ。区立保育園は、アレルギー対策で加配が認められている。民間保育園は、これとこれだったらいいけれども、あとは駄目ということで、なかなか加配が認められない。  これは、通っている子どもたちは全部足立区の、さっきも言ったように、ほとんど足立区の子どもなんです。特に保育園の場合には、幼稚園は区で、保育園は民間で、というすみ分けが昔からできていて、保育行政の中心は民間なんですね、もともとが。  そうした民間保育園に対して区立保育園と大きな差を付けるというのは、やはり間違いだというふうに思いますが、いかがですか。 ◎教育長 今回お話をいただいた件につきましては、やはり先ほどのちょっと繰り返しになりますけれども、足立区の子どもたちを、私立の保育園も含めて面倒見ていただいているということを踏まえて、ちょっと個々の問題についてはまた、私も詳細を確認させていただきますけれども、そういう前提にのっとって考えていきたいというふうに考えております。 ◆白石正輝 委員  この問題はこれで終わりますけれども、教育長、かつて共産党が小規模のクラスをつくるべきだという本会議質問したときに、教育委員会の答えとしては、学校教育というのは、知識を教える、子どもたちに植え付けていくのが一つ、もちろんそれは教育ですから。  そのほかに、例えば集団に慣れてもらう。集団活動の中で自分がちゃんと活動できるかどうかということについて考えると、あまり小規模だと問題がある、こういうふうに答えましたよね。 ◎教育長 やはり知識の伝授も含めて、一定程度、学校教育の中でその人間関係を育成していくとこういうことも考えますと、ある程度の規模は必要なのかなというふうに考えます。 ◆白石正輝 委員  そのとおりなんですね。  知識・知恵だけを植え込む。いわゆる詰め込み教育だけじゃないんだと。集団の中で人間教育をしていくんだというふうにお答え、そのとおりだと私は思いますよ。  ところで、このところ、もう今年で3年目になりますけれども、コロナ禍の下で、特に学校行事の中で文化祭とか運動会だとか、修学旅行とか、こういう子どもたちが団体の中で楽しむ、集団の中で楽しむという行事がどんどん少なくなっており、ほとんど中止になっている。  こういう形で中学校、例えば3年間のうちに今年3年目ですからね、ずっとコロナで追われてしまって、そうした集団教育、集団の中にある人間教育の問題がなかなかおろそかにされている。  これはもう、新聞なんかにも出ていますけれども、このことについて、教育委員会は学校にどういう指導をしているんですか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおり、今、学校行事がいろいろ中止になったり、オンライン化されたりということで、非常に子どもたち、共に学び合う、主体的に活動するというところがなくなってきております。  そこにつきましては、我々としては、学校に対して、学年を越えない、要は一学年でもいいから、そういう活動をどんどんやってくれということであったりとか、いわゆる学級でやる特別活動を重視して、そういう力を付けていくようにという指導をしております。 ◆白石正輝 委員  ひとつ、子どもたちが楽しみにしている、例えば修学旅行だって、ほとんどが中止になっている。修学旅行は2泊3日としても、3日間同じ集団の中でいろいろと。今は、私たちの時代の修学旅行と違って自分たちで考えて、旅行先での行動なんかについては自分たちで考えて集団の中で生活すると。非常に楽しみにしている行事ですけれども、もうほとんどが中止。  こういう中で、本当に子どもたちの集団の中における自分たちの行動だとか意識だとか、そうしたものが本当に育てられるかということになると、なかなか厳しいわけですから、このことについては学校側とよく話し合って、子どもたちの教育を間違わないようにしていただきたいとこういうふうに思います。  ところで、私は、予算特別委員会とか決算特別委員会で度々聞くわけですけれども、私どもの近くに舎人公園という、地上の公園としては、多分23区の中では一、二という広さを持った公園です。  この公園に、お客さんという言い方はちょっとおかしいんですけれども、訪ねてみたい、舎人公園に行ってみたいなあというふうな人たちを少しでも多くすることが、日暮里・舎人ライナーの特に空いている昼の時間の乗降客を増やす、そのためには随分役に立つのかなあということで、特色のある公園を造ってほしいと。  それは、都立の公園ですから足立区だけで何とかできることじゃないんですけれども、足立区と東京都で、取りあえず話し合う機関がありますよね。 ◎工藤 副区長  もともと舎人公園整備促進協議会がございまして、その後身として整備検討会というのを設置していますけれども、ある程度完成に近づいた段階で、その後は開催しておりません。 ◆白石正輝 委員  今、舎人公園の中で2つだけ、非常に人気のあるものがあるんですね、人気のある。何だと思いますか、副区長。 ◎工藤 副区長  まず冒険の丘が1つだと思います。遊具ですね。大型遊具ができましたので、そこが非常に人気があると思います。  あとは、そうですね。       [「バーベキュー」と呼ぶ者あり]  バーベキューは今ちょっと禁止されているので、あれば、バーベキューは人気があると思います。 ◆白石正輝 委員  今、舎人公園の中で一番人気があるのは、バーベキュー広場なんです。あれ、なかなか取れないんですよ。抽選です。  また、もう1つ。これから夏になりますけれども、夏になると人気のあるのは、ウォータースライダーのある水と親しめる公園、この2つが非常に人気があるんですね。  だから、人気のある施設を造れば集客力はあるというふうに思って、私は、舎人公園へ行けば、まあまあ、冬は無理にしても、一年中、花が楽しめるというようなことを提案したことがあるんですが、東京都と話し合ってみますというふうに、その時の担当者は言っていたんですけれども。  例えば、2月から3月にかけては梅、3月から4月にかけては桜、2月と3月でキショウブというのがあります、舎人公園の中に。それから、その後になると、ショウブ、アジサイ、バラ、こういうような形で、地域を特定して花に親しめるような、花を楽しめるような公園にしたらいかがですかという話をさせていただいたときに、先ほど言ったように、東京都とよく話し合ってみますということですけれども、その結果、どうなりましたか。 ◎建設事業調整担当課長 白石委員御発言のとおり、四季折々の花を舎人公園全体に植栽をさせていただいたらどうだという提案をさせていただきました。  その後、東京都の方も、舎人公園の整備の中でできる場所については、花の植えているようなところだというふうに考えております。 ◆白石正輝 委員  花を楽しむという人は結構多いんですね。  西新井大師に小さなボタン園があります。あれが、ボタンが咲く頃になると、人が非常に集まるんですね。  北小金駅に本土寺というお寺があります。ここは、アジサイとショウブです。もうアジサイのちょうどいい時期というと6月ですけれども、一日に土日だと何万という人が集まるんですよ。  そのときに私は、墨田区でアジサイを植えるので、墨田区でやり始めた方法というのを披露させていただきましたが、何だったんですか。 ◎建設事業調整担当課長 申し訳ございません。墨田区でどのようなアジサイを植えたかはちょっと把握しておりません。 ◆白石正輝 委員  あのときに研究しますと言ったんですよ、検討しますと。じゃ、何も検討していないのね。  今の担当者が知らないということは、申し伝えがないということですね、前から。そういうことでいいんですか。 ◎建設事業調整担当課長 白石委員の方から、アジサイの花の特徴といたしまして、ちょっと日陰というんですか、そういうところは育ちやすいというようなお話を聞いておりましたので、そういったアジサイの植生に適した適地があるかどうかという話は、東京都の方にさせていただいております。 ◆白石正輝 委員  そんなことを聞いているんじゃないんですよ。  ここで話をして、検討しますと言った話が、次の担当者に伝わっていないとしたら、一体何のためにここで質問するんですか。検討すると言ったんですよ、長谷川副区長は。  担当者が変われば、前の担当者の答弁なんて、考え方とか議会との質問・答弁について、全然、もう申し伝えがなくていいんですか。 ◎長谷川 副区長  大変申し訳ございません。私ども、議会からいただいた意見、特に予算特別委員会決算特別委員会については、執行部側として検討しますと言ったことについては、その後どうなったか、政策経営部を中心に全庁的に取りまとめて、進行管理をしているつもりでございましたけれども、今の墨田区のアジサイの展開については、その部分について漏れておりました。改めて検討して、御回答させていただきます。 ◆白石正輝 委員  もう一度言いますけれども、墨田区は桜で有名なんですね、隅田川沿いの。その隅田川沿いは、桜というのはもう4月の初め頃終わっちゃうんですよ。  そこで墨田区は、アジサイの散歩道といったかな、道路を造ったんですね。そのアジサイを植えたのは区ですよ。ところが、費用は全部、寄附なんです。アジサイ1本幾らと。  あれ幾らで売ったのかな。あっと言う間に全部の予定の本数が売れた。その寄附した人たちの名前が、そのアジサイの散歩道のところにちょっと石碑みたいなものが建っていて、こんな小さな銅板ですけれども、どこどこの誰、と書いてあるんですね。  例えば、舎人公園の桜だってそうですよ。舎人公園の桜は1本幾らしましたか。 ◎教育長 たしか何期かに分かれていて、金額、若干違っていたんですが、5万円ぐらいだったと思います。 ◆白石正輝 委員  5万円は高い方。しだれ桜は5万円でした。ソメイヨシノは3万円です。それで10年かな、20年かね。10年だと思ったな、あれ。プレートをその桜の木に、どこどこの誰々が何のために寄附したかということを、例えば誕生日記念結婚記念日だとかと書いてくれる。プレートをその桜の木に付けてくれるんですね。  私も申し込もうかと思ったら、申し込みが多くて、抽せんになっているんですよ。抽せんに当たらないと寄附もできない。  あそこに今、千本桜といいますけれども、何で千本桜かというと、東京都が千人募集したんですね、桜の。さっき言ったようにソメイヨシノなら3万円、しだれ桜は5万円です。あっと言う間にその定数になってしまって、抽せんしなければならない応募した人数がいたわけですね。  だとすれば、同じように舎人公園の中にアジサイを植えよう。あれ、ちょうど山があっていいんですね。アジサイを植えようということになれば、多分1,000円か2,000円です。あじさい1本について。あっと言う間にあの山いっぱいのアジサイが植えられるのかな。  そうすれば、アジサイというのは、割と観賞する期間が長いんですね。最初咲き出して,もうそろそろ終わりという頃には、1か月ぐらい掛かるんです。その間ずーっと人が来てくれる。  そうした特色のある公園について、是非、東京都と話し合ってくださいという話をしたときに、検討していますと、東京都とそういう話合いをする場所があるから検討してみますと、当時の課長は答えたんですよ。今の担当課長はどうですか。 ◎建設事業調整担当課長 誠に申し訳ございませんでした。  今の白石委員の貴重な御意見につきましては、早速東京都の方に申入れをさせていただきまして、どのようなことができるかを都区一体で考えていきたいというふうに考えております。 ◆白石正輝 委員  そのときに食事ができる場所をという提案もさせてもらって、今、最初造ったのは舎人の山のてっぺんなんです。舎人公園駅で降りても、どこに食べ物のレストランみたいなものがあるか。大したことないですよ、ラーメンとかカレーしかなかったですから。  見えないんです、全然。分からない。あの中をずーっと歩き回って、ああ、やっとここか、という。あんな不便なところに造ったって、受ける会社がないじゃないかと。結局、なかなか商売としては成り立たない。あまりにも駅から遠過ぎて、見えないところですから。  そこで最近、最近ということでない、5年くらい前か、もう1つ造りましたよね。どこに造りましたか。 ◎工藤 副区長  バーベキュー広場の近くのところでございます。 ◆白石正輝 委員  舎人公園駅の駅近に造ったんです。駅の近くだったら、公園に入るときにすぐ分かるの。それと同じように、どうもその利用する人たちのことを考えていない。  もっと利用する人たちのことを考えてですよ。公園があればいいというだけじゃないんですよ、あれ20万坪もあるんですから。膨大な公園です。  あの公園に行ってみたいな、1回行ったら、また行ってみたいと思えるような公園を造ることは、税金の無駄遣いにならない、こういうふうに思います。  そういう意味では、是非、東京都と話し合って、特色のある、行ってみたいと思えるような公園にしていただきたい、こういうふうに思います。  まず、前回の質問のときに少し長くなってしまって、吉岡委員に随分御迷惑をお掛けしました。  私の後は、1期生のにたない委員ですから、1期生としては、もう出番としては、予算特別委員会なんか非常にいい場所ですから、是非、にたない委員に頑張ってもらいたい。  1つだけ最後に。これは総括質疑でも聞くかもしれませんけれども、荒川土手、荒川の治水のことを考えると、私たちがさっき、そのとき前の質問のときに言いましたけれども、昭和33年の狩野川台風のときに、土手のすぐそばまで水が出たんです。当時の江北橋線、低い橋でしたから、江北橋、座ると水面に手が届くぐらい水が出たんですね。  もし今、荒川であれだけの水が出れば、京成電鉄の堀切鉄橋のところは、京成電鉄だけ低くなっていますから、あそこから水が絶対にあふれる。  何か今度、土のうを積む訓練をするというけれども、土のうなんか何の役にも立ちませんから。基本的に京成電鉄の鉄橋を上げないと、これは解決しない問題ですよ。  このことについて、総括質疑のとき聞きますから、東京都とどういう話合いをしていて、いつ頃完成するのか、お答えをそのときにしていただきたいというふうに注文だけ出しておいて、質問を終わります。 ○ただ太郎 委員長  にたない委員。 ◆にたない和 委員  白石委員の貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。それでは、質問者替わらせていただきまして、質問に入らせていただければと思います。  まずもって、先日質問させていただいたときに、ウクライナへの支援の方法について周知を行っていただきたいということでお願いしたところ、もう、ほぼほぼ即日にホームページの方を改修していただきましたこと、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。  また、その際に議員、議会としても募金活動等、我々が得意とする分野でできることをしっかりとやっていくというのも一ついいことなのではないかということで、議会の方にも要望させていただきましたところ、本当にウクライナのために会派を超えて、議長の呼び掛けをいただきまして、今週の金曜日、3月11日、活動をさせていただけるようになりましたこと、本当に各会派に所属の議員の先生も含めて、議会ってどういったものなのかなというところ、まだ1期生で分からないところあったんですけれども、目指しているところというのは、やはり区民のため、東京都のため、日本国民のため、そして世界の人のために安全・安心・幸せを願っている、そういった根源的な部分は、本当にこの足立区議会も、そして足立区、そういったところも本当に根源としては共有しているんだなと、本当にこの足立区議会、そして足立区を非常に誇りに思いました。本当にありがとうございます。  一所懸命張り切って、大声はコロナ禍でちょっと難しいとは思うんですけれども、頑張って活動していければと思っております。  前回3分程度しか質問ができなかったので、前置きはちょっとここら辺にしたいところで、あ、あともう1つあったんです。  議長がお呼び掛けしていただいたときに、日にちの方も設定していただいたんですけれども、この3月11日、東日本大震災の日なんですけれども、震災があった日なんですけれども。東日本大震災のときに、ウクライナは国として、毛布であるとか、それこそチェルノブイリ原子力発電所を持っているウクライナ国として、原子力災害に対応する備品であるとか、そういったものを送っていただきました。  また、予算特別委員会で、先日ですけれども、小泉委員から、私もびっくりしたんですけれども、ナターシャ・グジーさんについて触れられていたんですけれども、実は、また全然違う取組なんですけれども、湯川れい子先生、作詞家だったりとか音楽評論家の方からの紹介で、ちょうどナターシャ・グジーさん1か月ぐらい前ですか、打合せをした直後だったもので、僕もびっくりしてしまったんですけれども、そのナターシャ・グジーさんの紹介があったと思うんですけれども、本当にこれまで、日本とウクライナの懸け橋として、日本語でウクライナの民族楽器であるバンドゥーラ奏者で、なおかつ歌手なんですけれども、本当にウクライナと日本の橋渡しとして、一所懸命活動されてきた方でした。  そのように、民間の方も本当にウクライナの学生とか、折り鶴をすごく大量に送っていただいたりとか、現金ももちろんそうなんですけれども、そういった形で、まだ復興道半ばで、東日本がじゃあ今、どういった状態かというと、もちろんまだまだやらなくてはいけない部分があるんですけれども、以前の震災のときに、ウクライナは日本に対して本当に、国そしてウクライナの国の方々が支援していただいておりました。  そこで3.11、この3月11日に、逆に今度は私たちが活動できることはと、恩返しを少しでもできる機会をいただいたことを、本当に心より感謝申し上げます。  すばらしい日を設定していただきまして、本当にありがとうございました。  それではちょっと、前回もまだ3分しか質問していませんでしたので、質問の方に入らせていただければと思います。  まず、新型コロナウイルスワクチン接種、子どもへのワクチン接種についてお伺いさせていただきます。  今ワクチン接種が開始されましたけれども、大体何名くらいの方が5歳からワクチン接種受けられたでしょうか。もし分かれば教えていただければと思うんですけれども。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 2月26日から始まりました。その日は9名ということでしたけれども、大きく打ち始めたのは3月6日から、医師会館の方で接種が始まりました。約200名、毎週日曜日打っていくということで。  今日から小児の各医療機関の方にもワクチンの配付が始まって、その後、接種の方が進んでいくかなというふうに思っております。 ◆にたない和 委員  ありがとうございます。  ちょっと少し、款は違うんですけれども、全体として状況について教えていただきたかったので、ちょっと質問させていただきました。  その後というか、小児ワクチンの接種が開始されて、学校の方とか保護者からはどういった意見が出ているか、そこら辺についてはいかがでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 3月26日から小・中学校の体育館を使って、大きく予約枠の方を開けておりますが、まだまだ予約が入ってきていない状況でございます。  保護者の方が、接種に関してまだ迷っているというか、御判断の方をまだされていない部分が多いのかなというふうに思っております。 ◆にたない和 委員  やはり先週の日曜日もそうなんですけれども、本当につい最近も学校の保護者の方から、非常にワクチンの事態に不安になる方であるとか。  例えば、一律のワクチン接種ではないからこそ、そこで差別やいじめみたいなものが起きてしまうのではないかという懸念の声をいただきました。  もちろん区側としては非常に、情報をしっかりと提供するということで、リーフレットであるとか様々な取組をされていると思いますけれども、今、現状のワクチンの接種、また、いじめとか差別の抑止について、どういった取組を学校側はしているでしょうか。 ◎教育指導課長 ワクチン接種であったりとか、感染に関することだけでなく、様々な面で差別は絶対許さないというところでも取り組んでおりますので、今のところ感染に関してだったりとか、ワクチンに対するいじめというのは上がっておりません。 ◆にたない和 委員  では、ワクチン関連のいじめの相談というのは、今のところはないということでよろしかったでしょうか。 ◎教育指導課長 はい、今、ございません。 ◆にたない和 委員  ちなみに、そういったワクチンの接種に関わるいじめとかの相談の窓口というのは、これまでと同じようにいじめ110番とかで受付けになるのか、または、新たに設置したのかというところはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 窓口としては今までと変わりませんけれども、担任であったりとかスクールカウンセラーについては、やっぱりこのコロナが始まってから、そういうことに関することも相談していいよというのは言っておりますので、身近な人に相談できるように取り組んでおります。
    ◆にたない和 委員  やはりそういった身近な人に相談の体制であるとか、これまでのいじめの相談窓口であるとか、そういったものもあるとは思うんですけれども、いかんせん、これまでもしっかりとそういったワクチンの差別はいけないよという指導であるとかもやられていると思うんですけれども、まだ、いまだに不安になる方であるとか、いじめに対して不安に思っている保護者からの声が来てしまうんですよね。  今後、何か工夫していくとかという予定はありますでしょうか。 ◎教育指導課長 今、子どもたちの感染もまだ、全然下がってきていない状況でもありますので、改めて学校の方には、差別を絶対許さない、ということに加えて、ワクチンであったり、感染したときの対処というのも促していきたいと考えております。 ◎教育長 今回、接種券が発送される3月1日に、保護者の方宛てに個別にメールを送らせていただきまして、接種の日程等々もお知らせはしているんですが、その中に、コロナウイルスワクチンについては強制ではありませんよということですとか、あと、厚生労働省の方のリーフレットの方につながる形でのURLをお示ししております。  その中では、子ども向けに、守ってほしい大切なことということで、今、にたない委員がおっしゃられたような趣旨もしっかりと子どもにも分かるような形で記載されておりますので、改めてこれを周知していきたいというふうに考えております。 ◆にたない和 委員  ありがとうございます。  じゃ、本当に不安になるとか怖いとかというのは何なのかと思うと、やっぱり情報が不足していたりとかと、そういったところが結構主な原因なのではないかと思います。  これまでも、区長とかも記者会見の動画であるとかという形で、区民の方に様々な機会を通じて訴えているとは思うんですけれども、やはりそういった情報が不足している、やはり保護者であるとか本当に、自分も子どもを持つようになってから思ったんですけれども、本当に、例えば自分が打つんだったら、じゃあ自分でリスクを受ける、何かあっても別に自分で大丈夫だというところがあるんですけれども、例えば5歳からとなると、やっぱり親として非常に責任がある中で、自分は大丈夫だけれども、子どもはどうかとなると、やはり自分に打つ以上に非常に難しい判断を強いられるというところがございます。  先ほども教育長もお話しいただきましたけれども、厚生労働省の方でもワクチンQ&Aであるとか、様々な情報の媒体を通じて情報展開をやってはいますし、足立区の方もホームページを見ると、すごい工夫されていますよね。  ワクチンのQ&Aに飛ぶようなリンクを用意していただいたりとか、非常になかなか工夫されているんだなと思うんですけれども、やはりそういった情報ももちろんそうなんですが、その信頼性となると、やっぱり知っている人から説明を受ける方が、より安心度といいますか、なるほど、あの人が言っているんだったら大丈夫だね、というところもあるとは思うんですよね。  例えば、医師会の方とかの御協力を得ながら、例えば、あと、できれば区長とかも交えながらの、そのワクチンはどういったメリットがあって、リスクがあって、そういった解説動画みたいなものというのを保護者の方にやるのも、一つの方法なんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 小児の接種については様々、情報がインターネット等でも流れておりまして、正直私も担当ですけれども、効果があるかないかあたりに始まって、危険性がどういうものなのかあたりが、正直、治験がやはり進んでいないというあたりで、正しい情報が何かというのは非常に難しいところがあるというのが事実だと思います。  特に国の審議会のワクチン分科会でも様々議論があった上で、例えば努力義務が今回承認について外されてワクチンの接種の方が進んでいるようなところを見ると、なかなか国の方も正しい情報の方を流す、様々な情報を取捨選択するのはなかなか難しい状況なのかなというふうに思っております。  そういった中では、やはり厚生労働省が公式に公表している情報を速やかに区民の方にお伝えするというのが、私どもの責務かなというふうに思いまして、ホームページの方等で情報の方を提供させていただいているところでございます。 ○ただ太郎 委員長  にたない委員、具体的なワクチン接種については、款が違います。 ◆にたない和 委員  分かりました。 ○ただ太郎 委員長  子どもたちについて、どういった学校が対応しているのかということであれば、教育関係になると思いますので、そのあたりお考えいただきたいと思います。 ◆にたない和 委員  はい、分かりました。  それでは、総括質疑の方でまた続きをやらせていただければと思います。  じゃ、10分ありますので、次、産業経済分野について質問させていただければと思うんですけれども、足立区としてボトルネックとして掲げている課題がありますけれども、その課題に対して、例えば健康、学力、犯罪・防犯であるとか貧困の連鎖、その4つの課題に対して、皆様の方でも、区側としても様々な分析をされていると思いますけれども、例えば上位下位分析であるとか、ラダリング法じゃないですけれども、その根源たる、なぜこういった課題が出てきてしまっているのかといった、その更に上位の部分についてはどういった考えをお持ちなのか、教えていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 各ボトルネック的課題のところにつきましては、所管におきまして、その背景から含めて、現状の課題とかも含めて、いろいろと複合的に分析は進めて、それに対する対応策を常々、区議会の方に御相談しながら進めているような状況でございます。 ◆にたない和 委員  例えば、更に上位の部分についてどういった背景がある、じゃないですけれども、なぜそういった課題がこの足立区では起きているのかという部分についてはいかがでしょうか。共通の。 ◎区長 ボトルネック的課題について御説明するときに、度々言及させていただいておりますけれども、治安・健康・学力等について、やはり一つ、根源的な問題として貧困が連鎖している問題、経済的なバックボーンの問題というのが、やはり根強い。それぞれの諸課題に影響を及ぼしているということですので、もちろん3つそれぞれについて解決策を図るものの、貧困の連鎖を断つというところに切り込まない限り、抜本的な解決には結び付かないのではないかというふうに考えて、4つをボトルネック的課題というふうに捉えております。 ◆にたない和 委員  ありがとうございます。やはりそういったところなんだろうと思います。  経済的な分野、特にこの4つの課題が出てきてしまうこの背景には、生活環境、特に地価であるとか、家賃であるとか土地代であるとか、そういった部分と収入が見合っていない部分、ちょっと差が大きくなってきてしまっているというところも一つあるのかなと私は考えております。  その中で、区民の例えば収入に関してもう少し増やしていくという部分に関しては、どういった取組を今されているのか、そこについて教えていただけますでしょうか。 ◎産業経済部長 まず、就労関係で、例えば子どもたちの学校での、そういったセミナーですとか、そういったことをしながら、まず、子どもたちが、大人になってどういう就労関係に就くかというようなことも、産業経済部としては進めておりますし、実際その区民の方の収入状況とかというのを私どもでなかなか把握しづらいんですけれども、そういった環境面で整えていくということは実施しているところでございます。 ◎区長 様々な立場の方がいらっしゃいますので、例えば生活保護を受けていらっしゃる方を就労に結び付ける支援、または、生活保護ぎりぎりのところの方を正規のお仕事に就いていただくような支援、または、ひとり親家庭の非正規雇用の方を、正規の国家資格を取るような、資格を取っていただいて生活を立て直していただく、立てていただくような支援、様々な所管がそういった方々の就労支援についての事業を持っているということでございます。 ◆にたない和 委員  そういった取組をされていると思いますけれども、特に、例えば今現在働いている方に対しては、いかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 産業技術・経営研修会助成金という助成金がございまして、区内の事業者、区内企業に勤められている従業員向けに研修ですとか、例えば玉掛けフォークリフトとかそういったものの資格を取るような、そういったものの助成はさせていただいております。 ◆にたない和 委員  ちなみに32ページ、33ページに、今回、産業経済分野での重要プロジェクトとして今位置付けてある事業が載っています。  特に、その中の1番目のところ、例えば、今回90周年事業として、マル祝レシートde90周年事業であるとか、こちらの方が4,991万円余ですかね。あと、足立区商店街振興組合連合会のところが1億円で載っていて、更にキャッシュレス決済のところで、8億8,505万円余ぐらいでしたかね。トータル、合わせて10億円程度。ちょっと、要は産業経済分野での重点政策としての更に一番トップに載せているわけですけれども。これは、そこだけをもって見ても10億円超えているわけですけれども、そこについてはどういった目標があって、どういった、何かKPIでもKGIでも、OKRでも何でも構いませんけれども、どういった目標があって今のこういった事業をされているのかというのは、いかがでしょうか。 ◎産業政策課長 今回この消費喚起につきましては、目的はコロナで、区内経済が非常に厳しい状況でございますので、区内の経済を盛り上げていきたいというところでございます。  経済効果というところで目標を考えてございまして、3事業トータルで47億円余、そのぐらい目指してまいりたいと考えてございます。 ◆にたない和 委員  そういった形。ちょっと時間がもう3分程度になってしまったのであれなんですけれども、これまで私が入りたてのときのワーク・ライフ・バランス事業とかという、非常にすごくセンスがいい事業だなと思っていたんですよ。今の例えば働いている方とかでも時間をつくれるようにしておくという、そういった事業だったと思うんですけれども。働きながら自分の時間というのもしっかりと持てるようにしていくという事業だったと思うんですけれども。  そこまではすごくセンスがよかったのに、何で今回は、もっともっと消費を促すというようなことが主軸になってきてしまったのかなというふうな部分で非常に、疑問じゃないですが、ちょっと憤りじゃないですがね。  要は、我々足立区として、ボトルネック課題として掲げていて、それで足立区のコンセプトがある中で一番派生しているのがこの事業だと思うんですよ。  今コロナで、非常に経済的な部分あれですけれども、消費喚起というのは結局消費を上げることじゃないですか。今、区民の方って収入が少なくなってしまって大変だというときに、何で消費を喚起させて、消費喚起させるということは、今まで以上に余分に、もっともっと消費してくださいねということですよね。  もちろんそれは重要。それも無駄かといえば、無駄ではない。重要な部分ですけれども、そこは主軸に据えるべきではないと思うんですよ。  ごめんなさい、もう時間がないので質問なしで、私の考え方だけちょっと述べさせていただきますと、すみません、ワーク・ライフ・バランスで時間をつくったと。従業員、働く人たちの時間をつくった。その中で企業にお勤めの働いている方たちが自ら、それこそスキルアップであるとか、技能をもっともっと修得したいと。そういったところのフェーズに、今移行。ワーク・ライフ・バランスの方もまだ足りていないと思いますけれども、その中で今、働いている方の、より会社に貢献したいであるとかそういった思いを酌んであげる。そういった思いを発揮できる場所をつくってあげるのが、今のフェーズだと思うんですよね。  ましてやコロナ禍で、せっかくもうSWOT分析でいうと、もう機会のところにバーンと太字で大きく出ているような状態の中で、それをつかもうとしないというのはなぜなのか、というのがちょっと疑問に思っていましてですね。  そこから更に、もちろんここまでの期間については、企業の延命措置というのももちろん重要かもしれない。重要だし理解はできるんですが、そこから更に発展させて、それこそ企業の新陳代謝であるとかそういったものを促すフェーズになって、ようやくこれまでの観光軌道が変更してくるというものだと思うんですよ。  例えばキャッシュレス決済はもちろん重要かもしれない。重要かもしれないけれども、観光軌道を8億8,505万円余を使ってちょっと早くしたり変えても、その上前を取っていこうとしている企業の方が営業をめちゃめちゃ努力してやっていますから、放っておいたってそこは成るんです。  それ以上に今、足立区が抱えている課題に対して観光軌道を変更できるような、そういった施策を主軸に上げていただければなというところで、ちょっとまだ、総括質疑の方で続きをやらせていただければと思います。以上です。 ○ただ太郎 委員長  次に、公明党から質疑があります。いいくら委員。 ◆いいくら昭二 委員  皆様、こんにちは。公明党のいいくらでございます。20分間、よろしくお願い申し上げます。  本年も、今月住みたい街(駅)ランキングが発表されました。この度、北千住駅は何位だったか御存じでしょうか。 ◎市街地整備室長 20位と確認しております。 ◆いいくら昭二 委員  20位になった評価の要因というのを、佐々木市街地整備室長なりにちょっとお答え、お願いいたします。 ◎市街地整備室長 これまでも政策経営部を含めて、シティプロモーションを内外にわたっていろいろ広報していただいているところ、それから、まちの動きが少し出てきているところが、千住という地名を上げているのかな。  そういった意味では人口が、新しい人が入ってきたりですとか、来国者が増えたりとかいうのが、大学を含めて、あるのかなということで、知名度が上がっている。それによって、住みたい街(駅)ランキングが上がっているというふうに理解しております。 ◆いいくら昭二 委員  今、御答弁でまちの動きというお話が出たんですけれども、実はここ、大体、北千住駅周辺というのは20位前後で動いているんですけれども、今、まちの動き、人の動きという形でよろしいんでしょうか。 ◎市街地整備室長 いいくら委員おっしゃるとおりだと思います。 ◆いいくら昭二 委員  私自身もちょっと感じたことというのは、やはり北千住駅というのは、この6路線を含め、路線が多く乗り入れて、また、大学や高層ビル、また大型ショッピングモールなど、にぎわうまちになりつつあります。  同時に、昭和ながらのレトロな町並みもあり、学生やファミリーなど幅広い層からの人気もあり、また、テレビでも度々放送されております。  東京23区の中で、比較的家賃相場も安いということを聞いており、また、治安も悪くありません。常磐線を使えば東京駅まで15分と、都心までのアクセスも良好です。私はそのような形で思っております。  また、例年20位前後で行き来しているわけでございますが、北千住駅周辺は足立区の皆様方が、全員が一丸となってまちづくりをしたことで評価されたものだと、私自身は感じております。  例年、高評価されている北千住駅を今後どのようにまちづくりに生かしていくんでしょうか。 ◎市街地整備室長 まちづくりを進める上では、まず都市計画マスタープランで基本的な方針を打ち出しておりますので、その方向にのっとりながら、各地区での北千住駅前、東口、それから千住大橋、大川端等の開発等々に絡みながら、まちづくりが進めていければなというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  今、北千住駅周辺でも新たなまちづくり、開発を含めたまちづくりが進められているんですけれども、これを、このような評価にどのような形で連携していくか、再度お伺いします。 ◎市街地整備室長 御質問の中で、北千住駅東口の動きという部分であれば、お住まいになられている方たちがそういう外からの評価を受けているということの中で、まちづくりをどう進めればいいのかという部分では、影響がある情報ではないかなというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非ともこのような評価というものを、区としても率先的にいろいろなところで発信していっていただきたいと思っております。  そもそも、北千住駅の周辺にお住まいの方でしたら、過去30年前でしたら、このような開発、まちづくりというものは、考えも及ばなかったわけでございますが、実は私も、三、四年前にもこのお話を質問させていただきまして、その当時、例えば、そのときの斑目市街地整備室長とも予算特別委員会でもお話しさせていただいたんですけれども、西口等々の開発が約20年ぐらい前、もっと言うとその前、約30年ほど前から開発があって、20年前にできたということ、完成したということなんですけれども、これは、この部分でいろいろな意見があったと思うんですけれども、この賛否について、この中で知っている方ありましたら、賛成、反対、その意見についてお伺いいたします。 ◎工藤 副区長  西口の再開発のときは、機運が起こってから25年ぐらい掛かって完成をしたわけですけれども、地元がまず、2つに団体が割れて、いわゆる反対派ではないんですけれども、慎重派と賛成派がございました。  その中でいろいろと動きがあって、慎重派の方に少し歩み寄っていただいたというところがあるんですけれども、区が、国鉄がJRになったときに都市計画決定をしたということで、大分、地元の反対が起こってそれで長引いたという経緯もございます。 ◆いいくら昭二 委員  私もこの周辺に住んでおりまして、今では本当によかったという話を聞いております。  また、東口のところも、交通広場も大変いろいろな議論があったんですけれども、その当時、例えば、勝田政策経営部長は、そのときはたしか課長だったと思うんですけれども。また、佐々木市街地整備室長も課長でいらっしゃったと思うんです。賛否について、何か思うところがありましたら、ちょっと聞かせてください。 ◎政策経営部長 私、ちょうど用地買収の担当で、まちづくりに入っておりましたけれども、地域からは賛成の声、もちろんありますし、あとは、反対というよりは、駅前の交通広場の対象者の方の生活再建、こちらをどう進めていくかということで、様々な意見がありまして、そこに時間を要したというような経緯がございます。 ◎市街地整備室長 私の方は、どちらかというと大学誘致の関係で地域の方たちとお話をさせていただきました。  東京電機大学の進出については、地域の方たち、供用していただくというか、かなり受け入れていただける動きがすごくあって、仕事がやりやすかったかなというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  やはり前進しようとすると、様々な形があると思います。そういう部分においては、実はこの北千住駅、千住というのは、実は、昔はこの庁舎ホールも千住にあったわけでございますが、この旧庁舎ホールで執務をされた方というのは、この中にいらっしゃいますか。       [挙手する者あり]  いらっしゃいました。道路整備室長、何かその当時から比べて、こちらに移ってきたわけでございますが、こちらに移ったときの反応というのは、どうでございましたか。 ◎道路整備室長 私ごとで恐縮ですが、平成元年に採用されまして、7年間、千住の庁舎におりました。こちらが平成7年にできておりますので、引っ越しをしました。  最初は、新しい庁舎で非常にいいかなと思ったんですが、その間、実は地元では、区役所の職員が約1,000人ぐらい、いなくなってしまうということで、地元の商店街の方々は大変な思いをしたというふうに、そういった記憶がございます。 ◆いいくら昭二 委員  副区長も手を挙げていただいたんですが、何か感想ありますか。 ◎長谷川 副区長  当時、災害対策で本部である区役所はこちらに、というふうなことで動きましたけれども、最初来たときは、千住から比べると利便性の面でどうかなと思いましたけれども、やはり通ってみると、やっぱりこちらに移ってよかったなということを今、実感しております。 ◆いいくら昭二 委員  やはりいろいろな意見があると思うんですけれども、やはり昔は、役所も千住にあったと。  今、この中央本町にあるということで、やはり、まちというものは、人とともに、生き物と同じような形でどんどん進化をしていかなくてはいけないと、私自身は思っているわけでございます。  その結果として、住みたい街(駅)ランキングということで、20位に評価されているということで、そうしますと、過去を振り返ってみた場合に、今、現状においては、私はこの結果というのはよかったと思って。  例えば千住に庁舎ホールがもし残っていた場合、中央本町ではなくて、あった場合というのは、千住のまちというのは、どういう町並みになっていたか、副区長、どうお思いでしょうか。 ◎長谷川 副区長  区役所が残っていたら、というところはなかなか想定しにくいんですけれども、まちの大きな動きというのは、区役所も動いてできてきたのかなというふうに考えておりますので、今、いいくら委員がお話ししたように、まちというのは大きく変わっていきますので、様々な動きの中で、まちが発展していくのかなと改めて実感しております。 ◆いいくら昭二 委員  私が聞く話によりますと、千住庁舎というのは手狭になっていて、やはり今後の足立区の発展のためにという、そういう角度からもという話も私自身は聞いております。  たらればの話を言ってもしようがない。でも、現実の評価としては20位になったということにおきましては、このコストパフォーマンスというのは、すごく了とすると私は認識しておるんでございますが、どうでしょうか。 ◎政策経営部長 今回、北千住駅が、住みたい街(駅)ランキング20位ということなんですけれども、前年から比べて得点がジャンプアップした駅、まちの第6位というところで、足立区もそのジャンプアップして自治体として9位という形で、やはり、北千住駅のジャンプアップが足立区全体を引上げていただいているという認識がありますので、今後もそういったまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非とも、まちづくりというのはいろいろな批判もあるかも分かんないんですけれども、恐れず、また、しっかりと進めていっていただきたいと思っております。  この北千住駅というのは、6路線が乗り入れているのは先ほどお話させていただいたんですが、乗降客が、私が聞いた話だと160万人とも言われているんですよ。この現状、乗降客数というのは、区としてどのように把握しているでしょうか。 ◎工藤 副区長  ちょっと正確には把握していませんけれども、160万人ぐらいで大体推移しておりましたけれども、このコロナで2割から3割減っているというのがここのところです。 ◆いいくら昭二 委員  2割3割減という乗降客数を、やはりしっかりと、この6路線に使っているわけでございますので、この足立区をどのように知ってもらうのか、また、どのように認識してもらうのかというのが、次の周知、また、啓発になってくると思うんですけれども、この現状と新年度予算において、足立区をどのように発信していくかと。その駅での認識、また予算付け、その施策についてお伺いします。 ◎報道広報課長 来年度予算に関しましては、先日もちょっとお話ししたんですけれども、区外の意識調査、アンケート調査ですとか、また、区外に売っていくための下地づくりの委託というような金額を持っておりまして、駅に限ってはおりませんけれども、駅というのは一つ魅力あるものであると思いますので、その中で検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非とも積極的な形で推進をよろしくお願いします。  一方で、首都圏の穴場だと思うまちランキングで、既に発表されているんですけれども、この見出し、リードによると、1位は4年連続あの駅と掲載されていましたが、あの駅とはどこか分かりますか。 ◎報道広報課長 北千住駅だと思います。 ◆いいくら昭二 委員  これは、たしか4年ほど前にも、今の長谷川副区長とも議論させていただいたんですけれども、穴場のまちランキングでナンバーワンで、住みたい街(駅)20位というこのギャップはどうしたものかということで議論させていただき、その当時、副区長の方からいろいろな議論があったんですけれども、その後、どのような形で改善というか、進めたのか、その点についてお伺いします。 ◎長谷川 副区長  穴場のまちというのは、やはり十分そのよさは知られていないけれども、実際住んでみると非常にいいというふうなところで、特に若い女性には、足立区、住みたい街(駅)ランキングで非常に高いというふうなところがありますので、足立区の魅力、そして千住の魅力を、積極的に正に外部に発信していくことが実態の価値を正当に評価していただけるのかなというふうに思っております。 ◆いいくら昭二 委員  具体的に、たしか4年ほど前にも同じような御答弁いただいたんですが、4年間たって、先ほどの白石委員からの話で、必ず委員からの質問はしっかりと検討する、ということなんですけれども、どのような形でやったか、その点についてお伺いいたします。 ◎区長 かつては穴場と言われるだけでも喜び合った時期もありましたが、今はもうそれだけでは満足できない。その先の、本当に住みたいというこの20位をいかに上げていくかというところに軸足が移ってきております。  1つ2つのことではなくて、千住を私たち行政が主体というよりも、既にまちの中に様々な媒体が育ってきて、例えば古民家を活用した新たな商店の展開ですとか、または、藝術大学を拠点にした新しいアートの動きですとか、やはり勢いのあるまちというのは、一定程度行政が方向を向けると、そこに自然発生的に様々な可能性が集まってくるということですので、あえて行政は、もちろん情報発信の点ですとか底上げをする点、様々に支援はいたしますけれども、やはり行政がつくってしまうと面白みもないと思いますので、今ある千住の強みというものを、いかにこれから更にパワーアップしていけるかというところでお手伝いをしていきたいと、様々な面で御支援していきたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非とも、また新年度予算におきましても、よろしくお願い申し上げます。  北千住駅のホームドアの整備についてでございますが、これもいつも質問させていただいているんですけれども、今、6路線ある中において、このホームドアの設置の現状と今後の計画についてお伺いいたします。
    ◎企画調整課長 東武鉄道の北千住駅につきましてはもう完了しているというところで、今、東武鉄道の方で、小菅駅・五反野駅・竹ノ塚駅・西新井駅等について、ホームドア設置の準備工事、また、設計等をさせていただいている。竹ノ塚駅については、もう御承知のとおり3月中に一応設置するという状況でございます。 ◆いいくら昭二 委員  北千住駅に限ってでお願いしたいと。あと、ほかの駅はどうでしょうか。 ◎企画調整課長 北千住駅につきましては、JRについては、まだ。来年度以降という形になっております。  千代田線については、もう設置済みという状況でございます。 ◆いいくら昭二 委員  常磐線は、やはりJRということで国の管轄になってくるんですけれども、これはいつ頃の予定になって、予定計画表では私も存じ上げているんですけれども、一日も早くという思いというのは、やはり足立区民の皆様方、皆同じ思いだと思うんですが、その点は区としてどのように推進していこうとしているんですか。 ◎企画調整課長 JRについては、まだ相当先というところで聞いております。  また、もう少し前倒ししてできないかというところは、JRの方にも早くできるようにということで、区としても要望させていただきたいなと思います。  北千住駅の1階のホームにつきましては、令和4年度以降ということになっておりますので、こちらも早く設置できるような形で要望させていただければと思います。 ◆いいくら昭二 委員  その要望をしっかりと届けていただけますように、よろしくお願いいたします。  また、次なんですけれども、北千住駅東口前の駅前通りについてでございますが、この北千住駅東口前の駅前通りは現状幅員が7mで、計画では両幅2.5mずつ拡幅する予定になっているんですけれども、道路の拡幅状況についてはどうでしょうか。 ◎市街地整備室長 以前は、道路拡幅は沿道の皆様に御協力をいただいて、用地買収をして広げていくという試みをさせていただきましたが、現在は、北街区、南街区の再開発準備組合の動きがあるということもございますので、その動向を今注視しているという状況でございます。 ◆いいくら昭二 委員  注視することも大切なんですけれども、実は、また新年度に入りまして、4月から新入生もまた来ます。  ソフト面での安全対策というのは、どのような予算付けをしているんでしょうか。 ◎市街地整備室長 通学に関する予算付けはしておりませんが、大学、それから足立学園には、まちづくりの一環として、交通安全、生徒たちの安全にかえるような試みをお願いしてまいりたいと思います。 ◆いいくら昭二 委員  先ほどありましたように、本当に夢大きく、北千住駅を利用される方にも、安全対策というのは足立区自ら率先してよろしくお願い申します。私からは、以上でございます。ありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  岡安委員。 ◆岡安たかし 委員  引き続き、岡安です。よろしくお願いいたします。  初めに紹介なんですけれども、東京23区の2022年度当初予算案、一般会計が出そろいまして、この一覧を見ますと、今回の予算、足立区はこの令和3年度より来年度は1.1%増えている予算ですけれども、23区、実は港区と台東区だけは前年度よりもマイナスなんですが、ほかの21区全てが増の予算でして、足立区のこの1.1%というのは下から3番目ということで、何と中央区なんか18.4%増えているという、どこの区もすごい増の予算になっております。  特筆すべきは特別区民税。特別区民税がこれも驚きました全区が増えていまして、一つもマイナスの区はないんですね。  足立区は上から3番目なんです。江戸川区なんか12%ですよ。足立区は8.7%ですけれども。港区は17.9%増えているということで、どの区もこういう区民税ほか増の予算を背景に、このような前年度を上回る予算を組んでいるんだなというのが分かりました。  ちなみに特別区交付金は、足立区というのはすごい多いんだろうと思っていたんですが、金額が多いんですよ、1番なんですけれども、増減としては下から4番目なんですね。  お隣の葛飾区は11.6%、江戸川区が14.6%の伸びで、足立区は9.6%ですから、やっぱり足立区は金額は多いにしても、この令和3年度、令和4年度の増としては、決して多くないというのが分かりました。これは紹介です。  本題に入ります。予算編成のあらまし、7ページ。  足立区の経済状況のところなんですが、イの区内事業者へのアンケート結果で、インターネットの活用を推進できる人材がいないと回答した企業の割合が、52.4%と一番多いことになっていますね。  そして、このアンケート結果を受け、支援策を予算化したのが、予算編成のあらましの32ページの下段に、2番のところに記されているんですけれども、新規事業を検討されたのはよいことだと思います。ただ、この新規支援事業に結び付いているのが、アンケート結果の2番目、3番目に多い項目のことしか書いていないような気がするんですが、先ほど申し上げた一番多かったネット活用を推進する人材への対策はどうなっているのか、この度の予算にどのように反映されているのか、まず伺います。 ◎企業経営支援課長 今、岡安委員御紹介いただきましたWeb活用アドバイザーの方を令和4年度から新設させていただくんですけれども、こちらのアドバイザーの方から事業者に対してのアドバイスを受けて、インターネットの活用を少しずつ進めていきたいというところで考えております。 ◆岡安たかし 委員  人材がいないということですから、人材を育てていくということが、常にアドバイザーを使って利活用するというより育てていくというのが大事だと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 岡安委員おっしゃるとおり、ITを使いこなせる人材の育成というのは、非常に重要なことと考えております。  ハローワークですとかそういったところでのITの教育の、支援施策というものの御紹介というのはさせていただいているんですけれども、まずは小規模な事業者にとっては、なかなか人を増やすということが難しいところではございますので、まずは使えるところから始めるというような形で考えております。 ◆岡安たかし 委員  息の長い話になるかと思います。よろしくお願いします。  ネットの活用は、これからの時代、本当に個人も企業も必要だと思います。ただ、年齢やこれまでの経緯から、ネットが苦手な方、パソコン苦手な方も一定程度いらっしゃるのも確かでして、ここにはホームページ作成のところには、伴走のことが書いてあるんですけれども、このWeb活用に関しても、最初だけではなくて、ある程度伴走して支援していくことが必要と思いますけれども、いかがですか。 ◎企業経営支援課長 正に岡安委員おっしゃるとおりでして、最初に始めただけ、例えばホームページも作っただけで終わりというのが過去もちょっとございました経緯もある関係で、今回ホームページ作成助成もさせていただくんですけれども、事後的な支援も伴走的にしていきたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。寄り添いながら、Webの方もしっかり支援していただければと思います。  次に、予算編成のあらまし59ページ、60ページから、災害に強いまちづくりについて伺います。特に、燃えにくいまちづくりという視点で伺いたいと思います。  震度6強とも震度7とも想定される首都直下地震の際、木密地域が広がる足立区の被害想定を考えると、建屋の耐震性能向上も重要ですけれども、火災への備えが求められると思います。  墨田区は、最近墨田区を例に挙げる委員の人が多いんですけれども、私もちょっと墨田区で。  墨田区は、燃えない壊れないまちを実現するための新たな取組として、耐火性能を高めることを主眼に置いた耐震補強工事として、区独自の改修仕様を定めた防火・耐震化改修促進助成事業を進めています。  これは、防火性と耐震性を向上させる改修工事を対象に助成するもので、足立区にも現在、燃えにくい建物に建て替える場合の助成制度はあります。ただ、条件として、不燃化特区域内の建物で、リフォームや改修工事ではなく、あくまで建て替えとなっております。  今までの住まいの解体費及び、次に新築する建物の設計監理費の一部を助成するというものですけれども、震災に強い建物にしていくという意味では、建物の新築に限らず既存建屋の耐震改修にも助成制度を設けていく、このような墨田区のやり方というのは大切だと思います。  この墨田区のように、少ない費用と短い期間で行うことができる改修にスポットを当てることが必要だと思います。  当区は、ブロック塀の倒壊防止や家具・塀などの転倒防止工事及び感震ブレーカー設置にも補助制度を拡充し、要件も少しずつ緩和して、使い勝手をよくしていったことは評価できると思います。  ただ、幾ら耐震改修しても、揺れには強くなりましても、一たび火災が発生し、風も吹いていれば、木造密集地域はもちろん、木造密集地域でなくても火災は広がってしまい、大きな被害は免れません。  そこで、当区の耐震助成制度に、燃えない、燃えにくい耐火仕様へのリフォーム、改修工事への助成をメニューに加えられないか、要望したいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎建築安全課長 岡安委員おっしゃるとおり、今、耐震というと建物の強度だけということになっております。  火災については、感震ブレーカー等ありまして、住宅リフォームですと、老い支度ということで、いろいろ助成をさせていただいていますので、今後、墨田区の状況も確認しながら研究していきたいと思います。すみません、今の時点ではまだ、ちょっと私の中でも整理できていませんので、申し訳ございません。 ◆岡安たかし 委員  今回全く根回ししていませんので、すみませんね、急に。  ただ、これは本当に大事な視点だと思うので、是非しっかり、墨田区だけじゃないはずです。研究というか検討を前向きにお願いしたいんですね。  住宅改良助成制度に、耐震メニューとして耐震ドアの設置、1か所8万円が新規に加わった。こういう点もよかったと思います。  しかしながら、忘れた頃にやってくる震災への備えとして、地震や火災に強い住宅そのものがやっぱり大事だと思うんですね。燃えにくい住宅へリフォーム改修でも助成をして、木密地域だけではなく区全体を震災、そして火災に強い住宅のまちへと強化すべきと思います。改めて決意をお願いします。 ◎建築室長 岡安委員おっしゃるとおり、揺れに強いだけではなく、火災に燃えないのは大事だと思いますので、しっかり研究、検討したいと思います。 ◆岡安たかし 委員  よろしくお願いしたいと思います。  また、やはり墨田区の例ですが、これまでに区の助成制度を活用して耐震改修等の工事を実施した事例について、情報紙やホームページで紹介をしています。区のホームページには、「耐震性が不足していたら、住宅の補修や間取り変更などのリフォームをしても地震で壊れてしまうかもしれません。是非、区がお勧めする、木造建築物を地震に強くする方法を御覧いただき、区事業の活用を御検討ください」と言って、ちょっとちっちゃくて申し訳ないですが、このように写真付きの改修事例というんでしょうか、こういうのを紹介しているんですね。       [資料を提示] 高齢世帯対象やファミリー世帯など幾つかのパターンで事例紹介しております。  実際の施工事例を、間取りや写真、ビフォー・アフターを確認できることは、文字のみの説明では分かりづらかった部分も理解できて、大変に分かりやすいと感じました。  当区も、このような目で見れる、視覚に訴える取組も、ホームページ上などで必要かと思うんですけれども、いかがですか。 ◎建築安全課長 実は、職員の方からもそういった話とかいろいろ出ておりまして、ブロック塀の傾き関係でカットする施工前・施工後とか、耐震関係も見た方が分かりやすいんじゃないかという話が実際出ておりますので、ちょっと、なるべく早めに何かそういったものをアップできればということ。  それとそのときに話出ました。やっぱり個人の家なので、どこまで出していいかとか、ちょっとそういったものがありますので、その辺は相手に確認して、いわゆるリフォームのサンプルと言うとおかしいんですけれども、そういったものを出していければなというふうに思っています。 ◆岡安たかし 委員  今おっしゃるとおりです。恐らく、しっかりと所有者の、また、施工物件の該当の方の了解を得た上で、墨田区も載せているんだと思いますけれども,非常に分かりやすいので、お願いしたいと思います。  次に、補助第140号線、つくばエクスプレスの青井駅通りの違法駐車について強く要望したいと思います。  御案内のとおりこの青井駅通りは、環状7号線から南下していきますと、綾瀬新橋がある補助第138号線で、以前はT字路で行き止まりでしたけれども、足立消防署綾瀬出張所がある補助第136号線まで通れるようになりまして、大変便利な道路に生まれ変わりました。と同時に車両の数もぐっと増えまして、自転車・歩行者ともに、交通安全面ではこれまで以上に注意が必要になっております。  そんな折、特にここ二、三年、非常に増えたと私も感じているんですが、とにかく大型車の駐車が増えていまして、もちろんここは駐車違反ですよ。工事関係の大型車は、朝早く5時、6時台から、エンジンをつけたまま駐車していて、冬ですから暖房を入れているんでしょうね。運転手は仮眠を取るなどしているんです。  青井駅から江北高校横の公道側までかなり止まっています。沿道の区民の皆様は、エンジン音や排気ガスに悩まされ、区へも、このような大型車両の駐車違反について何度か相談している方もいると伺っております。まず、この件について区は認識していますでしょうか。 ◎交通対策課長 はい、存じ上げております。 ◆岡安たかし 委員  区に相談した方々からは、区からは警察に通報するしかないんですと言われ、しょっちゅう警察に通報して、ただ、皆さん想像つくとは思うんですけれども、警察が来ても、一周してまた、5分ぐらいしてまた戻ってくるだけなんですね。  昨年には、とうとう腹に据えかねた近隣住民のお一人、壮年の方が直接大型車両に次々と詰め寄り、言い合いになって、大きなトラブルにもなりかねないような、そんなことも起こったそうであります。  青井駅通りには、都営住宅や戸建て住宅街と信号のない小さな通路というか、車道でつながっているところがいっぱいありまして、そのような道から大通りであるこの駅通りに車で出る際には、一旦広い歩道の手前で安全確認をして、普通ならそこから見通しもいいですから、すぐ青井駅通りに出られるんですけれども、びっしりと大型車両が止まっていますから、大型車と大型車の間から少しずつ出ながら、毎回ヒヤリ・ハットの連続で、その大型車両の間から出てかなきゃいけないという、こういうストレスも抱えているんですね。  最近では、大きな事故でも起きないと行政や警察は動かないのだろうと、諦めの雰囲気が漂っていて、このような状況は、生活環境の悪化や交通面の安心・安全の上からも決して見逃してはならないと感じますが、区としても、東京都や警察と連携して、この大型車両の違法駐車対策を講じるべきと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 岡安委員御指摘のとおりだというふうに感じております。  私の方にも、区民の声もいただいております。また、私も何回か見させていただいておりますけれども、現場の方は自転車のレーンもございまして、トラックが止まっていることで自転車が通れないというようなこともございます。  その自転車は歩道へ行ってしまうというような悪循環もございますので、都道でもございますので東京都とそれから綾瀬警察、私どもと一緒になって検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  おっしゃるとおり、自転車通行帯がしっかりできているのに、そこを塞いじゃっていますから、2mぐらいグルッと車道に出てきちゃうんですね、自転車が。危ないですよね。  この自転車通行帯の境辺りに、例えば赤いポールというんでしょうか、たまにありますよね。設置するのも有効なのではと近隣住民からの要望もあります。東京都や警察に、対策もそうですし、区としてもこんなのどうかという、そういう工夫を一緒に要望していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎工藤 副区長  ポールを設置しているところもありますので、そういうところもちょっと調査してみたいと思います。  それと、ソフト対策として、その車がどこの、例えば工事の車両なのか。例えば大規模工事をやっていて、区が調整しているときには、そこの工事の車は止めないようにという指導もしているんです。  ですから、実際そのダンプがどこに行くのかというのをちょっと調べさせていただいて、その本のところに注意をするというのも一つあると思いますので、そこをやっていきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  先ほど言い合いになったおじさんの話では、綾瀬小学校の工事だったということで、結構、当然青井ですから、地区内の民間もあるんでしょうけれども、行政の工事のもあるのかなと思います。  なかなか難しいですけれども、どこで待機するか。私も前職は工事関係の会社でした。ああいう運搬車というのは、もう時間が決まっていますから早めに行かないと大変なんですね。工事のスケジュールを全て狂わせてしまいますから、他業者の。早めに来てどこかで待機するというのはもう慣例になっていて、あのような広い場所というのは非常に便利に使われるんだと思うんですが、やっぱり近隣住民の悩みを考えると、これから特に夏になると窓を開けると思います。排気ガスなんかが入ってくるというこの苦しみを、皆さん想像していただければ、是非、対策をよろしくお願いしたいと思います。  次に予算編成のあらまし69ページ、あだち電子図書館についてですけれども、私はかねてから、DVDの増設や電子図書の拡充を要望してきましたので、電子書籍の充実はありがたいんですけれども、今年度、先行自治体の運営方法を参考にするため、積極的に他自治体と情報交換を行っていくとのことでしたけれども、進捗状況はいかがですか。 ◎中央図書館長 電子図書館につきましては、23区でも今年度導入している区が多くございますので、いろいろと情報交換をさせていただいているところです。 ◆岡安たかし 委員  その進捗を聞いたんですけれども、まあいいや。  今年度は、児童書を中心に約2,000タイトルからスタートするということでしたが、令和4年、来年度の拡充予定はどれくらいになりますか。 ◎中央図書館長 令和4年度では追加で2,000タイトル購入する予算を計上させていただいております。 ◆岡安たかし 委員  今年度が2,000タイトルじゃなかったんですか。 ◎中央図書館長 今年度、令和3年度当初予算に2,000タイトル、12月補正で1,000タイトル追加で3,000タイトルという形になっていまして、来年度は更に追加で2,000タイトルという形になっています。 ◆岡安たかし 委員  そうすると、2,000に1,000、2,000。5,000タイトルということですね。  一瞬、多いように思いますけれども、全体の書籍の数からいくと、まだまだ、やはり読みたい本が読めないという状況かと思います。  区民の皆様に、更に利便性のいいように拡充をお願いしたいと思うんですが、調べ学習等にも活用できるように、デジタル資料の提供も視野に入れているかと思いますけれども、今後の方針はどうでしょうか。 ◎中央図書館長 調べ学習というところでいきますと、電子図書館の利用につきましては、タブレット等で小・中学生のお子さんにも見られるような形になっていますので、まずは、今ある電子図書館を小・中学生のお子さんたちにしっかりPRするところに力を入れていきたいというふうに考えてございます。 ◆岡安たかし 委員  PRして、しかも使い勝手がいいように、そういう資料関係、この辺の拡充というのは課題じゃないかとは思うんですけれども、これは各自治体が課題で挙げていますのでね。そちらの方の推進もよろしくお願いしたいと思います。  この69ページには、今、正におっしゃった全小学生に1人1台のタブレット導入を好機と捉えうんぬんと書かれていますね。これは教育所管の考え方もあると思うんですけれども、タブレットを家庭に持ち帰って、電子図書館を通じて読書できる環境を整える、こういう方針でよろしいんでしょうか。 ◎中央図書館長 はい。そのような形に向けて教育委員会と連携をさせていただきたいというふうには考えてございます。 ◆岡安たかし 委員  昨日のやり取りで、家に持ち帰れるのか帰れないのか、ちょっとはっきりしないようなそういう答弁もありました。学校によって違うとか、ルールがまだはっきりしていないとか。  その辺、今の話ですと、家庭に全部持ち帰れるということでよろしいんですね。 ◎教育政策課長 どの児童・生徒も、家に持ち帰ることができるということになってございます。 ◆岡安たかし 委員  家に持ち帰って読書できる環境を整えるという点では、先ほどの5,000タイトル、やっぱり児童書を中心と言っても、小・中学生向けもしっかり広げなきゃいけないと思うんですけれども、本だけじゃなく。その点いかがでしょうか。 ◎中央図書館長 中学生向けのライトノベルですとか、小説ですとか、そういったものもラインナップとして力を入れておりますので、引き続き、その方向では進めていきたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  タブレット利活用は、ネットリテラシーの推進はもちろんですが、ネットにつなぐ上でのフィルタリングが大事かと思います。  児童・生徒へ配付したタブレットは、足立区独自のフィルタリングがされているのか、どのようなものなのか、教えていただけますか。 ◎教育政策課長 足立区では、先生方のタブレット、それから児童・生徒のタブレットには、フィルタリングソフトを活用しています。
     アダルトサイト等をはじめ、不適切なサイトにはつながらないように工夫をしながら、設定をしているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  言葉の面でのフィルタリングというのはあるんでしょうか。  例えば「殺す」とか「ぶっ殺す」とか、そういう表現が入っているものはつながらないとか、そんなのあるんですか。 ◎教育政策課長 大きなカテゴリーが24、それから小さなカテゴリーが150と細かい設定があるんですけれども、それはサイトの性格上のカテゴリーですので、例えば同じ用語を入れたからといって、それはつながらないとかというわけではなくて、そのサイトにはつながらないという、その分野のサイトにはつながらないというような、そんなフィルタリングになってございます。 ◆岡安たかし 委員  小説の中には、いろいろな表現の小説もあると思うんですね。それが子どもにふさわしいかどうかというのは別として、電子図書館で読めれば、大人の小説も読めてしまいますので、そこは保護者とか、また学校でも、様々議論していかなきゃいけないところだと思いますけれども、これは足立区独自のフィルタリングではないということですよね。まあ、いいです。  このフィルタリングの考え方は、区市町村ごと、例えば23区もばらばらなんでしょうか。区として、多分民間開発の市販のものを使うと思うんですけれども、メリット・デメリット、先生方や保護者、児童・生徒の考え方も聞きながら検討していくことも必要と思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 フィルタリングについては、岡安委員の御指摘のとおり、民間のソフトを使ってございます。  細かい設定があると先ほど申しましたけれども、それぞれの自治体がいろいろな考えを基に、これは設定する、これは設定しないというなことを決めています。  足立区もそのようにしていますけれども、学校の現場の声を聞きながら、あるいは民間事業者、学校の現場の先生、それから大学の先生なんかの意見を聞きながら、細かく設定をしているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  他区の情報も得ながら、何か足立区だけ特別ちょっと違うというふうにならないように、是非お願いしたいなと思います。  最後に、空き家の利活用について伺います。  平成28年に区が実施した空き家の実態調査では、空き家の利活用について、利活用したい・条件次第で利活用したいは約66%にも上り、利活用を考えているケースについては、賃貸住宅として貸し出したいが30%と最も多かったんですね。  例えば、所有者と協力して、区が改修費の一部に補助を出して、子育て世帯向けの賃貸住宅に生まれ変わらせるとか、バリアフリーの高齢者世帯向けの仕様にしていくとか、住宅需要に対しての空き家利活用、また、そのための助成制度、これも検討していく必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎区長 そのアンケートの直後に、貸したいという方に具体的にお話を伺うと、期間が、例えば転勤している間・出張している間の1年間ですとか、なかなか長期間に貸していただける物件が少なかったということもございます。  ただ、御指摘踏まえて、そうした需要があるかどうか、また、物件があるかどうかは、引き続き、確認させていただきます。 ◆岡安たかし 委員  ごめんなさいもう時間もないので。  他区・他市の空き家の利活用事例を見ていますと、やはり住宅需要に対して、かなりいい施策を打っているなというのを感じますので、是非、前向きによろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○ただ太郎 委員長  次に、共産党から質疑があります。ぬかが委員。 ◆ぬかが和子 委員  午前中最後ですので、よろしくお願いします。  私は、実は足立区議会で唯一の足立区文化・読書・スポーツ推進委員会の文化の専門部会員なんですね。なので、昨日も質疑があった、5年生の子どもたち全員に劇団四季のミュージカルの観劇体験を提供するということについて、質問をします。  私、文化の専門部会の中でも、昔は日生劇場に6年生全員が観劇に行ったと。私は「雪ん子」というお芝居だったんですけれども。  その議論した当時、今は、親が文化に関心のある家庭しかシアター1010の観劇もできないと。縁のない子どもが参加できないということを話したことがありました。  区制90周年スタート事業ということですけれども、今年だけというのは本当に絶対にやめてほしい。毎年子どもたちが体験できるようにしてほしいというふうに思っていますが、改めてお伺いします。 ◎生涯学習支援室長 ぬかが委員おっしゃるとおり、こちらの観劇につきましては、効果が出るまでかなりの期間が必要と考えてございますので、継続して実施したいと考えてございます。 ◆ぬかが和子 委員  歴史的に見ると、かつて日生劇場で毎年やっていたものが、日生劇場の無料招待が中高生対象になっちゃったんですね。  それから学校では、各学校ごとに体育館に劇団を呼んでいた時期もあったんだけれども、シアター1010が完成した約20年前に、学校ごとの観劇体験をやったけれども、これも平成24年に廃止をしたと。  そのときに何て言っていたかというと、親子で一緒に文化芸術を選んで楽しめるようにしたい。するのが大事なんだ、というふうに答弁しているんですよ。  私たち、その後も、これは本会議のところでですけれども、繰り返しいろいろ申し上げてきて、とりわけ、子どもの貧困対策をやっている足立区として、親が多忙で、また、ネグレクトとかそういう困難を抱えている子どもは、親が申し込まなきゃ、この文化に触れる機会すら与えられていないと。これは平成28年のときの質問なんですね。  そのときの区の答弁は、子どもだけでの申込みも可能になるように、会場を含めた実施方法について検討してまいりますというのが、平成28年の答弁だったんです。  子どもが申し込めるかどうかということ、そこじゃないでしょうと。みんなが体験できるというのが大事だよねということを当時も言っていたんですけれども、是非そういう立場で継続していっていただきたいというふうに思います。  それから次に、西新井駅西口の改善問題ですけれども、これは本当に党派を超えた地域の悲願だと思っています。やっと仮設ではありますけれども、エスカレーターと大型エレベーター、屋根のある階段が実現します。これは今年9月までに完成ということですけれども、間違いはないでしょうか。遅れはないでしょうか、お伺いします。 ◎中部地区まちづくり担当課長 遅れなく、予定どおり、9月開設ということで動いてございます。 ◆ぬかが和子 委員  横断歩道が入り口に2本あって交通が阻害されているという問題では、バスの定時運行にも支障があるということで、私も繰り返し求めてきましたけれども、昨年の12月の委員会では、今後、横断歩道の長さを短くするなどの報告がされましたけれども、横断歩道を1本にしてほしいということも前向きな答弁されていましたけれども、この見通しはどうでしょうか。 ◎工藤 副区長  私も現地を見まして、警察とも協議をしました。警察としては、2本を1本にすると、更に混雑して横断者が増えて、更に交通の改善につながらないという今のところの判断ですので、1本にするのは、ちょっと難しいかなというふうに思っています。 ◆ぬかが和子 委員  12月の議事録読んだら、1本にするのも前向きにやっていくような答弁していましたよね。 ◎市街地整備室長 駅前広場が出来上がる時点では、1本になるというような調整をしているという御答弁を差し上げたと思います。いつの段階でできるかというのは、継続して協議していくという答弁だったと思います。 ◆ぬかが和子 委員  またこれも本当に党派を超えて強い要望が寄せられているこの交差点の信号機の設置、それから、開通した主要区画道路②、ここのT字路等の信号機、こういうものも欠かせないと思うので、是非強く働き掛けをしていただきたいんですが、どうでしょうか。 ◎交通対策課長 信号機の件につきましては、西新井の西口の入り口の部分につきましては、すぐ隣の信号があるというようなことで、基準的にちょっと難しい部分があるという話を伺っております。  しかしながら、議会等でのお話もいただいておりますので、私たちの方でも警察の方には要望させていただいているところでございます。  あと、主要区画道路②の方の、セブン-イレブンの前辺りのところがT字路になっていて、というようなことかと思うんですけれども、そちらにつきましても、全体をちょっと見ながら、どこかには設置いただきたいということは要望させていただいております。 ◆ぬかが和子 委員  現状や、警察署がこの間こう言っているということは分かっているのね。だから、更に強く働き掛けをしてね、という質問をしているので、是非ちゃんとやっていただきたいと思います。  それから、昨年の8月の委員会の報告の中で、交通駅前広場についての事業認可、今年3月予定ということで、認可がこの3月に間違いなく下りるのかということ。  それから、令和6年度、令和7年度が、基本設計・詳細設計で、つまり4年後からは整備工事に入るということで、東武鉄道の駅ビルはどうなるのかと。  駅前広場の工事の後だと困難だということをずっと言われてきているということを考えますと、あと、工事入るまで4年なわけですよね。一刻も早くというのが地域の皆さんの願いなんですけれども、見通しはどうなのかお伺いします。 ◎中部地区まちづくり担当課長 東武鉄道の駅ビルに関しましては、皆さんも一刻も早くスケジュールを知りたいということですけれども、まだスケジュール、はっきりしていません。  ただ、駅前交通広場のスケジュールははっきりしてきておりまして、東武鉄道にもう従前から強くこのスケジュールで動くと伝えてきておりますので、東武鉄道の建設スケジュールを待つことなく、区の方は、交通広場を整備していきたいと考えてございます。 ◎市街地整備室長 補足させていただきます。  そういうスケジュールを東武鉄道は認識しているので、駅ビル建設については交通広場に合わせて、その前になろうかというところを含めて、スケジュール調整、それから、要望を引き続きしてまいりたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  事業認可3月は大丈夫ですか。 ◎道路整備室長 事業認可者である東京都に今、申請中でございますので、何もなければ、3月中に許可が下りる、認可が下りる運びとなっております。 ◆ぬかが和子 委員  それと、以前、西新井駅の東西駅前の清掃回数が違うというのを聞いて、驚いて、西口の方が回数が少ないという時期があったと伺いました。それを指摘してきたわけですね。  今は、東武鉄道が毎日、西口・東口とも1回ずつ清掃しているということを聞いたんですけれども、ただ、相変わらず西口、汚いんですよ。  よく考えると、やはり早朝から深夜まで、駅前の大型店、ドン・キホーテが営業しているというのも関係していまして、私たちも毎週月曜日の朝は、駅前のごみ拾いをやっているんですけれども、本当に駅入り口が、駅ビルが廃墟のようになっちゃって殺伐としている中で、正に割れ窓状態。  いわゆるブロークン・ウィンドウ、ビューティフィル・ウィンドウズのスタートになった、そういう割れ窓状態だということで考えると、せめてごみのない西新井駅西口へ、区としても心を砕いていただきたいんですが、どうでしょうか。 ◎工事課長 今、西新井駅西口と東口の清掃の回数が違うと。御指摘のとおりでございます。東口と同じ回数はちょっと難しいんですけれども、西口については、来年度、回数を増やす方向で考えていきたいと思っております。 ◎市街地整備室長 駅の階段についての清掃についても、引き続き要望してまいります。 ◆ぬかが和子 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  それから、竹ノ塚駅の鉄道高架化により、ついに東西が分断されて、通行に困難が伴うのはもう西新井駅だけになったという中で、東京都の方が、橋梁のバリアフリー化、これを進めるために、対象となる道路の橋梁を上げているわけですよね。その中には飯塚橋、これは葛飾区でも議決していますけれども、誘致ということで。だけでなくて、環状7号線の西新井跨線橋も入っています。優先順位等は、これから自治体などの意見を聞いて定めるという話も聞いていますので、是非、環状7号線の西新井跨線橋のバリアフリー化、これも働き掛けていただきたいんですが、どうでしょうか。 ◎都市建設部長 東京都の方で、たしか足立区8橋、候補が挙がっていて、ちょっと優先順位はこれからまた東京都と相談してやらせていただきたいと思っています。  ただ、東京都の方がどういう形で区に言ってくるのか、まだ分からないので、その辺を見極めて進めたいと思っています。 ◆ぬかが和子 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、区民農園のことですけれども、区民農園は、農地・緑地の保存はもとより、高齢者など区民が元気に農作物を育てる、いわゆるフレイル予防などの相乗効果もあります。何とか増やしてほしいということを繰り返し求めてきましたけれども、減る一方でした。幾ら募集しても当たらない、何とかならないかという声も寄せられております。  そういう中で、この第二次あだち都市農業振興プランでは何て言っているかというと、高齢化や担い手不足により耕作が難しくなった農地については、都市農地保全や農業理解や農業との触れ合いを提供する場として区民農園として活用すると。  生産緑地でも区民農園の開設が容易になったので、今後は農業者の意見や要望に基づいて、生産緑地所有者を含めた新たな区民農園の開設を目指すと。その指標としては、申込み者数が3倍を超えているから、状況を改善するために、10年後には申込み倍率が1倍程度になるよう、年間で140区画を増やすということを指標としております。  計画では、平成31年度に713区画、ここからスタートして、令和6年度、つまり3年後には1,400区画にすると。  令和11年度には、2,100区画を目指すというふうになっていますけれども、現在何区画あるのか、また、新年度140区画増やせる見通しがあるのか、伺います。 ◎産業政策課長 現在の区画数につきましては、729区画になってございます。  新年度につきましては、令和4年度はなかなかちょっと難しい状況でございますが、令和5年度には、特に区民農園、倍率が東部地区ちょっと高い状況でございますので、そちらの方の開設を目指しております。  なお、振興プランの方では、その指標の考え方のところで、農地所有者の農地の提供があった場合に開設するという附帯記載も書かさせていただいているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  もともと、いわゆる2020年問題ということで、これで、舎人、入谷地域や興野なんかもそうですけれども、いわゆる生産緑地がなくなるというのはもう足立区の懸念材料なわけですよね。  ですから、それを逆にチャンスと捉えて、区民農園にしていくということが非常に大切なんじゃないかというふうに思っています。  東京都の方の生産緑地買取り活用支援事業、この事業というのは、要はそういうふうに農の活用をした場合、区民農園とか福祉農園、体験農園、これに活用した場合には、半分、東京都がお金を出しましょうと、こういう制度も今スタートしているわけですよね。  だから、こういった枠組みも使ってやはり積極的に進めていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎産業政策課長 農家の方と特に生産緑地、特定生産緑地に切り替えるところであるとか、資産の活用についての御相談、多く受けるところでございます。  農地としては保全したいけれども、なかなか営農が難しいであるとか、そういったところでございますので、ぬかが委員御指摘のことであるとか、区民農園への固定資産税が免除になるお話であるとか、様々な情報提供をしながら進めてまいりたいと考えてございます。 ◆ぬかが和子 委員  この仕組みの枠組みは、もう買い取るわけですよ。買取りの枠組みをしっかり示せるということが、やはり農業者が、その後、どうしようと、高齢化の中で考えているときの選択肢になりますので、是非そういう立場で臨んでいただきたいというふうに思います。  それから次に、私、2年半前に代表質問で、これは緑の方ですけれども、江戸川区では独自の街路樹指針を持ち、街路樹ごとの樹形や剪定法が確立していると、受託事業者をプロポーザルで選んで、技術力が向上して、街路と公園を一括管理して連続する緑の景観をつくっている。  そういう中で、地域の住民と事業者との連携が広がって、本当に一丸となって緑を育んでいるという事例を紹介しまして、足立区には、街路樹の街ガイドラインがないから、強剪定で樹木が無残な姿になるということで、ガイドラインの作成もということを求めました。その上で、公園との一元管理をと求めました。  区の方はこれに対して、答弁では、ガイドラインを、令和2年度街路樹の調査を行った上で作成するということで、もう今、令和3年度を終わろうとしているんですけれども、できたという話は聞かないんですけれども、どういう状況なんでしょうか。 ◎工事課長 今ガイドラインを作成するに当たりまして、今年度・来年度の債務負担行為の中で今やっておりまして、来年度末の策定目指して今、鋭意進めているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  2年掛かるのかという感じはするんですけれどもね。  要は、区民農園、先ほどのもなかなか計画が進んでいないと。街路樹のガイドラインもまだ、という点でいうと、二酸化炭素実質ゼロの吸収減対策にもなる、緑地の効果対策が私は、決して十分じゃないんじゃないかと思ってしまうんですね。是非スピード感を持ってやっていっていただきたいというふうに思います。  その上で、新年度組織改編で道路整備室とみどりと公園推進室とを統合して、道路公園の間で、切れ目なく、面的な管理を行うと。一元化による区民サービスの向上を図るというふうに、議会運営委員会でも報告されました。  是非、江戸川区のような緑の一元管理を行っていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎公園管理課長 来年度から工事課と公園管理課が1つの組織になってまいります。その中でやはりまだ、予算上とか、あと業者とのやり取りもありまして、混乱はできるだけ避けて、よりよい管理を進めていきたいので、来年度に関しましてはちょっと、これまでの状況を維持するような形になりますけれども、それ以降にかけましては、統一した維持管理ができるように進めてまいりたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  いや、ちょっと、ちゃんとした私の質問に答えているというふうには思えないんですけれども。 ◎道路整備室長 ぬかが委員御発言のとおり、街路樹、公園の樹木と分け隔てなく、きちんとした管理が行えるように組織が統合されたことを生かして、進めてまいりたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  是非よろしくお願いします。  次に移ります。教育分野について質問します。  新型コロナの第6波は、今までと様変わりして、小・中学校での感染者が続出しました。クラスターは、3月3日時点で27校で168人ですけれども、1月から3月6日までの小・中学校での感染者は、小学校が3,375人と中学校1,025人、ちょうど合わせて4,500人、感染者が出ています。そういった中で、本当に現場では苦労しているんだなと思いました。  この新型コロナウイルスの感染症が広がる教育現場では、子どもにうつしてはいけないという責任を感じて、不安の中で授業をしていると。発熱のあるお子さんが出ると、すぐに帰宅させて、教室中、消毒する。学級閉鎖にならないように、何とかつないで工夫して頑張っているという状況だと思うんですけれども、まず大前提として、私は、教員が全員定期的に検査を受けられるようにする、このことが、今のこの感染の状況から見ると必要だと思うんですが、どうでしょうか。 ◎学校支援課長 東京都の事業で、2月中旬から週1回程度、教職員が定期的に抗原検査を受けられる体制を整えております。 ◆ぬかが和子 委員  整えていると言っていても、実際にはそれはやられていないわけですよ。やっていない学校が多いから、先生方からも、そうはなっていないという声が出ているわけです。  いろいろと制度の使い勝手の悪さとか、いろいろな問題があると思うんですけれども、是非、そこを改善するのは正に区教育委員会の仕事ということで、きちんとやれるようにしていただきたいというふうに思います。  それから、子どもたちにも、いざというときに安心して検査が受けられるということは、非常に大切だと思っています。教育委員会では、令和3年度、修学旅行の前後に全員の検査を行うという対応をしてくださいました。  この抗原検査キットの在庫はどこにあって、数は十分にあるのかどうか、お伺いします。 ◎教育指導課長 今年度使います修学旅行分の抗原検査キットは、今、教育指導課のお部屋に置いてあります。秋頃、購入しまして、保管しておりました。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですよね。きちんと計画的にやると、検査キットがないということはないわけですよね。それできちっと適用できるということで、そういう立場で区の方でも全体としてやっていただきたいと思います。  まん延防止等重点措置を延期した中で、本当に学校でも苦労されているわけですけれども、修学旅行だけじゃなくて、例えば部活、これは今回のまん延防止等重点措置の延長によって、春季大会等に向けた活動はやっていいですよとなっていますし、また、小学校の校外学習とか、学校長が必要だと判断したときに、その集団にすぐに検査キットを活用できるように、是非、各学校にも検査キットをキープできるようにしていただきたいと思っているんですが、どうでしょうか。
    教育指導課長 まずは、今回の修学旅行で使ったことによる利点であったりとか課題というのと照らし合わせながら、部活動、その他どこの場面で使えるかということを検討してまいりたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  中学校だと、部活動でほかの区へ行くなんていうことも当然あるわけですよね。  また、小学校だって校外学習というのはあるわけで、そういうときに地域との関係でも、また、周りとの関係でも、やはり抗原検査キットをやって、そして外に出ているんですよ、これが大事なことだというふうに思いますので、是非、前向きに取り組んでいただきたいと思います。  それから、まん延防止等重点措置を延長という中では、やはり十分な換気に努めるということを書かれているんですけれども、学校には、CO2測定器を各教室に配置することで換気の状況が確認できるようになっていますけれども、実は、第6波が来る前までは、職員室や特別教室には測定器がなかったということで、昨年末に緊急に申入れを行いましたけれども、どうなったでしょうか。 ◎学校支援課長 職員室の方にも、CO2モニターを今月中旬までに配備する予定で今進めております。 ◆ぬかが和子 委員  特別教室。 ◎学校支援課長 特別教室につきましては配置はしていないんですが、普通教室のCO2モニターは移動できますので、そちらで活用して使っております。 ◆ぬかが和子 委員  この予算特別委員会の中でも、もちろん換気の方もそうですけれども、測定の方も本当に大事なことだと思うので、重視してちゃんとやっていただきたいと。  その特別教室に持っていくという在り方でいいのかというのも、是非考えていただきたいと思います。  それから自宅学習は、今、まん延防止等重点措置の延期に伴って、リモート授業で行って出席扱いとするというふうになっていますけれども、感染が収まっていない中で4時間授業から6時間授業にしたということについては、科学性に欠けているということを本会議でも指摘しました。  それとともに、リモート学習は1日2時間までと区教育委員会が決めて、通知を出したことの整合性も私はよく分からないんですね。  担任の先生が全科を教える小学校はともかく、教科ごとの教員が入れ替わる中学校では、非常に矛盾があるんじゃないかと。また、自宅学習の子どもは、4時間は授業を受けられないで自習になると。置き去りになるという懸念もあります。  実際に、自宅学習+リモート授業というのを選んだ児童・生徒というのは、1月末は3割ぐらいというふうに言われていましたけれども、現在はどのくらいなんでしょうか。 ◎教育指導課長 現時点で、平均しまして約4%の子どもたちがリモート学習をしております。 ◆ぬかが和子 委員  やはり4%と聞きますと、友達や先生とコミュニケーションを取ることや、対面でしっかりと授業をすることが大事で、そこをやっぱり皆さんが選んだという結果だと思うんですね。  ある先生はこう言っているんですよ。在宅を選んだ子どもの期末考査は壊滅的だったと。また、ある家庭では、中学校休校時のリモート授業の様子を保護者が見ていましたら、自宅からのリモート授業で集中できていた子どもは、ほんの一握りだったと。  対面での授業、コミュニケーションを生かした教育を是非重視していただきたいというのが1点。  それから、Chromebookでは、オンライン上で班活動が、班討議ができる機能が、ボタンがあるけれども、教育委員会がお金を出さないと使えない。 ○ただ太郎 委員長  30秒です。 ◆ぬかが和子 委員  というふうに言われていますので、これを是非改善していただきたい、この2点、どうでしょうか。 ○ただ太郎 委員長  教育指導課長、簡明にお願いします。 ◎教育指導課長 対面につきましては、更に充実を図りまして、子どもたち同士でコミュニケーションが取れるよう、しっかりやってまいります。  リモートに関しましても、今現在、ほかの手だてを使いながらコミュニケーションが取れるようなリモートをやっている学校もございますので、是非そのような事例も生かして進めてまいりたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  是非改善してください。 ○ただ太郎 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時01分休憩       午後1時00分再開 ○ただ太郎 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  公明党から質疑があります。 ◆たがた直昭 委員  前半よろしくお願いします。  せんだって、私、税の話をしたときに、皿沼小学校のだよりを使って、税金についてということで入らせていただきましたけれども、今日は北鹿浜小学校のだよりから入らせていただきたいと思います。  御承知のとおり、今年1年で鹿浜西小学校と統合するということでありますけれども、今日は校長先生のお話ではなくて、その後ろに、令和3年度よりよい学校のアンケートの結果についてということで掲載をしております。  これはどういう内容かといいますと、学校側が保護者に対して、保護者が子どもに対して、どういう生活をしているかというアンケートの結果です。  ここに書いてあるのは、今年度の結果を見ると、学校生活に満足できる、これは親が答えているんですね、子どもに対して。満足できるという方は82%。落ちついて充実した教育をしている80%。子どもは楽しく学校に通っている83%と、親がこのように回答されております。  各状況、それぞれあるかと思うんですけれども、大体足立区の教育委員会としては、似たような数字で押さえておりますか。いかがですか。 ◎教育長 各学校いろいろ違いはあるかとは思いますけれども、おおむねそのような数字ではないかというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  ありがとうございます。  そのような結果だと思うんですけれども、以前、足立区内の小学校で、副校長及び校長先生を務めていた方が、現在は事務パートとして学校で働いている方のメールを私、いただきました。3回もらったんですけれども、まず昨年の6月、オリンピック前のメールです。  相変わらず学校生活に制限を受けている状況です。オリンピックはできますが、運動会、部活動、修学旅行、対面授業はできませんでは、道理が通りません。高校の説明会も中止になり、進路説明会なども延期になり、進学に関しての情報が全くなく困っています。学校の感染対策は完璧です。時間は取り戻せませんうんぬんと、これが昨年の6月に私にいただいたメールです。  次に、たまたまだったんですけれども、先々週の日曜日2月27日に、また、3回目のメールが突然来ました。内容としては、子どもの行事の再開を大至急お願いします。大人は自由に動いている中、2年間、子どもだけが我慢し続けています。もう限界です。教育委員会に、修学旅行、部活動、学校施設開放、各行事を直ちに行うよう伝えていただきたいのです。子どもや子どもに関わる人のためにも、よろしくお願いしますと、こういう文書がメールで来ました。  私も、この文章を読む限りでは、現場や児童のストレスの限界が達しているようにも思いますが、このメールを読んで、大人が自由に動いているかといって、だからとはいえ、修学旅行や部活動など再開すべきとも言えませんし、仮に修学旅行など行ってクラスターでも発生したら、当然区の責任が問われると思います。  いろいろな方々の御意見や御要望があるのは当然だと思いますが、子どもたちのやはり安全・安心を第一に、今後も取り組んでいただきたいと思います。  が、ただ、私がここで申し上げたいことは、このような御意見に対しても否定的に捉えるのではなく、現実的なことであるかどうかの事実は分かりませんが、教育現場での切実な訴えとして捉えていただきたいと思いますが、教育長いかがですか。 ◎教育長 今、たがた委員おっしゃったように、正に現場で常日頃お子さんたちを見ている方の感想だろうと思います。それについては真摯に受け止めをさせていただきたいと思います。  新型コロナの関係では、まず、そのお手紙の中にございました修学旅行でございますけれども、これは昨年、補正予算をいただいて、行く前と行った後に抗原検査をして、それでOKだったお子さんは行くというような形で、また戻ってきてからも、その検査キットで確認をするというなことで実施をさせていただいております。  また、部活動についても、今までは原則禁止というような形でお伝えをしておりましたけれども、また、シーズン的には春季大会というようなところも部活動ではございますので、そこにつながるものについてはということで、徐々に最近の状況も踏まえながら緩和をしているということではございますけれども、まずは感染拡大予防が第一であるということには間違いないかというふうに思っています。 ◆たがた直昭 委員  ありがとうございます。  安全・安心第一、この辺を心掛けて取り組んでいただきたいと思いますので、まずはメールを御紹介させていただきました。  次に、産業経済の関係でちょっと御質問させていただきます。  何人かの委員も質問をしておりましたけれども、私からもこの予算編成のあらましの32、33ページ、区内関係経済の活性化と新たな挑戦についてを確認させていただきます。  予算編成のあらましには、事業者の実態に合わせた4施策を展開とのことですが、これからの施策を見ますと、拡充事業と同時に新規事業も多く見られます。この2年間、コロナ禍の中でしたので、特に中小零細企業については、区内経済の活性化に一日でも早く、事業がいい方向につながるように期待をいたしますが、産業経済部としてはいかがですか。 ◎産業政策課長 たがた委員御指摘のように、コロナ禍でございましたので、区内経済、打撃を受けるところがあると思います。  この新たな施策、そして、拡充事業も踏まえて、区内経済を支援してまいりたいと考えてございます。 ◆たがた直昭 委員  よろしくお願いします。  そのうちの3番、販路拡大支援の強化についてをお尋ねしたいと思います。  海外・国内の販路の拡大支援事業については、拡充事業として挙げられており、昨日も、海外については、他の委員の質問より答弁されておりましたが、国内についての販路拡大事業についてはいかがですか。 ◎産業政策課長 国内の販路拡大支援事業についての御質問でございます。  今年度、バイヤーマッチングに加えまして、現在都心の方で展示販売の事業をやっているところでございます。そういったところで、様々なバイヤー、そして一般のユーザーの意見を各事業者の方にフィードバックして、販路拡大につなげてまいりたいと考えてございます。 ◆たがた直昭 委員  よろしくお願いします。  令和2年、2年前ですね。第1回定例会で私の代表質問の中で、8年間継続的に実施され、区内産業の受発注のきっかけとなり、交流機会として親しまれてきた、あだちメッセの方向について確認をさせていただきました。  それに対し、吉田産業経済部長は、「現在取り組んでいる新産業支援施策は、令和3年度まで継続したいと考えており、本事業の集大成として新たな取組を発表する場と好評を博し、しんきん協議会主催の大商談会と同時開催などを含め、新あだちメッセの再構築を検討してまいります」と答弁されておりますが、令和3年度終わりますけれども、改めてこの点についてはいかがですか。 ◎産業政策課長 その新産業施策につきましては、この販路拡大支援事業に今現在つながっているところでございます。  コロナ禍でございますので、大規模なイベントの展示販売というところはなかなか難しい状況でございまして、先ほど答弁させていただいたような、都心でも小さい展示販売であるとか、そういったものをやっているところでございます。  コロナが落ち着きましたら、大規模なそういった商談会の方につなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  以前も述べましたとおり、あるアクセサリーを製造している業者が、ある方を通して一度お会いさせていただいたときに、今のこの会社がここまであるのは、信金の紹介であだちメッセに出展し、事業者との交流を機にお付き合いをさせていただき、今日まで来たと、足立区には大変にお世話になっておりますと感謝されておりました。  新たな販路拡大事業とともに、新たなあだちメッセの構築も視野に入れていただきたいと思いますが、産業経済部長、いかがですか。 ◎産業経済部長 今、産業政策課長も答弁しておりますが、やはり大規模な、今リアルな展示会は難しくなってございますけれども、こういった今販路拡大事業ですとか様々な事業を実施しているところでございますので、そういった成果を総集編としてお見せできる場を是非設けたいと思っております。  そういった形が、あだちメッセであったりということで想定はしておりますので、今後検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆たがた直昭 委員  ありがとうございます。  あだちメッセ、本当に8年間続いてきて、また再構築ということでありますので、また、新たな検討をよろしくお願いしたいと思います。  次に、都市整備関連について、区としては、まちづくりを進める上では最上位の計画として位置付けられておりますこの都市計画マスタープラン。これが最上位の計画で位置付けられておりますので、ちょっとこれを入り口、基づいてちょっと確認をさせていただきたいと思います。  この計画マスタープランでは、一通りの内容が網羅されていますので、幾つか確認をさせていただきたいと思います。  まず、足立区で安全かつ快適に暮らし、働くためには、様々な要素が備わっていると思われます。特に、まちの安全・安心に資する施策のうち、住み続けられる市街地の形成についての身近なところでは、道路の夜間照明は、当たり前ですが必要であります。区では計画的に街路灯のLED化を進めていますが、確認も含めて質問をさせていただきます。  初めに、主に生活道路に設置されている、いわゆる小型の街路灯のLED化についての現況はどうなっておりますか。 ◎防犯設備課長 小型の街路灯につきましては、既に100%完成しているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  では、主に交通量の多い幹線道路に設置されている大型の街路灯のLED化の現況についてはいかがですか。 ◎防犯設備課長 既に3,000灯をLED化しておりまして、約40%の完成率であります。 ◆たがた直昭 委員  ということは、大型街路灯については全体の40%ということでありますので、まだ半分にも、当然行っていないということでありますけれども、では残りの約60%の設置予定の今後の計画についてはいかがですか。 ◎防犯設備課長 今後、年間500灯のLED化を進めまして、令和12年度に100%を完成させたいと考えているところであります。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。  年間500灯で令和12年度ということは、また、あと8年、9年掛かるということになりますが、随分先の話になりますが、今、年間500灯の改修と言っていましたが、これだけ時間が掛かるということは、これは予算もあると思うんですけれども、単に予算上の問題なのか、それとも工事の時間の問題なのか、この辺についてはいかがですか。 ◎防犯設備課長 予算の問題と職員の問題で、これぐらいしかできないという形でございます。  併せまして、古くなったLED灯の更新も入ってくるというような形でございますので、年間4億円程度の消化しかできないという形でございます。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。  取りあえず街路灯は付いていますので、明るいという部分は変わらないかと思うんですけれども、今後長い目でコストを考えると、計画性はありますが、できるだけ早期にLED化の設置を望むところでありますので、よろしくお願いしたいと思います。  あともう1点、今度、私道防犯灯について確認させていただきます。  町会や自治会が設置及び管理を行っている私道防犯灯についても、積極的にLED化を進めるべきと考えますが、いかがですか。 ◎工事課長 今、令和2年度末現在で私道防犯灯の灯数は約9,000灯弱というところでございます。そのうち4,380灯、約49%、LED化が完了しているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  ありがとうございます。  49%、残りまだ51%、半分以上、若干蛍光灯の状況ということであります。  私道については、住民の方々の考え方もあり、なかなか入りにくい部分もあると思われますが、仮に私道防犯灯をLED化に取り替えるとしたら、電球の交換のときがタイミング的によいかと思いますが、コスト等を考えると更なる周知や、区民事務所と連携をしながら地区の町会・自治会連合会の会合などにも出席し、こちら側から働き掛けていくことも一つの方策だと思いますがこの点についてはいかがですか。 ◎工事課長 区としましても、私道防犯灯が適切に管理されているかということも含めて、現場も確認させていただいております。  その中で老朽化が進んでいるところについては、区から積極的に町会・自治会にも働き掛けて、制度もございますので活用していただくように働き掛けているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、都市計画マスタープランの中で、特に北西部地域、環状7号線より北側で、国道4号線より西側基本的な考えについては、例えば日暮里・舎人ライナーの各駅周辺は、それぞれの地域特性を生かし、にぎわいや景観づくりを進めます。また、舎人公園をはじめ、農地や河川、水路、緑道など、豊かな自然環境を生かし、まちづくりを進めます、などの考えが示されております。  この北西部地域では、西新井大師舎人公園、また、都市農業公園といった地域資源が多くあります。特に、舎人公園について若干、午前中もありましたけれども、確認をさせていただきます。  まず、長年の要望であったC地区のアスレチック場については、子どもたちの遊具から大人の健康器具を含めて、都内でも有数の施設として位置付けられており、昨年の6月は、6歳から12歳を対象とした遊具エリア冒険の丘が完成し、11月には3歳から6歳までの幼児広場も完成され、子どもたちにとっても保護者にとっても、大変な人気場所として利用されていると聞いておりますが、この辺についてはいかがですか。 ◎建設事業調整担当課長 たがた委員御発言の冒険の丘と幼児の遊び場のオープン後の動きでございますが、同じくC地区の北西側に位置しますバーベキュー広場を、更に南側に拡張する工事に現在東京都が取り組んでおります。  こちらの拡張をしたバーベキュー広場のオープンは、令和4年度内というふうに聞いております。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。
     本当に約20年ぐらい、二十数年掛けて、ようやくほとんど全園の、開園とはまだ行っておりませんけれども、最後の調整になると思いますので、よろしくお願いします。  あと、西側にあるプレイグラウンドについては、少年サッカー場として多くの小学生を中心に利用されております。  現在、区が東京都から借受けをして管理をしていますが、以前より、利用者より人工芝生化の御要望を受け、我々本会議でも東京都に働き掛けるべきと質問しましたが、その後の進捗状況についてはいかがですか。 ◎スポーツ振興課長 舎人公園のプレイグラウンドにつきましては、令和2年1月に、東京都宛てに要望書を提出しました。その後、同年2年12月に東部公園工事課が来庁し、現地調査を行うとの説明がありました。  結果、明けて3年3月2日には、同じように東部公園工事課が調査を終了したということで、今後は、都の優先順位もあるけれども、工事設計に関して動きがあれば、情報提供するということになってございます。  最近としましては、本年度、この3月4日に連絡がまたございまして、基本的な整備方針について御説明したいということで連絡が来ており、今月中にその内容を聞くというような調整に入ってございます。  区内のスポーツ団体にも声掛けをしながら、交渉を継続してまいります。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。今月中にそういう話を聞くということでありますので、ちょっと時間が掛かっておりますけれども、なるべく早期に実現を目指してもらいたいと思います。  あと、最後もう1点、以前、私の代表質問の中で、舎人公園の駐車場の活用について、公園内には約600台収容できる3か所の駐車場が整備されておりますが、夜間についてはほとんど利用されておりません。  その一方で、公園周辺には、荷下ろしを待つ大型トラックなどが朝方まで長時間路上で駐車していますので、更なる駐車場の有効活用を東京都に働き掛けるべきと私も質問させていただきまして、区では、大型トラック対策として、舎人公園の駐車場の活用について要望書を東京都に提出しました。今後、東京都と協力をして長時間の路上駐車対策に取り組んでまいります、との答弁でしたが、その後についてもいかがですか。 ◎建設事業調整担当課長 たがた委員御発言の区から東京都へ要望書を出した以降の動きにつきまして東京都に確認したところ、東京都は、舎人公園の駐車場の調査をしたそうです。その結果、ちょっと大型車両が入庫するには、ちょっと手狭というんですか、難しいということでございましたので、トラックの駐車場とすることは困難と聞いております。  そのため東京都といたしましては、トラックターミナルを含む北部流通業務団地周辺の都市計画の変更を視野に入れて、その勉強会を立ち上げて、地元の意見を吸い上げながら、更に検討を進めていきたいと聞いております。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。  この辺は、うちの都議会議員もいろいろな形で質問しておりますので、また、東京都と連携を取って実現できるように、よろしくお願いしたいと思います。  次に、地域経済の発展を促す活力あるまちづくりの項目の中で、都市農地の維持と活用についてが述べられておりますので、ちょっと確認をさせていただきます。  昨年の第3回定例会の我が党の代表質問の中で、都市農地の維持保全の観点から質問させていただきました。区は、新たな農業振興施策の展開を述べられており、今後も農業者の意向を確認しながら、障がい者が農業に携わる農福連携や、ICTを活用したスマート農業の導入など、農地の保全や多面的な機能の利活用による新たな施策を展開していくと述べられておりましたが、もう少しこれについて具体的に説明をお願いします。 ◎産業政策課長 新たな農業の施策というところでございますが、特に今は、スマート農業、都市型のスマート農業というところ、こちらのSDGsの取組の中で地産地消も含めて、そういったところの推進ということで検討しているところが現状でございます。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。  都市農地の維持保全を図っていく中で、ここ数年、農業従事者の高齢化や後継者不足などの課題により、農地面積や農業人口の減少が続いておりますが、区内における生産緑地の指定状況についてはいかがですか。 ◎企画調整課長 令和3年12月末時点でございますけれども、189件、約28.85haが指定されている状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  28.85haということは、この間、たしか鹿浜西小学校とか北鹿浜小学校の跡地が約1万㎡ちょっとということですので、単純に28㎡ということは、学校分の28個分と考えればよろしいですか。 ◎企画調整課長 たがた委員おっしゃるとおりでございます。 ◆たがた直昭 委員  都市計画マスタープランでは、入谷皿沼周辺に生産緑地が多く見受けられます。貴重な地域資源であることから維持するとともに、緑豊かな住まい環境の維持のためのまちづくりを検討しますと書かれておりますが、地域によっては多くの農地がありますが、このうち、法改正により生産緑地の指定から30年を経過する前に、10年延長できる特定生産緑地制度が創立されましたが、どのぐらい指定されましたか。 ◎企画調整課長 189件のうち124件、面積割合は約70%で、20.69ha、学校でいうと20校分ぐらいを指定しているというところでございます。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。  この生産緑地については良好な都市計画を形成していこうという目的で制定された土地でありますけれども、いよいよ今年の秋には、30年を経過する制限が解除されます。そうしますと、急激に農地の宅地化が進むことも懸念されますが、都市農地の維持保全を展開される中で、今年30年を迎える生産緑地はどのくらいあり、どのような対策を講じておりますか。 ◎企画調整課長 平成4年生産緑地に指定されたのは、124件ございます。20.28ha分。そのうち111件が18.65ha分の特定生産緑地にもう既に指定をされておるところでございます。  残り13件につきましても、今年の6月が締切りの期限を迎えますので、仮にそれが全て農地から宅地化になったとしても、生産緑地の約92%が特定生産緑地に指定されているというところでございます。  あと、主な取組につきましては、生産緑地法と、あと、運用指針の改正に基づいて、面積条件を今まで500㎡から300㎡に緩和するなど、基準の見直し等を行わさせていただきました。  また、農業従事者への説明会、個別相談会等を開催し、新規や追加の指定がしやすくなるような取組を行っているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。ありがとうございます。  じゃ、最後にもう1点だけ。生産緑地の地区の一つで、舎人・古千谷本町地区の生産緑地で、地区計画の施設として公園として位置付けているものを都市計画公園に変更しておりますが、それについてはいかがですか。 ◎企画調整課長 東京都の時限的な補助金の制度が今年で最後になってしまいますけれども、この東京都の補助金を活用して確実に整備を進めるために、都市計画公園に位置付けを変更させていただいて事業を進めていこうと考えているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  いずれにしても、都市農業の保全、また、維持についても努められたと同時に、これからの生産緑地についても対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  大竹委員。 ◆大竹さよこ 委員  後半、務めさせていただきます公明党の大竹です。よろしくお願いいたします。  まず、日暮里・舎人ライナーについてお伺いいたします。一般質問でもお聞きしましたが、日暮里・舎人ライナーの混雑緩和対策についてでございます。  現在、まん延防止等重点措置の期間が延長され、リモートワーク、テレワークも推奨されております。日暮里・舎人ライナーの乗客数は減ってきているとは聞いておりますが、改めて、現状の混雑率についてはどうか、お伺いをいたします。 ◎交通対策課長 令和2年度分ということで発表になっている内容では、140%になっております。  この数字は、令和2年度では、第1位ということでございます。ちなみに、令和元年度は189%でございました。 ◆大竹さよこ 委員  189%から140%にはなったけれども、混雑率というところでは、1位と。ワースト1位と、残念なランク付けになっております。  こちらの混雑緩和のために、令和4年度から3年間掛けて、新型車両を12編成導入すると聞いておりますけれども、このスケジュールに、改めて変わりがないか、お伺いをいたします。 ◎交通対策課長 令和4年度から令和6年度まで、3か年間で12編成。変わりございません。 ◆大竹さよこ 委員  例えば3年間でということでございますが、3年間平均して、毎年新型車両を平均的に導入するというのではなく、例えば最初の1年でより多く、数多くの新型車両を導入していただくといった手法は取れないか、また、そういった要望を東京都にしてみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 先日、この件につきまして東京都にちょっと確認をさせていただきました。  そうしたところ、まだちょっと令和4年度に何編成という数字までは、発表される数字はまだ準備できていないということでございましたので、大竹委員おっしゃいますとおりで、都の方にも申入れをさせていただきたいというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  何としてもこのワースト1位というものを脱却するためにも、しっかりと東京都の方にも要望をしていただきたいと思います。  また、足立医療センターができたことによりまして乗客数は増えたかどうかそのあたり、区は情報をどのようにお持ちでしょうか。 ◎交通対策課長 数字自体が何人増えたとかというところまでの確認はまだできていないところなんですけれども、江北駅を見ておりますと、やはり東京女子医大の方に向かって、朝、大変多くの、恐らく勤務されている方だと思うんですけれども、そうした方たちが移動しております。  また、夕方もそうですので、かなりの数の方が利用いただいているというふうに確認しております。 ◆大竹さよこ 委員  反対方向でございますので、混雑率にそんなに影響はないのかなと思いますが、乗客数が増えたことにより、収益も多少上がったと、そういった理解でよろしいでしょうか。 ◎交通対策課長 収益のところまでの数字はちょっと把握、今、できていないんですけれども、今後、そういったところも確認してまいります。 ◆大竹さよこ 委員  混雑率に関係のないところで多くの方に利用していただくことによって、この収益も上がるということは当然考えられることでございますので、またそういった情報もありましたら、是非よろしくお願いいたします。  続きまして、鹿浜・加賀・皿沼地域の交通課題についてお伺いをいたします。  第4回定例会での一般質問でもお聞きをしましたが、鹿浜・加賀・皿沼地域は交通の不便度が高い地域とされており、足立区総合交通計画において、バス以外の多様な交通手段を検討していく、そういった地域に位置付けられております。  今後、町会・自治会をはじめ、地域の方の声を聞く場を設けるべきと要望いたしましたが、その後、地域の方の声を聞いていただいたのかどうか、状況についてお伺いをいたします。 ◎交通対策課長 鹿浜地区とそれから入谷ですので舎人地区ですか、そちらの方にも、区民事務所の町会長の会議に先日お邪魔をさせていただいたところでございます。  これからお話を進めていこうと考えているところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  地域の方にお伺いになって、皆さんの反応ですとか、関心度というのはどうだったでしょうか。 ◎交通対策課長 町会長のお話ではあるんですけれども、他の自治体の事例、いろいろな、タクシーですとかワンボックスですとかということで利用されている事例の料金を教えてほしいですとか、あるいはまた、今現在、既存のバス路線があるんですけれども、そちらの方も何とかならないのかというようなお話をいただいたところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  地域に入りますと、本当に様々な御意見が出ることと思います。また、多様な交通手段と言われましても、区民の方にはなかなかなじみがなく、よく分からないというのが現実ではないかと思います。  この多様な交通手段というものを、分かりやすく、また地域の方に紹介していくことも大事だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 これから進めてまいります議論の中でも、いろいろなことを御紹介していきたいというふうに考えております。  また、取組の中では新しい公共交通、小さいものですとかいろいろと出ておりますので、そうしたものをスポット的に御紹介するような、乗車会みたいな、そうしたこともちょっと企画してみたいというふうには考えております。 ◆大竹さよこ 委員  チラシですとか、これから緩和されますと、イベントなんかが行われた際には、様々な機会を捉えて、こういった多様な交通手段というのは、こういったものがあるんですよという形で紹介をしていただければと思います。  また、より多くの方から御意見をいただきながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に移ります。このコロナ禍においては、私たちの休日の過ごし方に様々な影響を与えていると思います。なかなか遠方へ旅行に行きづらい状況もあるので、それならば、近くの公園で楽しみたいという方も増えてきているのではと思います。  また、足立区には遊べる公園、遊べる施設、たくさんございます。公園はほぼ無料で、そして小さいお子さんから御高齢の方まで楽しめ、一番身近な公共施設ということで、リフレッシュ、リラックスできる場所だと思います。  足立区の転出入者アンケート調査、先日、結果を見させていただきましたが、こちらのアンケート調査では、緑、公園、水辺などの自然環境が、高い評価を得ておりまして、これは、転出者・転入者の双方から高い評価を得ております。  調査書の第3章の考察のところにありましたが、足立区の公園や自然環境について、区の強みと、区が分析をしておるとのことです。  足立区は、都内で一番公園面積が広い区です。区内には、自然や遊び、歴史など特色ある公園がたくさんあり、区内外の方に向けてアピールすることが大事だと思いますが、この公園について、アピールについて、どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ◎パークイノベーション担当課長 これまで、区立公園の利用者、区民の皆様に向けて、足立区の公園の魅力は様々な方法で発信してまいりましたが、検索しづらいですとか、それから、区外の方に魅力が伝わっていないなどの、大竹委員の御指摘のとおりでございますので、今後は、SNSの効果的な活用ですとか、ホームページの充実など、庁内関係部署と協力して検討してまいりたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  今、御答弁にもありましたけれども、スマホで足立の公園と入力しますと、足立区の公園・庭園ランキングTOP7とか、おすすめ公園6選とか、都市農業公園や生物園など、特色のある大型公園の情報がすぐに手に入るようにはなっております。  また、区のホームページにもつながっておりまして、公園マップ、ガイドのサイトに飛ぶことができるようになっております。  ただ、そういった大型公園だけではなく、自分が住んでいる、または、今いる場所で、近くに公園がないかなあと調べるときに役立つサイトがあると便利ではないかなあと思います。  例えばホームページで、足立区の地図上に公園が分かるようになっていて、その公園をクリック、若しくはポチッとすると、公園の内容が分かるといったような、そういったサイトがあると非常に便利だなと思いますが、今後は今、パークイノベーション担当課長の答弁にもございましたが、分かりやすい公園の周知の工夫を図っていっていただきたいと思いますが、改めていかがでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 なかなか難しい点もございますけれども、やはり公園は、使っていただいて初めて価値が出るものでございますので、繰り返しになりますけれども、庁内の関係部署と知恵を出し合いながら、いい情報発信を行ってまいりたいと思います。 ◎みどりと公園推進室長 公園の情報につきましては、区内を3つの地域に分けて、あいうえお順で標示はしていたんですけれども、そこに公園の情報が出ていないということですので、例えば青井公園であれば、青井公園のところをクリックすると、そこに写真だとか情報だとかそういうことができるかどうかも含めて、検討していきたいというふうに思います。 ◆大竹さよこ 委員  せっかくこの足立区が誇る公園でございますので、シティプロモーション課・報道広報課の方々とも手を携えて、しっかりと公園の周知、公園の魅力の周知について、よろしくお願いしたいと思います。  コロナ禍で私たちの外食のスタイルも多様になりました。Uber eatsなどの宅配を利用したり、オープンテラスのような外の空間での食事を好んだりと、感染拡大防止に配慮しながらも、食を楽しむということは、健康面でも精神面でもとても大切なことだと思います。  この足立区のすてきな公園でお食事をするというのも、1つのとても楽しみなことにもなるのかなと思いますけれども。  今、我が家の近くには、よく移動販売といいますかキッチンカーが来ております。  キッチンカーといいますと、私が子どもの頃には、よく焼き芋売りが車で来て、「おイモー、おイモー」と来ますものですから、大急ぎで家から出て、走って車を止めて焼き芋を買ったり。  私が大人になってから、我が子が小学生のときには、アイスクリーム屋が大きな音楽とともにやって来るんですね。「アイスクリームだよー」と言って。学校の下校時間を見計らって、上手ですね商売が。校門のところに来て、アイスクリームを売っていると。当然子どもたちは、買って、買ってとねだるんですけれども、それをかわすのが大変だったと。  最近では、パチンコ屋の駐車場にケバブ屋が来て、親子でケバブを買いに行ったりと。移動販売、キッチンカーが非常に身近な外食になっております。  区は現在、この移動販売、キッチンカーを、公園などの区内施設での活用に前向きに取り組んでいる、そういった御答弁が、第1回定例会、我が党の佐々木議員の代表質問の中でございましたけれども、江北平成公園でのキッチンカーの出店の可能性を調査し、モデル的な出店を検討しているとの答弁でございました。  現在、具体的には、出店の位置ですとか事業者については、検討はされているのでしょうか、お伺いいたします。 ◎パークイノベーション担当課長 まず、位置につきましては、江北平成公園バス転回場の北側に、キッチンカーを止められるようなスペースを見越して設計をしておりますので、そこがまず候補になろうかと思います。  それから事業者については、今後、今まで区外の大手の事業者にヒアリング等をしていたんですけれども、区内事業者には、出店の意向強いところもあると聞いていますので、そういったところを中心にヒアリングを進めてまいりたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  また、こういった出店に関してでは、ある程度のガイドラインというのが必要になってくると思います。他区での先進事例なども研究して進めてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 大竹委員のおっしゃるとおり、江戸川区ですとか世田谷区などで、先進事例がございますので、その辺を参考にしながらルールを決めてまいりたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  江北平成公園は、東京女子医大の足立医療センターの本当に正に真横にある公園でございますけれども、現在、足立医療センターには食事を取れるところがないと聞いておりますが、いかがでしょうか。 ◎長谷川 副区長  先日足立医療センターに伺って、食事の件を聞きましたら、正に職員向けのキッチンカーというかお弁当販売の車が来て、職員の皆さんはそこで買って食事をされているというようなことを伺いました。 ◆大竹さよこ 委員  コロナ禍なのでなかなか難しいですね。食事、食堂等を設置するというのは難しいのかもしれないんですが、そうしますと、この江北平成公園にキッチンカーが出店すると、大変に喜ばれると思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎長谷川 副区長  本当に食事については大変困っているというのは、働いている方だけでなくて、患者からも見舞いの方からも、そういう意見があるということなので、キッチンカーが江北平成公園に来れば、大変利便性が高まるかなというふうに思います。 ◆大竹さよこ 委員  あと、今後、公園で食事を楽しむのにもよい季節にもなってまいります。  また、一方、ごみの問題なども出てくるかと思いますので、そのあたりの取組もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎公園管理課長 やはり、食事の後のごみの対策もあると思います。基本的には、持ち帰りをお願いしていきたいと思いますけれども、巡回や清掃等で、ごみが散らかっていれば、その都度拾うような、こまめな対応をさせていただきたいと思います。 ◆大竹さよこ 委員  今回はモデル的な出店ということでございますが、いずれ区内の公園や区有地に、キッチンカーの出店についても検討をしていっていただけたらと思います。足立区の公園の魅力アップにもつながると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  公園がちょっと続くんですが、上沼田東公園についてお伺いいたします。
     令和6年4月の開園を目指し、設計、そして工事へと、これから進んでいくことと思います。予算編成のあらまし23ページ、No.43にございます上沼田東公園改修工事、4億円となっております。  多世代が集えるよう、健康用具やインクルーシブ遊具のある広場を設置するとのことでございます。インクルーシブ遊具とは、障がいの有無にかかわらず、誰もが一緒に遊べる遊具のことでございます。上沼田東公園に設置を予定しているインクルーシブ遊具とは、どういった遊具を考えているのか、伺います。 ◎パークイノベーション担当課長 複合型のインクルーシブ遊具、滑り台ですとかアスレチック機能などが連続している、あと複合的なものが一つと、それからインクルーシブ型のブランコを予定してございます。 ◆大竹さよこ 委員  また、区民の中には、インクルーシブ遊具ということをあまり存じない、知らない方もいらっしゃると思いますので、何かの形で周知していくことも大事だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 実は、総合スポーツセンター公園にもインクルーシブ遊具を設置する予定でございます。その中で、近くの花畑学園等にヒアリングも行う予定でございます。  その中で、インクルーシブ遊具をいろいろな方が使う際の注意事項だとか、是非配慮したいことなどをヒアリングして、そういったことを現地に掲示したり、情報発信をしたりしてまいりたいと考えております。 ○ただ太郎 委員長  インクルーシブという意味が分からないというところですよね。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね、ちょっと重ねて。  インクルーシブ遊具というのは何ぞやという、そういったこともしっかり周知していただきたいと思いますが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 インクルーシブ遊具につきましては、以前こういうようなチラシを作ってお知らせしておりますので、       [資料を提示] 改めてこういういうことで周知をしていきたいというふうに考えております。  インクルーシブ遊具というのは、全てを含むということで、障がいのあるなしにかかわらず使える遊具ということですので、ホームページ等々を使いまして情報発信していきたいというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  よろしくお願いいたします。  また、この公園に設置されるトイレも、障がいをお持ちの方も使える多機能トイレの整備、これは、この多機能トイレの整備がしっかりとされるということでよろしいですか。 ◎みどりと公園推進室長 上沼田東公園につきましては、一般のトイレとは別に更衣室も造りますので、その中に多機能トイレですとか様々なトイレを整備していきたいというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと、更衣室といいますと、テニスだったり野球場だったりを使っているときだけ使えるんですか。それとも、いつでも公園の利用者がこの多機能トイレを使えるような状況になっているのか、お伺いいたします。 ◎みどりと公園推進室長 申し訳ございません。テニスコートがやっている時間というふうに考えておりますので、朝の8時半から夜9時半というふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  昼間の時間帯に使えるようになっているのであれば、それで大丈夫なのかなと思いますけれども、また、様々な御意見ありましたら、その際に検討をしていただければと思います。  また、この近く、UR団地もありますし、「パークで筋トレ」が行われるとよいと思いますが、このあたりいかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 現在、パークで筋トレ、どんどん場所を増やしていますので、この近隣につきましても検討を加えたいと考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  先日、まちづくり協議会で配られましたパンフレットを見させていただいて、非常にすばらしい公園になるというふうに思いますので、是非、開園まで無事故で取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  次に、自民党から質疑があります。長澤委員。 ◆長澤こうすけ 委員  自民党、長澤こうすけです。よろしくお願いします。  今日は道路について、土木費から行ってみたいと思います。  区民のみならず、区内を通行する全ての人々の安全を確保することは、行政の責務だと思います。昨年、調布市の住宅街に大きな穴が空きました陥没したニュースは、まだ記憶に新しいです。また先日は、その影響を受けて外環道の工事が中断することになったとの報道が出ていました。数年前にも、福岡市でも大きな陥没がありました。  記憶に皆さん残っていらっしゃると思いますが、そこで、予算編成のあらまし61ページ、道路の維持管理費、約62億円について伺いたいと思います。  足立区も数年前に、区内道路の空洞調査を行いました。その後は実施しているのか、伺います。 ◎工事課長 令和元年度から令和3年度にかけて、都市計画道路や荒川以南の千住地区等の生活道路において、空洞化調査を実施しているところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  その結果はどうなんでしょうか。 ◎工事課長 早急に現場確認をしなきゃいけないところが何か所かございまして、そこについては、緊急工事の中で、穴を掘って問題がないのか確認して、復旧させていただいたところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  一度やったからといって、数年たってしまえば、またそこが空洞化している可能性もあると思います。周期はどれぐらいでやるのでしょうか。 ◎工事課長 基本は、5年ごとに進めていきたいと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  さきの答弁で、少し何か問題があるなということであれば、5年を待たずして調査するということでよろしいでしょうか。 ◎工事課長 現場の状況も注視しながら、臨機応変に進めていきたいと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  なかなか足立区は、地下にトンネル等は少ない方だと思いますけれども、例えば土管だったり様々そういったものでも、空洞ができて土砂が引っ張られる可能性はあると思いますので、そういったところはしっかりやっていかなくてはいけないと思います。  管理道路は、年々距離と面積が伸びてきています。これからも伸びると思いますし、道路整備の推移を聞いていきたいと思いますけれども、1年単位で聞いていってもなかなか数字が難しいと思いますので、5年単位、若しくは10年単位ぐらいで、延長距離と維持管理費の予算の推移を教えてください。 ◎道路整備室長 身近なところの道路の維持管理のお金でお話しさせていただきたいと思います。  まず、御質問ありました延長でございますが、10年、20年の単位で少しお話しさせていただきたいと思います。  平成13年に道路を管理している延長が、メートルで91万3,750mですので、キロ数だと913kmになります。  また、直近の令和3年ですが、こちらですとメーター数でいきますと95万9,558mでございます。  そのときの維持管理費でございますが、平成13年の時点では11億5,000万円。令和3年時点で16億1,000万円計上させていただいております。 ◆長澤こうすけ 委員  ちょっとざっくりとした計算なんですけれども、平成13年ですよね、最初。で、今、令和3年の話だったと思う。  約4万5,000m延びて、4.6億円の増額ということかと思うんですけれども、面積とともに維持管理に関わる予算も年々膨らんでいるということは理解できます。  しかし、令和3年度当初予算23億円と比較すると、38億8,000万円余の増額となっていますが、新年度ですね。この増額の理由を教えてください。 ◎道路整備室長 先ほど、予算編成のあらましの件もございましたが、主に2点ございます。  綾瀬駅前の交通広場の用地費、整備費、また、北綾瀬駅前の交通広場の整備費となってございます。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。そういった特別な事業がその年に入ったからこそ膨らんだということで理解をいたしました。  次に、あえて伺いますが、都市計画道路は何のために造るのか伺います。 ◎企画調整課長 都市計画法に基づいて決定された道路でございますけれども、人や物の円滑な移動の確保のための交通機能であったり、環境・防災面での良好な都市空間の形成、あと、上下水道・電気・ガスや公共交通区間の確保、こうした様々な機能を果たすためにあるものと考えているところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  防災とか様々な機能が求められる道路ということで、必要だと思いますけれども、区内の都市計画道路整備状況はどうなっているのか伺います。  昨年の4月に確認した際には、整備率が82.7%でした。その後の整備率はどうなっているのか、順調に進んでいるのか、伺います。 ◎道路整備室長 今、長澤委員御発言ありました整備率については、実は、実際に道路ができているところ、また、事業認可を取って事業中のところも含めておりますので、数値としては82.7%と変わりません。  ただ、用地買収等、例えばこの直近ですと、栗島中学校の付近の補助第256号線については、順調に用地買収が進んでおりますので、そういう意味では都市計画道路整備は順調に進んでいるものと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  あえて聞いてみますけれども、100%はいつになるんでしょうか。非常に難しいと思いますが。 ◎道路整備室長 現在、第四次の優先整備路線の計画期間中でございます。まず、これが10年、20年と掛かるかと思います。その後に後期路線になりますので、正直申しまして、50年とかそういう単位になってしまうかもしれませんが、その時々の状況によりますので、いずれにしましても、まちの基盤でございますので、都市計画道路は計画的に進めていくべきものと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  まだまだ続きますし、これはずっと続くものだと思います。  他区に比べて、都市計画道路の整備が進んでいる当区ですけれども、コロナ禍にあったとしても、さっきの答弁にあったとおり、予算をしっかり確保していくことが大切だと思います。  切り口を変えて、これまでも予算特別委員会決算特別委員会で質問してきましたが、私が当選から7年たちました。もう、ありとあらゆる機会を使って、無電柱化について質問をしてきました。  無電柱化事業のスピードアップを要望してきましたけれども、現在、区内で実施している無電柱化計画の事業実施は幾つありますか。 ◎企画調整課長 無電柱化計画の中では、江北周辺地区、あと千住一丁目地区、五反野駅周辺がございます。  あと、都市計画道路につきましては、補助第136号線、竹の塚の区画街路第14号線などがございます。 ◆長澤こうすけ 委員  また聞いてみたいと思います。  無電柱化事業はなぜやるのでしょうか。  副区長、いかがでしょうか。 ◎工藤 副区長  まず、防災の面が非常に大きいかなというふうに思います。それと景観の向上というふうに考えています。 ◆長澤こうすけ 委員  この密集地域がある足立区において、電柱があることによって歩道が途中で、車道に出ないといけない状況になっていたりとか様々な問題があるからこそ、これをやっていかなくてはならないかと思います。  それで、先ほど都市計画道路事業のことについても質問しましたが、無電柱化計画事業は、国庫補助金、東京都の都支出金を受けて事業を実施していますが、事業を先送りにすると、影響はどのようなものが出ますか。 ◎企画調整課長 無電柱化事業に関わる東京都の補助金等につきましても、既に要望を終わっているところでございます。  もし要望を取り下げるということになりますと区の信用問題にもつながってくるのかなというふうに考えております。これは、国庫補助金についても同様でございます。  また、無電柱化のこのチャレンジ路線、千住一丁目地区と五反野駅周辺地区につきましては、この要綱上、着手から完了まで、毎年度事業を継続実施するということが定められているものでございます。  そのため、もし事業を先送りとか1回止めてしまいますと、事業再開時には東京都の補助を受けられないということで、区の財政的な負担が大きくなるということでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  そうですか。第5号議案の修正案の中に、無電柱化事業認定を先送りにするというものがあったんですね。それは、つまり今の答弁からすると、一度先送りにしてしまうと、次の予算が取れないということでよろしいでしょうか。 ◎企画調整課長 はい。東京都の補助金のチャレンジ路線につきましては、長澤委員おっしゃるとおりでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。となると、なかなか厳しい予算内容なのかなと思います。  やはり足立区もそうですし、どこの自治体でもそうですけれども、常にまちの更新、インフラ整備は続けていかないといけないと思います。止めざるを得ないときもあるかもしれませんけれども、長いスパンでやっていくに当たっては、やはりそういったものを止めてはいけないと思います。  また、現在工事を実施しているところについては、先送りをしてしまった場合、どんな影響が出るのでしょうか。そこもあえて質問しておきます。 ◎工事課長 例えば江北地区におきましては、東京女子医科大学附属足立医療センターが災害拠点病院であることを踏まえて、環七から足立医療センターまでの区間について、令和7年度まで事業着手するということで位置付けをしておるところでございます。  それと、法に基づいて電線共同溝を整備する道路として指定も、令和2年に行っているところでございます。告示もしているところでございます。  令和4年度の予算については、東京電力等の工事負担金が2億3,800万円ほど含まれている状況でございますので、これを止めるというような形になりますと、発災時に道路機能の支障が生じたときに、病院としての機能維持に支障が出る可能性があるかと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  今はたまたま東京女子医科大学がある江北のことについて触れていただきましたけれども、一度止まると、そこは止まったままで舗装されずに、仮復旧というかそういった形になるということでよろしいですか。 ◎工事課長 そのような状況も発生するかと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  となると、やはり区民の事故が起きる可能性がありますから、そこはしっかりと整備を続けていかなくてはならないかと思います。  最後に、こういった予算をしっかりと組んでいくことが必要だと思いますけれども、先ほどから質問していますが、これはずっとやっていかなくてはならないことだと思います。  新年度予算だけではありません。今年度以降の予算をどうやって確保していくのか、財政課長に伺います。 ◎財政課長 まず、区民生活や安全性というのを第一に、予算計上しております。国庫や都の補助金を最大限活用しまして、区民生活に影響が出ないようにというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  今後、計画的にちゃんと各会計、国や東京都に要望しながら予算を確保して、区の中でも、必要なものはしっかりと計上していくということでよろしいですよね。分かりました。  次に、交通について伺います。  1月中旬に区内交通事故数が1,654件と報道されました。高齢者関係事故が昨年度比プラス65件、自転車事故が50件ということですけれども、区としてこの数字をどう受け止めているのか、警察との協議はどうなっているのか伺います。 ◎交通対策課長 令和2年は1,499件と、今まで一番少なかったんですけれども、令和3年は1,654件ということで、逆に増えた状況にございます。  中でも、高齢者ですとか自転車が関与した事故が多いということについても、区としてもしっかり取り組んでいかなきゃいけないというふうに考えております。  また、警察ともこのことにつきまして話を早速しておりまして、今後一緒になってやっていきたいというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  足立区は令和2年1月1日に、足立区自転車の安全利用に関する条例を施行しました。条例制定の背景は、事故や事件に対する高額補償の支払などが社会問題になっているため、運転マナー、交通安全意識の向上を図るために制定されました。  この条例は、自転車損害賠償責任保険加入義務を定めています。加入率は現在どうなのでしょうか。 ◎交通対策課長 区営の駐輪場では、毎年調査をさせていただいておりまして、令和2年の数字が75%、令和3年の数字が78%でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  伸びているということなんですけれども、まだ、いまだにそれらを知らない区民の方もいらっしゃいますし、これは足立区を通過する全ての交通を利用する方が対象だと思うんですけれども、そういった方々への周知が、2年たった現在、少し落ちてきているんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 長澤委員おっしゃるとおりでございます。東京都としても、保険義務化になっておりますし、あるいは隣の埼玉県も義務化になっておりますので、そうした点では、そうしたことも含めて、区としてもう少しPRもしていきたいというふうに考えます。 ◆長澤こうすけ 委員  午前中にも質問が出ていましたけれども、いまだに自転車の通行区分が不明確なところが多くあります。  ブルーのラインを引いていますけれども機能していないところ、そういったものがあると。
     やはり前の人がブルーのラインを走らなかったから、ふだんからブルーのラインを走らないということで習慣付いてしまっているかと思いますけれども、そういったところはどうやって対策をしていきますか。 ◎交通対策課長 自転車は左側通行というのは、大原則でございます。そうした点につきましては、警察とも協力してやっておるんですけれども、キャンペーンのときに、自転車の安全利用5則というチラシなんかがあるんですけれども、そうしたところを通じて、利用者に徹底を図っているところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  なかなか大変なことかと思うんですけれども、様々な機会を捉えてそこはやっていただきたいと思います。  そんな中で、一番自転車人口が増えるということで、増える時期が、新高校1年生の通学が始まるときだと思います。正にこの4月からだと思うんですけれども。  高校ですので、所管範囲が区とは違うとはいえ、条例で定められているのですから、区内の高校で1度は保険加入の証明書などを求めるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 区内の都立高校、あるいは千住地区の私立の高校もございますけれども、確認させていただいております。  そうしましたところ、自転車の通学の許可を出すに当たっては、保険に加入されていることが条件であるということで、学校として確認をいただいているという状況ではございます。 ◆長澤こうすけ 委員  通学で使うのは高校生が多いかと思うんですけれども、中学生も、通学ではなかったとしても自転車に乗る機会が多いと思います。そういったところに対してのアプローチはいかがですか。 ◎交通対策課長 これは中学・高校に向けてのスタントマンの教室等もそうなんですけれども、そうした機会を捉えて、自転車のマナーについて十分周知を図っていきたいというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  ありがとうございます。  事故をとにかく減らして、安全な足立区を創るために、そこの周知徹底をよろしくお願いしたいと思います。  次に、TXについて質問します。  これまでもTXについては質問をしてまいりました。混雑解消が足立区には重要です。  コロナでリモートなどの影響を受けている状況で、なかなか参考にはできないかと思いますけれども、混雑率の推移を伺います。 ◎交通対策課長 混雑率につきましては、令和元年が171%、令和2年が116%になってございます。 ◆長澤こうすけ 委員  減っているということですけれども、ということは収益も減少しているということになりますが、さきにも質問ありましたが、現在進めている6両を8両編成にしていく事業ですけれども、これは10年で完成させるということですが、これについての影響は出ますか。 ◎交通対策課長 その点につきまして、つくばエクスプレスを運行しております新都市鉄道の方に確認をさせていただきましたが、今のところその影響は出さないというんですか、ないというふうな発表でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  またもう一つ、秋葉原駅から先への延伸が国土交通省の答申で示されていますけれども、これについての影響はいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 秋葉原駅から先、東京駅に向かって、ということなんですけれども、今年に入って東京都議会の中でも、その先、銀座のところから臨海部の方へというような話についても出ておりますので、そうした状況をTXとしても見極めたいという状況ではございます。 ◆長澤こうすけ 委員  今、交通対策課長からありましたけれども、銀座の方から本当に東京都を経由して、秋葉原を抜けて、足立区まで一本、乗換えなし。20分掛からないぐらいですよね。  もう本当に、この事業をやることによって足立区が変わると思います。担税能力が高い方の流入も見込めますし、足立区、いい路線通っているよねということで、区のイメージアップにも使えるかと思います。  そういった意味で、3番目の大株主であるからこそ、情報をしっかりとキャッチして、これからも主張を行っていただきたいと思います。意気込みを伺わせていただきます。 ◎交通対策課長 TXに対しましては、茨城県、東京都の次に、足立区でございます。130億円余の株を有しているということでございますので、これからもしっかり申入れ等もやっていきたいというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  最後に、交通対策課長が替ってしまう可能性もありますので、区長、事業の継続について。 ◎区長 区長も替ってしまう可能性ありますよね。 ◆長澤こうすけ 委員  そんなことないでしょう。 ◎区長 大株主の立場をしっかり利用しながら、確実に意見を申し述べてまいりたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  杉本委員。 ◆杉本ゆう 委員  自民党の後半、残り20分、杉本が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。  今日は、予算の中の教育費のあたりについていろいろと質問をしていきたいかなというふうに思っております。  今回、令和4年度の足立区のこの新年度予算ですね。スローガンが「守り・支え・未来へつなぐ 足立区をもっと元気に」となっています。正に未来へつなぐという意味で、教育というのは非常に大切な分野だと思っています。  特に、この予算編成のあらましの13ページを見てみますと、歴史・文化・科学への子どもの多様な体験機会、こういうものを提供していく、これが重点プロジェクトというふうに書いております。  昨日、我が会派の工藤委員も芸術鑑賞の話をされていましたけれども、非常に重要な、予算は掛かるかもしれないけれども、是非やっていただきたい事業だと私も考えております。  昨日その話を聞いたときに、そういえば自分も小学生のときに、私は地元の区立小学校出身で、小学生のとき何か見に行ったんだよなという、うっすらとした記憶が出てきました。  今日そのもやもやした気持ちが、午前中、ぬかが委員の質問ではっきりしたんですけれども、日生劇場に小学校6年生のときに行っているんですね。それを何となく覚えていたんですけれども、どんな内容だったかなというのは思い出せなかったんですが、今日午前中聞いてくださったことで、ちょっとお昼に控室に入って検索してみたら、「桃次郎の冒険」というミュージカルを見ていました、小学校6年生のとき。ちょうど25年前です。  浅利慶太さんが演出で、劇団四季脚本のものなんですけれども、桃次郎というのは何かというと、桃太郎の話の後日談という創作です。  何で今日こんな話をするか。当初予定じゃなかったんですけれども、教育に関連するところで、ちょっと1つ聞いてみたいんですが、いわゆる桃太郎、多分日本で生まれ育った人は大体のあらすじ、全員が知っていると思います。  ちょっとそこで、教育長お伺いしたいんですけれども、桃太郎というのは正義の味方か悪い人か、どちらという認識でしょうか。 ◎教育長 基本的には正義の味方なのかなというふうに思っておりますが。 ◆杉本ゆう 委員  私も小さい頃から聞いている桃太郎の理解というのは、桃太郎は正義の味方であると。鬼ケ島に鬼退治に行って、当然、猿と犬とキジ、順番、ごめんなさい間違っているかもしれないんですけれども、家来にして連れて行くと。  ただ、劇団四季が創った「桃次郎の冒険」というのは、その後日談なんですけれども、このテーマは、鬼の側から見た、鬼の視点から見た話なんですね。鬼は実は、角が生えているだけで平和を愛する種族だったと。なんですが、昔、桃太郎に攻められた結果、島はボロボロになってしまって、それで、慎ましく貧乏ながらも過ごしていったという話なんです。  確かに、考えてみたら、私たちは、桃太郎は正義の味方だと思っていたんですけれども、よく考えても、鬼がたしか、人間に対して何をしたかというのはよく分からないまま、鬼退治に行っている気がするんですね。鬼=悪者だという、もともとの刷り込みがあるわけですよ。というふうに考えたら、鬼の視点から見たら、桃太郎というのは、攻めてこられて、持っていた宝物を分捕って、持って帰られてと、何か最近どこかの世界で聞いたような話が起こっているわけですよね。  そう考えたときに、今日午前中の質疑の中ではっきり思い出して、ストーリーを見たとき、こんな話だったと完全に思い出したんですけれども、小学校6年生のときに見た25年前の記憶が最初うっすらでしたけれども、今日午前中の話で、久しぶりにしっかり記憶がつながりました。  そう考えたときに、自分と違う立場の人から見たら、自分たちがいいものだと思っているものが、真逆だったということは多々あるわけですよね。  そんな中で、今回、予算編成のあらましの78ページを見てみると、すみません、予算自体は、ごめんなさい、地域のちから推進部の方についている多文化共生のところなんですが、学校関係の話なので今聞かせていただきます。  78ページの多文化共生のところを見てみると、そういう意味で国際理解教育が、学校での授業が実績として少なかったために、55回分の予算があったのが、30回に半減しているんですね。まず、こういったいわゆる異なる他者を理解するという意味の多文化共生、国際理解教育というのはすごく重要だと思うんですけれども、これは、教育委員会と地域のちから推進部のどちらか答えていくか分からないんですけれども、まず現場で国際理解教育というのは、今のグローバル時代、すごく必要なものだと思うんです。これだけ減ってしまった原因というのは何でしょう。 ◎地域のちから推進部長 2つございます。  1つはコロナということでございまして、もう1つは、コロナによってカリキュラムが狭くなったので、うちの方の授業を入れる枠がなくなってしまったので、やりたくても入れられなかったということでございます。 ◆杉本ゆう 委員  分かりました。コロナの影響ということなんですけれども、ちょっと、じゃあ今度は教育委員会の方に。誰かお答えいただければいいんですけれども。  コロナが落ち着けば、また、ここは増えるという認識でよろしいんでしょうか。 ◎教育指導課長 国際理解教育は非常に大事なものですので、当然増えていくものと考えております。 ◆杉本ゆう 委員  ありがとうございます。  こういうように、それこそ異なる他者、多文化共生というところでの国際理解教育、非常に大切なものだと思っています。  これからの足立区の子どもがしっかり育っていって、どういう仕事に就くか分かりませんけれども、外国の人たちとお付き合いする場というのは、必ず増えていきます。そのときに必ず聞かれるのは、おまえの国はどんな国なんだという質問をされます。  そのときに、日本の歴史とか文化を語れなかったら恥ずかしい。ついでにもっと言えば、それを英語でしゃべれれば、なお可ということですよね。  そうなんですけれども、もちろん日本の歴史、日本の文化というのもあるんですが、まず、小学校・中学校の段階からでいえば、それと同時に、先日の私の本会議質問でもあるんですけれども、子どもたちが、自分たちがどんなところで生まれ育ったかということについて、言ってしまえば、足立区について、そういうところを知る機会という部分が今、足立区でどうなのかなというのをすごく感じています。  予算編成のあらましの46、47ページ。  正に今、足立区は学力向上というところに力を入れているわけですね。この学力向上の話も、この2年ぐらい私、結構いろいろ聞いているので、教科専門指導員の話とか、特に大仙市との教員交流の話とかいろいろ質問させていただきました。特にコロナもあって、ICT関係の話も今いろいろ質問も出ています。  確かにこの学力という部分をしっかりと伸ばしていくことは、まず第一に、一番重要であるのは理解しています。ただ、一方では、足立区が今後どういう子どもたちを育てていきたいのかというメッセージが、いまいち見えてこないというのも同時に感じています。  そんな中で、こっちの各会計予算・説明書ですね。163ページを見てみると、社会教育施設費という、簡単に言ってしまえば図書館だったりギャラクシティだったり、その他のいろいろなところに掛かっているコストですけれども、予算は大体15億円ぐらいと書いていると思うんですね。  もちろん、さっき言っていたような都心の方に行って、劇団四季を見る。そういう本物の芸術に触れるというのも重要ですけれども、学校の教室で体験できない、いろいろな社会科見学的なものでいえば、足立区内の施設、結構いいものがいっぱいあると思うんですね。  ギャラクシティだってそうだし、都市農業公園もある、生物園もある、郷土博物館も。こういったいわゆる社会教育施設を学校現場でどれぐらい利活用しているかという、その点について教えていただけますか。具体的に何件あったとかそういうことではなくて、幾つかの事例の紹介でも構わないんですが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 小学校3年生で、大体足立区のことについて学び始めます。そのときに、区で主要な、例えば公園もそうですし生物園もそうですし、郷土博物館、そういうところをピックアップして、バスに乗って見て回るという活動をしております。 ◆杉本ゆう 委員  分かりました。  先日の本会議質問では、学校の授業で使う社会科の副読本「わたしたちの足立」という本についても聞かせていただいたんですけれども、その実際の体験をしてみること。私も今回いろいろ、かなり昔のことをいろいろ思い出していると、確かに郷土博物館に行ったのとか、あと伊興の遺跡も見に行ったの、いろいろあったんですけれども、そんな中で、この前も本会議質問のときの御答弁の中で、「わたしたちの足立」というのは、小学校3年生が初めて社会科という科目を勉強する学年です。小学校1、2年生は生活科という科目ですので。小学校3年生から社会科を勉強するに当たって、教科書のほかに、足立区の小学生として足立区のことを知りましょうという副読本なわけですよね。  その中で今回、この前の本会議では、足立区の文化とか歴史、荒川のことだったり、その他、荒川の歴史だったりとか、荒川がそもそも人工物だと知らない子どもが今、圧倒的に多いということなんですよね。  そういう話を、そこに書いてなくていいんですかという質問をさせていただいたときに、今後検討してくださるという話だったんですけれども、そのときの答弁、ちょっと1点気になったのが、「わたしたちの足立」は小学校3年生向けの副読本で、昔は、小学校3・4年生向けの「わたしたちの足立と東京」となっているという話だったんですが、15年ぐらい前は確かにそうだったと思うんですけれども、自分が小学生だった20年以上前は、やっぱり「わたしたちの足立」だったんですね、この前、確認すると。  「わたしたちの足立」という副読本は、昭和50年代ぐらいからあるというのを、ちょっと調べたら分かったんですけれども、その「わたしたちの足立」の副読本が小学校3年生限定になっている理由は何でしょう。  小学校4年生のとき、よその自治体をさっき見たら、他区もそうだし、他市もそうなんですけれども、小学校3・4年生向けに地元の基礎自治体の歴史・文化についての副読本、小学校3・4年生、2年間使用しますよというものも結構多かったんですが、その点について教えていただけますか。 ◎教育指導課長 中身につきましては、ほぼほぼ小学校3年生の内容、要は、地域の足立区のことということなので、「わたしたちの足立」は小学校3年生です。  小学校4年生になりますと、今度は東京都について学び始めます。これは東京都の副読本で、資料を作っておりますので、そこが主になります。ただ、要は、学んでいく中の話で、足立区ではね、という話になると、当然「わたしたちの足立」を使って、学習にも使っておりますので、メインとして、小学校3年生は「わたしたちの足立」、小学校4年生は、東京都の副読本という形でやっております。 ◎教育指導部長 若干補足ですけれども、以前「わたしたちの足立と東京」を作っていたときは、東京の部分も、教員たちが資料を集めて編さんをしておりました。  ただ、足立の取材をして、東京都の取材までということで、なかなか東京都に手が回らなくて、東京都の部分が非常に手薄になったというか、内容が貧弱になってしまったというような反省もあって、東京都の発行のものを使っていこうということで、方針を転換したということでございます。 ◆杉本ゆう 委員  ありがとうございます。  その東京都のものを小学校4年生が使うというのは、私の時代も実はそうだったんですけれども、社会科のカリキュラムからいって、確かに小学校3年生の段階でいきなり歴史をがっつりというのは、なかなか難しいというのはよく分かるので、そういった意味で小学校4年生になってからも使えるその副読本、小学校3・4年生共通、基本は東京都の方でやるんでしょうけれども、もっと言うと、歴史とかを細かくやるのは小学校5年生以降ということもあると思うので、小学校3・4年生限定と言わず、基本的に何かしらのタイミングのときに、例えばなんですけれども、今、渋谷区の中学校では、シブヤ科という授業をやっているんですね。自分たちの地域を知るためだけの総合学習的な科目としてつくっているんですよ。  そういった意味で、今回シティプロモーションとかの話ができる款ではないですけれども、結局、足立区の子たちが自分たちがどういうところで生まれ育って、自分たちが生まれ育ったところに対してちゃんと誇りを持てるということに対して、何も知らないまま、もちろん勉強できるのは重要ですよ。  例えば勉強がすごく優秀で、その結果、いい大学に入って。なんだけれども、結局、自分のバックグラウンドとして、どういうところで生まれ育ったかということについて何も知らないという状況自体が、じゃあ、その子が大人になって、それこそ足立区出身だよと言われて、例えば悪口とか言われたときに、それに対してどう反論するかとか。  反論する必要はないかもしれないんですけれども、それに対して、言われても勝手に言っとけ、と思えるようなプライドというか誇りというか、そういうものを持てないと思うんですよね。  そういった意味で、子どもの小さいうちから、しっかりと刷り込んでいくと言うと、何か表現はよくないかもしれないんですけれども、しっかりやっていく必要はあるのかなと思っているんですが。  やっぱりそういう意味で、自分たちの地域に対する誇りというものは絶対重要だと思っていて、先ほど控室に戻ったときに、うちの会派のかねだ政調会長からちょっと話を聞いたんですけれども、何年か前に群馬県の上毛かるたの質問をしたことがあるというお話を聞きました。  かねだ政調会長は群馬県出身でいらっしゃるので、私、「秘密のケンミンSHOW」という番組が大好きなんですけれども、必ずその特集をよく最近、群馬県の人は上毛かるたというその地域のローカルかるたがあるんですね。そうすると、群馬県民の人に「あ」とか「い」と言うと、必ずそれを全部言えるというんです。  さっき、かねだ政調会長にお伺いしたら、やっぱり言えるんですよね。子どもの頃やったものが。かねだ政調会長は、恐らく今50歳ぐらいということですので、30年、40年しっかり頭に残っているということなんですね。群馬県の名所であるとか、群馬県の歴史であるとか、文化というのが全部、頭にしっかり残っている。  そういったものというのを別に教科書とか本で授業でやれとは言いませんけれども、例えば一つの、今、環境部なんかあだち環境かるた作っているじゃないですか。あれと同じような、足立の郷土かるたみたいなものを作ってもいいですし、この前の質問、シティプロモーションのところへ行った、地域のちから推進部で作っている足立は今、芸術品、美術品いっぱい出てきている。ちょっと取っつきにくい堅い話だから、漫画にしていると。  ちょっと今、1つお見せしますけれども……。       [資料を提示] 見づらいかもしれないですが。この前ちょっと言った「ビビビ美アダチ」というのがあるんですけれども、漫画で分かりにくい、結構みんな取っつきづらい絵画とか芸術のものを紹介しているものがあるんですね。今回これは書籍化されるということで、この前書いていましたけれども。  これは別に、芸術だけじゃなくていいじゃないですか。教育委員会の方が主体となって、文化なり歴史なり、それこそ漫画日本の歴史みたいなものありますよね。あれの足立区版みたいなものを一回、ちょっとコストは掛かるかもしれないですが、一回作っちゃえば、その後何十年も使える。歴史は大体変わらないので使えると思うんですよね。  そういう点で、今、教育委員会の方針としてなんですけれども、一つ要望としてこの前、「わたしたちの足立」に、また、前みたいに歴史とか文化を入れてくれという話だったんですけれども。  そういった意味で、学力向上以外の点で、今、教育委員会、そういった文化であるとか、足立区の子どもとして、どういう方針を持って育てていきたいと考えているのか、ちょっと教えていただきたいんですが。 ◎教育指導部長 足立区の教育は、教育大綱にもございますとおり、たくましく生きる力ということで、どんな逆境にあってもレジリエンス、強く戻ってこられる、そうした子どもたち。それを支える基礎学力もそうですし、自己肯定感ということで、多様な体験ですとか、あるいは保護者、教員以外の第三の大人の存在、こうしたようなところに力を入れてやってきているところでございます。  今回、杉本委員に御指摘いただきまして、郷土愛というようなところも自己肯定感を高める1つの要素というような認識も持ったところでございますので、せんだって、本会議で御答弁いたしましたが、まずは、「わたしたちの足立」の中身について、ちょうど郷土博物館の方に入っていただいたり、あるいは専門の人に入っていただいたりで、もしかすると補正予算をお願いすることになるかもしれませんけれども、きちんとしたプロの編集も入れて、子どもたちに分かりやすい冊子にまとめ上げていきたいなというふうに今考えているところでございます。 ◆杉本ゆう 委員  ありがとうございます。想像していた以上に前向きな御答弁いただいたので、ちょっとびっくりしているんですけれども、その点に関しては、じゃ、是非期待して待っていたいなと思っています。  そういったことに関連して,足立区でしっかり育った子どもたちが、最終的に、足立区、いいところだったなと思って大人になってもらう。今ちょっとここのところ気になったのがあって、成人式に関してなんですけれども、今回の予算書の中にも、成人の日の「成人の集い」についてのものなんですけれども、今それこそシティプロモーションのところとかでも言っていましたけれども、「チラシのデザイン、正解」と言って来てくれる人が増えた。あれ、すごくいいと思うんですね。かっこいいチラシになっている。  なんだけれども、いつも思うのが足立区の成人式。第一部はいいんですよ、しっかりとしたお堅いセレモニーで。区長が挨拶して、議長が挨拶して、ちょっと途中から退屈だなと思う二十歳の子が出ても、まあいいと思うんですけれども、第二部以降のところに関して、実際その新成人、実行委員の人たちがしっかり集まって、いろいろ企画してくれているというふうに聞いていますけれども、その内容面について、彼ら彼女らにどれぐらいの裁量権があるのかというのを教えていただけますか。 ◎青少年課長 実行委員の皆さんには、年間14回ほど集まっていただきまして、いろいろと検討していただいています。  式典の内容につきましてもそうですし、あとは記念誌ですとか記念品をどんなものにするかといったようなことでお決めをいただいて、区が最終決定というところにはございますけれども、式典の後については、アトラクションでどんなものがやりたいかなどもお決めいただいているというところです。 ○ただ太郎 委員長  杉本委員、残り1分です。 ◆杉本ゆう 委員  そのアトラクションについて、いいんですよ、和太鼓のパフォーマンス、私も好きなので。いいんですけれども、何か毎回同じという、毎回というか、最近私が見ていた感じで同じだったので、そこら辺、新成人が、実はこういうパフォーマンスの方がいいよとか、そういったことは、しようと思えば可能なもんなんですかね。 ◎区長 大変残念ながら、若い人たちが是非この人を呼びたいということでお声をお掛けすると、先方の方からお断りがあるということが大変なんです。
     別にそれは、足立区でということだけではないとは思うんですけれども。決して裁量権がないということだけでなくて、なるべく私たちも応援して、思ったとおりの企画を実現させてあげたいと思っているんですけれども、なかなかその辺難しいところがございます。 ◆杉本ゆう 委員  なるほど、分かりました。  ありがとうございます。  時間が残り10秒ぐらいになってしまいましたので、ちょっと早いですけれども、これで終わろうと思います。ありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  この際、審査の都合により、暫時休憩いたします。       午後2時26分休憩       午後2時45分再開 ○ただ太郎 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  無会派から質疑があります。しぶや委員。 ◆しぶや竜一 委員  先週に引き続き、よろしくお願いいたします。本日も幾つかありましたが、私からも少し、日暮里・舎人ライナーの新型車両並びに混雑緩和など、様々なことについてちょっと質疑をさせていただきたいと思います。  日暮里・舎人ライナー混雑緩和の取組は、先ほど質問もあったように重要なことだと思っております。ただ、もう一方で本日もまた議論がありました、日中の時間帯の乗車率向上に向けた課題も重要であると私は考えております。そこで、利用者増加に向けたことも期待されておりました4月の舎人公園の千本桜まつりといったイベントなどの中止が相次いでいる状況ですが、そんな一方で、東京女子医科大学附属足立医療センターが開院しました。日中の利用者増加に向けた取組として、区としてどのように考えているのでしょうか。 ◎交通対策課長 しぶや委員から今ございましたけれども、この問題につきましては、開業当時から、やはり昼間の逆方向のお客さんをいかに増やすかということでは、東京都として、都、区も一緒になって、検討しているところでございますので、今回、東京女子医科大学の話、それから舎人公園の話もございますので、改めて、都とも協力しながら、私たちもPRに取り組みたいというふうに考えております。 ◆しぶや竜一 委員  そうです、東京女子医科大学附属足立医療センターができたことによって、乗車する方々は、先ほども交通対策課長からおっしゃったように増加していると思います。  今後少しでも日中の時間帯の乗車率の向上につなげるためにも、東京女子医科大学附属足立医療センターの従業員の方々や患者などの通勤・通院の移動手段などの声といったことにも耳を傾けることも必要ではないかと考えますが、その辺についてございます。 ◎交通対策課長 こちらにつきましては、私どもバスの転回場もやらせていただいて、今回いろいろな路線のバスの乗り入れがあるんですけれども、これにつきましては、これ以外で足立区内、あるいは足立区外のどういう方向から、どういった形で皆さんが病院に訪れているかということを調査する予定でございます。  その中には当然、日暮里・舎人ライナーを利用して来られている患者もいらっしゃいますし、病院の関係者もいらっしゃるということで、その辺のあたりのアンケート等を実施したいというふうに考えております。 ◆しぶや竜一 委員  地元から日暮里・舎人ライナー通勤並びに通学もそうなんですけれども、東京女子医科大学に通っている方々、結構耳にしているので、そういったところも調査していただけるということなので、是非ともよろしくお願いいたします。  そしてもう一方で、忘れては絶対ならないことなんですけれども、東京都との連携強化ということで、安全性を考慮した課題なんですけれども、大雪や地震などの自然災害における対応についてお聞きします。  昨年の10月には、地震による脱輪事故、今年の初めには大雪による遅延・見合せなどといった、日暮里・舎人ライナーにおいての対策、対応が必要不可欠となりました。今後に備え、スピード感を持ったバスの手配や雪などにおける対策などを考えていかなければならないと感じます。  そこで、地震においても大雪においても、私の知人が乗車していたということもあって、お聞きしたいと思います。  そんな中、先日は地震発生時の日暮里・舎人ライナーの被害の軽減策として、緊急地震速報時の自動停止機能の追加、分岐部の走行路中央部凹み部の段差解消物・材設置といった対策を実施していただきました。  これは主に、具体的になんですけれども、どのような対策につながるのか、衝撃緩和につながるのでしょうか。 ◎交通対策課長 分岐部の凹み部の、分岐するところではどうしても日暮里・舎人ライナーの構造上、両側のガイドレールを腕で、ミニ四駆みたいな感じでガイドを伝いながら走っておりますので、分岐するところで片方がなくなってしまうわけですね。そうするとやっぱり、そのときに地震が起きてしまうとずれてしまう。  そこに、走行路の間の下がっているところがありますので、そうしたところに落ちないようにということで、そこに物を入れて高さを合わせるというんですか。そうしたことで衝撃を緩和しようということでございます。 ◆しぶや竜一 委員  それで衝撃緩和ということが実際に載っていた方の知人のSNSを通してちょっと連絡をいただいたんですけれども、正にその方はちょっと車の交通事故も起こしたことがある、ぶつけられたことがあるということで、事故を起こした際のことも踏まえて教えてくれたんだと思うんですけれども、比じゃないぐらい本当に揺れて死を覚悟したと。  そのぐらいの地震のときの揺れの、日暮里・舎人ライナーの起こったときの乗車していた方々はそういったことを感じたということをおっしゃっておりました。  正に今,こういった衝撃の、東京都がしっかりとか対策をして、入れていることは承知なんですけれども、こういったことは東京都の交通局のホームページには載っておりましたが、こういった安全対策をして、どのように変わるのか、効果があるといったことでの周知も区民の方々に知らせてあげることも大切ではないかと感じますが、それについていかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今、御指摘ございましたので、私どもも東京都のページを案内する等、区の方でもホームページの方で考えたいと思います。 ◆しぶや竜一 委員  是非ともよろしくお願いいたします。また、来シーズンの大雪に対する対策も、今のうちから心掛けなければならないと感じております。  今年の初めの大雪では、見沼代親水公園駅から日暮里駅まで、これもまた、乗車している方がたまたまいたので、御連絡くださいました。  本来、約20分で見沼代親水公園駅から日暮里駅まで走行するライナーが遅れて、その大雪で見合せとなったときの通勤する方々は、2時間半ほどタイムロスした事態にもなったと、実際に通勤で乗車していた方から連絡がありました。  また、その夜ですか、また別の日かもしれないんですけれども、車で送迎なども困難な中で、帰宅のときなんですけれども、タクシーや、かなりの時間を掛けて歩いて帰宅した方々もいたと聞いております。  雪国となっている鉄道やJRなども、様々な雪害対策を実行していただいている中で、えちごトキめき鉄道というところでは、軌間内の消雪装置といった左右のレールに水を流して雪を落とす仕組みや、東京モノレール、日暮里・舎人ライナーにおいても、除雪のブラシを付けて対策に取り組んでいることも承知です。  しかし、毎年、雪のシーズンには遅れる、雪に弱いといったイメージを少しでも改善していかなくてはと思っております。  ゴム製のタイヤであるとか様々な困難な課題があると思いますが、雪害対策においては、東京都と改めて協議し、安全性を考慮した雪害対策、凍結防止においてどのような手段が適当なのか、大雪になったときでも日暮里・舎人ライナーがせめて通勤時間帯などに運行ができるような対応を考えていっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎交通対策課長 これまで地震のことですとかについては、いろいろと申入れもさせていただいてきたところではございますけれども、やはり雪の件につきましても、相当区民の方は困られたのではないかというふうに思いますので、このことについても、改めて東京都の方にもお願いしていきたいというふうに考えます。 ◆しぶや竜一 委員  ありがとうございます。それについても東京都と連携しながら、しっかりと進めていっていただかなければならない課題だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  そしてもう1点、交通不便地域解消計画というところで、先ほども少しありましたけれども、私の方からも確認がてら1点だけお聞きしたいと思うんですけれども、交通網・都市基盤整備調査特別委員会でも説明があり、議論されておりましたが、地元に関する入谷・鹿浜地域の課題についてなんですけれども、特に入谷地域においては、日暮里・舎人ライナーなどからも駅から離れており、解消が必要不可欠であると考えます。実際にそういった入谷に住んでいる方々からも、様々な声をいただいております。  現在、花畑地域においてバス検証運行が実施されております。なかなか収支率など伸び悩んでいることもありますが、入谷・鹿浜地域においても、そういったバス以外での多様な交通手段として、検証運行などを実施する方向性とのことで、先日の交通網・都市基盤整備調査特別委員会の中で説明があったワンステップの車、ワゴン車など、タクシー、3つほど多様な交通手段の案等が示されておりましたが、先ほどもほかに何か少し考えていることはあると伺ったんですけれども、もうちょっと具体的に教えていただければと思うんですけれども。 ◎交通対策課長 これは、検討を進める中で皆様方に、より交通の問題について関心を持っていただくという意味合いもございまして、新しい電動の小型の乗り物なんかも幾つも出ております。そうしたものをちょっと紹介するなどの方をやってみたいというふうには考えております。 ◆しぶや竜一 委員  そしてまた、先ほども区民事務所に相談などが行って伺っていると、そういったこともあるんですけれども、やはり区民事務所だけでは、それ以外にもやっていただくことだと思うんですけれども、やはり入谷の高速の向こう側だったりとかも、ちょっと不便だなと感じていて、なかなか声が届きにくい部分もあると思います。  地域・地元の方々に丁寧な説明、ヒアリングなどをしっかりとよろしくお願いいたしたいと思いますが、その辺については、再度お願いいたします。 ◎交通対策課長 入谷の地区につきまして、舎人組事務所が先月2月24日にお伺いしました。また今月も、24日にお伺いする予定でおります。  そうしたところで、少しずつお話、キャッチボールさせていただきながら、先ほどございましたように、いろいろ展開もしながらで、皆さんの意見を伺いながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆しぶや竜一 委員  是非ともよろしくお願いいたします。  そして、ちょっと視点を変えてなんですけれども、スポーツ振興事業というところも教育費の中で関わっているので、その点について何点かお聞きしたいと思います。  東京オリンピック・パラリンピック大会が開会されて、足立区でもスポーツ振興の発展・活性化につなげるチャンスだと思っております。  大会前からも、区としてレガシー事業を推進してきましたが、この熱気と同時に、今後においてのオリンピック・パラリンピック大会に基づいた推進事業の展開を期待したところであり、区民の方々に改めてスポーツの楽しさを知ってもらうきっかけづくりとしても、今後の区の事業展開には期待したいところである中で質問させていただきたいと思います。  この予算特別委員会中において長澤委員の方からも指摘がございましたが、私からもスポーツ推進員といった立場から、質問をさせていただきたいと思います。  スペシャルクライフコート、あだちスポーツコンシェルジュの認知度が低いと思う中でお聞きします。  スペシャルライフコートに関しては、様々な団体やスポーツ推進員の方々の御協力の下、周知にもつながるということで、イベントや体験会などをまめに実施していることと思います。  私も従事、また参加者として、スペシャルクライフコートの体験会に参加させていただいた際、感じたことがありました。  それは、周りの親御さんや子どもたちにおいて、スペシャルクライフコートの隣に公園があるのは御存じだと思うんですけれども、あそこの公園で遊んでいる子どもたちに対して参加を促したりとか、声掛け、誰でも気軽に参加できるイベントなどにおいても、入りづらいとか、参加していいものなのかな、分からないといった声がありました。  そこで、実際に自分も4、5回ほどですか、その体験会とかボランティアとかにも従事をさせていただいたときもあったんですけれども、そのときに、子どもたちにやってみればと、このイベントに参加してみればと言ったところ、子どもたちは、「えっいいの」というような感じで、「なら、やりたい」といったところで、子どもたちが参加してくれました。  やはりイベントなどの際には、参加しやすい環境づくり、目立つ周知、呼び掛けをしていくことも重要であると感じます。その点についてはいかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 しぶや委員おっしゃるとおり、スポーツ推進員の方々にも非常にそこを御協力いただいているところでございます。  また、近隣の遊んでいる子たちや家族連れ、特に土曜日についても、ファミリーには声掛けをして周知を図っているところでございますが、現場対応というよりも、もっと広く、全体の利用を図るためには、様々な集中活動が必要だと思っていますので、令和4年度に関しましては、そこを重点的に推進していきたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  そこで、その周知のかぎとなるところで、予算編成のあらましの67ページにもありますスペシャルクライフコートフェスティバルというのか、その新規事業でするというところなんですけれども、イベントの開催が困難な中で、今回、2月のパラスポーツフェスティバルというものが中止となってしまった中で、このパラスポーツフェスティバルは、2月に毎年行っている事業なんですけれども、パラスポーツフェスティバルとこのスペシャルクライフコートフェスティバルというものは、全くの別物で考えていいという認識でいいんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 このスペシャルクライフコートフェスティバルにつきましては、新規事業と考えてございまして、当然パラスポーツの普及だとか体験とかも利用しますけれども、スペシャルクライフコートの認知を高めることを重点的に行って、事業計画を今、しております。 ◆しぶや竜一 委員  正にその認知を高めることということは重要だと思うんですけれども、今回は、2月のパラスポーツフェスティバルが中止になってしまって、4月に開催することは本当に非常にいいことだと思います。  ただ、2月と4月、スポーツフェスティバルが、こういったものは同じ事業が大きく2つに分かれてやるということよりも、やはりそこはまとめてパラスポーツフェスティバル、スペシャルクライフコートフェスティバル、同時に関連して行える事業だと思いますので、そこは1つに一括して、どでかく周知を行っていくということも1つの考えではないかと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 秋にはスポーツカーニバル等もございますし、今まで2月ということでパラスポーツ月間を行ってまいりましたけれども、今回に限りましては、このレガシーを継続するという意味で、4月という年度当初にあえて実施するものでして、これを1つのマグネット効果として年間事業のスタートを図っていきたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  分かりました。  パラアスリートと触れ合える機会をもう少し増やしてあげるべきとも感じますし、全てのスポーツにおいても、東京2020大会のレガシー事業の一環とするならば、熱気を絶やさないためにも、活性化させるチャンスのときでもあると思いますので、そんな中、あだちスポーツコンシェルジュにおいても、昨年に引き続き、先ほども申し上げましたが、2月13日に予定されていたパラスポーツフェスティバルinあだちが残念ながら中止となってしまった中で、私の中では毎年、パラスポーツフェスティバルinあだちの中での従事側、サポート側としていつも参加させていただいているので、内容はすごく理解しているんですけれども、その中であだちスポーツコンシェルジュのブースを設けたこともありました。  あだちスポーツコンシェルジュの利便性などを区民の方々にも知ってもらうためにも、こういったイベントが、コロナの中でもありますが、PRできる機会が減ってしまいました。  今後において、スポーツコンシェルジュやスペシャルクライフコートの利便性が高まり、活性化していく上では、何度も先ほどからも口にしておりますが、区民の方々にまずは認知してもらうことだと思っております。  そういった意味でも、4月のスペシャルクライフコートフェスティバルはもちろんなんですけれども、スペシャルクライフコートの小規模な、先ほども言ったんですけれども、まめなイベントにおいても、スポーツコンシェルジュのチラシを再度配布したり、説明などもしていくことが重要なのであると思いますが、それについてお願いします。 ◎スポーツ振興課長 まずはスペシャルクライフコートで、そこの利用者であるとか参加者に対してなら、スポーツコンシェルジュの認知ということでPRは努めますけれども、やはり区内の作業所であるとか福祉の施設等に出向きましたアウトリーチ、若しくは、個人個人でスポーツをしたいと思っていても臆していてなかなか発言できないような方も大勢いらっしゃると考えますので、そういった方たちにも届くような仕組みを、コンシェルジュを中心に支援者とか協力者を募りながら進めてまいりたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  分かりました。是非ともよろしくお願いします。  また、KITクラブ21とかも、総合型地域クラブなんですけれども、スポーツ推進の方々との連携強化を図るべきだとも思っております。  また、先日のスポーツ振興総会にもありましたが、オランダ連携のゲーム・チェンジャー・プロジェクトの約11分の動画が上映されました。あの動画は非常に、あだちスポーツコンシェルジュの説明、オランダの選手と子どもたちの交流の様子などがあって、中でも、オランダのパラアスリートの車椅子バスケの選手が、足立区の子どもたちが送った似顔絵入りの国旗を、金メダルを獲得した後に両手で掛けている様子は、非常に感銘を受けましたが、区民の方々にも伝わりやすいようにという、もちろん周知はなさっていることは存じております。ホームページのトップ画面にも載っておりますし、そういったことは分かるんですけれども、スポーツ推進員の方々は先ほども言ったように、総合型地域クラブの運営の方々、知らない方もかなりいると思います。各学校などにおいてもなんですけれども、そういった動画を自ら流すということは少ないと思いますので、こちらの区の方から、ゲーム・チェンジャー・プロジェクトの動画を少しでも見る機会があってもいいのではないかなと思うんですけれども、それについていかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 やはり今後、そういった集会であるとか集うような場があれば、若しくは今後、コロナ収束に向けて、あると思っていますので、そういったところで積極的に動画を活用していきたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  是非ともよろしくお願いします。  また、昨年の一般質問でも少し触れさせていただきました東京オリンピック・パラリンピック大会のところに関連付くんですけれども、公園整備計画の中でアーバンスポーツの施設拡充案について、私は質問をさせていただきました。  東京2020大会では、御存じのとおりスケートボード、BMXといった、これまでとは違ったアーバンスポーツの若手の活躍が大いに目立ったオリンピックでもありました。  そして、何度も取材などで、取り上げられておりましたが、なお更に人気が高まりつつある足立区に、一般開放のスケートボード、BMX、インライン対応のムラサキパーク東京があるということは、この間もお話しさせていただきました。  そこで、ムラサキパークに伺った際、施設の方々の話を聞いても、オリンピックのみならず、コロナ禍の影響ということからも、ここ2年ぐらいでスケートボードやBMXはかなり増加傾向にあるということを聞くと、今後も足立区にあるスケートパークの注目度は更に高まるのではないかと感じております。  実は、先日も地元の何人かの親御さんの方々から子どもたちの話を聞いたんですけれども、野球やサッカーは長くは続かなかったけれども、スケボーには、はまって熱中していると聞きました。そこの子たちは八潮市まで通って、頑張っているとのことなんですけれども。  区内の公園やストリートの場でフリーで練習している若い世代の方々から、子どもたちを見掛けたこともある方も少なくないのではないかと思います。実際に私の家の近所の子どもたちも、家の前のちょっとしたスペースで、スケボーの練習をしております。東京都も、この機会を逃さずと、有明のスケートボードの会場となった、今後の跡地活用として、スケボー、クライミング、バスケなどができる施設、(仮称)有明アーバンスポーツパークとして、レガシー事業として再活用するということを聞いております。  区としても、今後注目されていくアーバンスポーツ発展のためにも、是非とも公園整備の際にはそういった施設の拡充・整備といった総合スポーツセンター、舎人公園といった例を挙げさせていただくんですけれども、そういった場所などスペースがある公園施設においては、少しでも検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 しぶや委員のおっしゃるとおり、アーバンスポーツに対する需要が高いということは、我々も認識しております。  しかし将来の需要ですとか、近隣への影響、それから、けがへの対応など様々な問題もあると考えておりますので、都内の先進事例等をよく調査して検討してまいりたいと考えております。 ◆しぶや竜一 委員  実際にどれぐらいの予算が掛かるかは分からないですけれども、やっぱりムラサキパークほど大きいああいうのは、決してそういうふうな施設を造ってほしいというわけではなくて、それに近い、少しのスペースでできるものがあるということもちょっと伺ったので、できればその辺についても検討していただけたらなと思います。  次に、ちょっとここであれなんですけれども、高齢者対策、介護予防におけるフレイル予防事業についてなんですけれども、これも毎回質問させていただいております。  高齢者の方々の体力づくり、免疫力向上を促す取組として、コロナ禍だからこそ必要不可欠な施策と考えています。  予算編成のあらまし54ページにも記載されておりますが、介護予防事業、フレイル予防について、何点かお聞きしたいんですけれども、この中でなかなかイベントの実施、体力測定会だとか、パークで筋トレ事業の実施が困難である中で、やはり高齢者の方々の体力は低下傾向にあるのか、それの確認について伺います。 ◎地域包括ケア推進課長 高齢者の体力低下というところで、まだ数字はコロナ禍の中ではっきりしたものが出てきていない部分もございますけれども、やはり一般的に高齢者の方、介護予防教室にもなかなか通えないという中では、体力の低下が見られているという状況があろうかと思われます。  ただ、そういった中でも御自宅でできるものであったり、コロナ禍でも屋外でできるものにつきまして、地域包括支援センターを通じてリーフレット等をお配りさせていただいて、取り組んでいただくように支援しているところでございます。 ◆しぶや竜一 委員  正にその周知の仕方について指摘をさせていただこうかなと思っています。  拡充するからには、是非とも多くの方々に参加してもらいたいと強く思う中で、今この予算編成のあらましの中にも、新規事業でもありましたけれども、地域包括支援センターや各地域学習センターなども更なる連携を図っていただきたいと思いますが、再度伺います。 ◎地域包括ケア推進課長 今後こちらの介護予防教室の方につきましては、これまでの区内の施設、公的施設の活用とともに民間施設等にも広げていく形を取りまして、更なる普及に努めていきたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  是非ともよろしくお願いします。  残り3分というところで私からも産業経済費の、各委員の方々からも話がありましたプレミアム付き商品券事業について、予算編成のあらまし32ページですか、お聞きしたいと思うんですけれども。デジタル商品券、紙券同様に使用できる、区内事業者が今後周知していってどんどん増やしていくということだったんですけれども。  私も、毎回そのデジタル商品券、あだち30買い物券、また、その前のプレミアム商品券も、勉強の一環として買わせていただくことがありました。  あだち30買い物券の際は、デジタル商品券を購入させていただいたんですけれども、ただ、ちょっと経験談からと申し上げさせていただきたいんですけれども、デジタル商品券で買物をした際なんですけれども、買物をスーパーだったと思うんです、スーパー以外でも、ほかでも見られたことがありました。それは、レジで働いている方々が、デジタル商品券のやり方というか、その扱い方が分からなくて、レジの方が混雑をしてしまったというケースがありました。  実際に私も、デジタル商品券を買って購入しようとしたんですけれども、その際にレジの混雑を招いてしまって、大変申し訳ない気持ちになりました。  それはやはり、待たせている方にもそうなんですけれども、そういった働いてくれている方、そのときは高齢の方だったんですけれども、その方にもちょっと何か申し訳ない気持ちにもなってしまいました。  そういったことは決してあってはならないことなのかなと思うんですけれども、今後、そういったデジタル商品券、紙券もそうなんですけれども、取扱い事業者の方々が分かりやすく取り扱えるように、区としても最初の段階でサポートなどを実施してあげてほしいんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎産業政策課長 しぶや委員御指摘の状況が発生したことに関しましては、デジタルのあだち30買い物券のところで、私どもも承知しているところでございます。  これにつきましては、実施しているところから、私自らが商店街振興組合連合会の会議に毎月出ておりまして、課題を共有しているところでございます。
     デジタル商品券の導入につきましては、商店街振興組合連合会の事業者の方にも、そのレクチャーであるとか、店舗へ実際に行ってレクチャーをする、そういったところで検討しているというふうに聞いてございますので、その形で進めてまいりたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  是非ともよろしくお願いします。  そしてまた、そのあだち30買い物券、プレミアム買物券と関連することだと思うんですけれども、コンビニエンスストアも、全てのコンビニエンスストアではない。事業者も全てが同じ系列でもスーパーでもないということを踏まえると、やはりポスターとか、この店は、商品券は使えますよ、取り扱っていますよという周知がなかなか、この店、本当は使えたんだというのが、店の前にポスターを大きく貼り出しているところは分かるんですけれども、なかなかレジに行って、分かるということは、レジに掲載させてもらっているのは承知しているんですけれども、なかなかその辺については、やはり入り口、入る付近のところから、そうした見やすい広報などはしていくべきだといますので、それについて最後、お願いいたします。 ◎産業政策課長 しぶや委員御指摘のように、まずこの店で使えるというところ、目に止まる、分かりやすいポスターの掲示が必要だと思いますので、実施してまいりたいと考えてございます。 ◆しぶや竜一 委員  よろしく願いします。ありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  次に、共産党から質疑があります。横田委員。 ◆横田ゆう 委員  日本共産党の横田ゆうです。よろしくお願いいたします。  コロナ禍になって2年以上たちました。近所に住む80代のひとり暮らしの女性は、コロナ禍になって何が一番困っているか尋ねると、友達の家に行っておしゃべりができないこと、生活が変わってしまったと話しています。仕方がないので、人のあまりいないときに土手に行って散歩をしたり、衣料品売場を隅から隅まで回り、15分以上は歩くようにしていると話しています。  また、70代の御夫婦の二人暮らしの夫は、毎日のようにゲートボールをやっていた当時は、6,000歩歩いていたが、コロナ禍でできなくなってからは、努力して散歩に行くが、3,000歩に減ってしまった。体力が落ちていることは感じているということです。  コロナフレイルという言葉もよく使われるようになりました。コロナフレイルとは、コロナ禍における過剰な自粛生活によって、日常の生活があまりにも低下し、みるみる体と心が衰えてしまう状態を指します。  フレイルとは、身体機能の低下、人との交流が少なくなることや、気力の低下やうつ状態になることで、健康と要介護の間にある虚弱な状態です。早期に気付き、対策を取ることが求められています。長くコロナ禍で、フレイル状態になっている方が増えており、この対策が重要になってきています。  コロナフレイルについて、フレイル予防対策について、高齢者に限定することなく、若い人たちにも広く周知することが大切です。  たとえ離れていても、子どもから、ちゃんと食事取っていますか、体操していますかなどの声掛け、コミュニケーションを取るだけで元気になる例は、よくあることです。  コロナフレイルの対策は、高齢者当事者だけの問題ではなく、子どもや地域で取組を進めることが必要だと思っていますが、そして、離れて暮らす子どもたちや近隣の人たちにも、コロナフレイルについて周知をするべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 今、横田委員御指摘のとおり、高齢者の方だけではなくて、広くコロナフレイル周知が必要だというところは、おっしゃるとおりかと思います。  まず、高齢者に対しましては、確かに事例にございましたとおり、なかなか外へ出られないというところがございますけれども、コロナ禍の中でもできるようなものを、近くの公園に行って、簡単な運動をしていただいたりというようなことは、地域包括支援センターを通じて周知をさせていただいてございます。  また、併せて、その高齢者の方だけでなくて、地域の方に対しましては、何かあったときに、まず地域包括支援センターに相談していただくというところを、まず知っていただくというところで今、広くPRに向けて進めているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  ありがとうございます。  周知の方法は、ホームページやあだち広報、ポスター、チラシを活用してほしいと思いますが、いかがでしょうか。このコロナフレイルについての周知です。 ◎地域包括ケア推進課長 コロナフレイルに係る周知というところでございます。  フレイル予防という観点でございますけれども、今、ホームページをはじめ、リーフレット等を活用して進めているところでございますけれども、更に工夫を図りながら、広く伝えられるようなやり方を、引き続きしっかりやってまいりたいと考えてございます。 ◆横田ゆう 委員  区は、新年度予算で地域でフレイル予防と打ち出しましたが、コロナフレイルについてどのような対策を取っているのでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 予算でのコロナフレイルの対策というところでございますけれども、先ほどございましたフレイル予防のところ、介護予防教室につきまして、コロナ禍の中でも更に工夫をして、例えばオンラインを活用してであったりというところを今後進めていきたいと考えているところでございます。  併せまして、食の観点からも、フレイル予防というものを新たに拡充していきたいというところで、今検討を進めているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  コロナ禍の中でも感染リスクの少ないパークで筋トレやウォーキングは大変人気のあるプログラムで、今年度は拡充となっていますが、地域によっては遠くて行けないという声もあります。  是非計画的に、開催地や回数を増やすことやウォーキングは、人数を絞りながら、開催を増やすことなど、検討してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 また、令和4年度については、パークで筋トレについて2か所の会場を増やすことを考えてございますし、ウォーキング教室についても回数を拡充しまして、コースであるとかビギナー編であるとか、その辺工夫をしながら運営したいと考えてございます。  全てが高齢者のフレイル予防につながるような形で工夫をさせていただきます。 ◆横田ゆう 委員  世田谷区では、ウォーキングマップ世田谷、5地域お勧めコース編をつくって、普及していますが、足立区でもこのようなものを作成して普及したらいかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 既にホームページ等では御紹介をさせてはいただいているんですけれども、なかなかそういった、コンピューターからプリントアウトするという過程も御苦労を掛ける方もいらっしゃると思いますので、ちょっと手刷りしながらも、その辺も対応を図りたいと考えます。 ◎区長 花の時期に合わせて申し訳ありません。本当に本来でしたら、私でなく、観光交流協会の事務局長がおりますので答弁するべきだと思いますが、「花小旅」という、足立区内の桜ですとかその他の花の名所を特集したチラシ、パンフレットを今準備中でございますので、花の時期にはそういったものを使って、足立区を巡っていただけるようなリーフレットを用意してまいります。 ◆横田ゆう 委員  是非そういったものを福祉部とか地域包括ケア推進課とかそういったものにも、高齢者にも渡るような形で普及していただきたいと思います。  そして、フレイル予防という観点から見ると、地域学習センターや住区センターなどを借りた自主的な活動が活発に行われることは大切だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 フレイル予防の観点から、地域学習センターであったり住区センターでの活動が、非常に重要になってくるかと思います。  介護予防教室としても活用させていただいているところでございますけれども、引き続き、様々な場所を使って、介護予防等をはじめフレイル予防につながる取組をしてまいりたいと考えてございます。 ◆横田ゆう 委員  3月4日の予算特別委員会で、施設使用料の半減を求めましたが、現時点では考えていないと答弁がありました。  長引くコロナ禍で、絵手紙とか手芸とか自主活動ができなくなっている区民の方がいっぱいいらっしゃいます。そのような方たちが少しでも外に出られるように、区として後押しすべきではないかと思います。  密は避けながら、積極的に外に出て活動しましょうと呼び掛けて応援するためにも、施設使用料は半減にしてほしいと思いますので、是非検討していただきたいと思います。  新型コロナに感染しなくても、コロナフレイルになってしまえば、楽しく過ごすことはできません。正しく賢く新型コロナウイルスを恐れ、早期の対策が必要です。長引くコロナ禍の中でも、毎日楽しく過ごすことができるように対策を取ることを求めまして、次の質問に移ります。  区内事業者2万3,557社は、ほとんどが中小零細業者で、多くの事業者がコロナ禍の影響を受けています。コロナ感染拡大が始まってから2年半、もう既に廃業した自営業者も少なくありません。  我が党は、令和3年第3回定例会で、零細事業所を救うためにも、事業規模に限らず、事業者からの声がダイレクトに区に届くような調査方法を求めてきました。  当初、区は、青色申告会・地元信用金庫との意見交換会にとどまり、不況に陥る区内事業者の実態を把握してきませんでした。  今回ようやく、経済活性化基本計画の中間報告の見直しのタイミングに合わせて、コロナの影響についてもアンケート調査を行いました。あまりにも遅い対応ではないでしょうか。 ◎産業政策課長 区内実態のアンケート調査につきましては、まず、コロナが始まった直後、令和2年当初に各事業者の各代表の方に集まっていただいて、意見交換会をスタートするところから、横田委員御指摘の青色申告会、更には小規模事業者経営改善補助金のアンケート、これは現在も行ってございます。そういったものも令和2年度から実施しているところでございます。  更にそれに加えまして、信用金庫の意見交換会であるとかそういったものもやってございます。 ◆横田ゆう 委員  3月14日の産業環境委員会の報告の資料の中で、1月24日に行われた経済活性化会議の中で、経営者が高齢化している点や中長期の経営方針について現状維持と答えた事業者が多い点が想定外であり、区内経済の発展に向けた大きな課題であると感じたというような意見が出されていますが、もっとこのことに早く気付くべきではなかったでしょうか。 ◎産業政策課長 この現状維持につきましては、日々の経営相談のところで、こういったところはつかんでいるところではございましたが、今回アンケートを取りまして、そしてこの経済活性化会議で、委員の方々に確認していただいたというところでございます。 ◆横田ゆう 委員  結局、直接意見を聴く、様々な業種から意見を聴くということについては、区は後手後手で2年遅れの対応だったと思います。この2年間の区内事業所はどれだけ苦しかったか、しっかりと考えていただきたいと思います。  計画的に、実態調査は定期的にやるべきと思います。そして、今回のアンケートの結果、区はようやく問題を抽出し、中小企業の支援のために、新たな支援体制として、事業者なんでも相談員を新設することになりました。その相談体制としての問題解決の力が問われることになります。  ワンストップ相談センターとして、決してたらい回しにしない。問題解決まで寄り添い、見届ける体制をするべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎企業経営支援課長 様々な課題を抱えられていると思いますので、1件1件丁寧に対応してまいりたいと思っております。 ◆横田ゆう 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  区内のハンドバッグを作っている事業者は、令和2年に所得が激減し、持続化給付金100万円をもらい、何とか生活をしてきましたが、令和3年になって課税世帯となり、後期高齢者医療保険が10万円アップ、そのほかの税金も全体で20万円上がりました。その後、何の支援も受けていません。ガソリンも材料費も値上がりして、とても苦しいと話されています。  不動産業者で400万から600万円の収入がある方は、借主が地方に転居する方が増えて、家賃が払ってもらえない方も出てきて、30%収入減になりましたが、何の支援も受けることができていません。  小さな飲食店でも、書類の不備ループにはまってしまい、いまだに何の支援も受けることができていないと言っています。  これまで地道に区内経済を支えてきた事業者の方たちです。コロナ禍という災害に匹敵する苦境に陥っている中小零細事業者に支援をするのが、区の役割ではありませんか。 ◎企業経営支援課長 先ほど、事業復活支援金の方で国の給付対象、これまで50%以上の売上げ減というものを、30%からというような形で、国の方も給付金については、広く対象を拡大しているところでございますので、そういったところを見守ってまいりたいと思います。 ◎産業経済部長 もちろん国や東京都の動きも見ながらでございますけれども、来年度も産業経済部として、たくさんの予算をいただいて、区内経済の活性化に努めてまいりたいという表れでございます。  今後もいろいろと事業者なんでも相談員の方から情報を収集しながら、適切な施策について打ってまいりたいというふうに考えております。 ◆横田ゆう 委員  この事業復活支援金というのは、非常に厳しい要件が課されていて、イベントが中止になったり、発注が中止になったりしたときなどが対象で、単なる減収についてはなかなか支給されないということが分かっていて、こういうものでは救えないというふうに思っています。  それで、実際には大変な苦境に陥っている方がいらっしゃいまして、この支援金が受けられない方について是非検討していただきたいと思いますが、足立区とほぼ同じ人口と予算規模である鳥取県の県知事は、新年度予算の記者会見で、困っているのは飲食店だけではない、県としても、もう思い切って全事業で支援をするというのが本来だろうというふうに考え、オミクロン株影響対策緊急応援金を発動します。売上額が30%以上減ったところについて、20万円から40万円までの売上規模に応じた応援金を出すと公表しました。  このような姿勢に立つべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業経済部長 私どもも何度もいろいろ試算をこれまでしてまいりました。そういう中でいろいろな方の御意見もありましたし、やはり給付金だけで解決できない、国や東京都がやっている給付金だけでは解決できない部分を、区として埋めていくべきだろうということで、これまでも、これからも、経済活性化策ということで、経済を回していく施策を打っていきたいという選択をしてございます。  こういう中でも不足する部分もあるかと思いますので、今後も事業者の方に丁寧に寄り添いながら、御意見を聞いて、新たな施策についてもまた検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆横田ゆう 委員  是非、活性化といいましても、本当に苦境に陥っている、商業対策だけではない、地場産業の方ですとか、たくさんいらっしゃるんですね。例えば、板橋区では、区独自の支援金を給付しました。対象は、区内で引き続き事業を継続する事業者で、協力金、月次支援金などをもらっていない事業者に対して、売上げの減少率に応じて最大50万円の支援金を給付しています。  足立区でも、月次支援金、事業復活支援金などの支給を受けることができなかった事業者、また、課税世帯であったために、10万円の臨時特別給付金も受けられなかった事業者の中でも、20%以上の減収がある事業者に、10万円の中小企業支援金の給付を提案いたします。  このような何の支援も受けていない事業者に対して、区独自の救済が必要と思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業経済部長 もちろん板橋区の状況も存じ上げております。23区の状況も逐次確認しながら進めている中で、やはり23区の中でも大勢を占めるそういった施策というところで、私どもも今のところ給付金を実施する考えはございません。 ◆横田ゆう 委員  先ほど紹介した減収になったハンドバッグを作っている事業者、そして、不動産の業者の方なんかは、本当に何の支援も受けていないんです。本当に置き去りにされているような状況なんです。この人たちに、区独自の10万円の支給を是非検討していただきたいと思います。  次に、足立区は高齢化率が23区で2番目に高く、高齢者の移動手段の確保が求められています。  しかし、コロナ禍で利用客の減少や運転手不足により、交通事業者のみの力で全てのバス路線を維持することが厳しい状況になっています。  区は、平成2年12月の補正予算から、コミュニティバス購入補助事業を開始しましたが、更なる対策が必要な時期に来ています。  六月二丁目・三丁目は、区の総合交通計画の中でも、おおむね5年以内に高齢者の外出の支援の新ルートを新設と計画されていますが、早急に進めてほしいと思いますが、進展状況はいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今、横田委員の方からございましたけれども、おおむね5年以内ということではないですね。  今、花畑の方で社会実験をやらせていただいておりますし、また、これから西側の方で多様な交通手段ということで実施させていただくことでございます。  ちょっと順番を追いながらという形でいくんですけれども、この六月地区が次かということはまだ決まっておりませんので、今後、事業の進捗を見ながら、次の地区というのは検討していきたいというふうに考えております。 ◆横田ゆう 委員  住民の方は本当に高齢者が多くて、買物・通院に大変な苦労をしています。一日も早く通してほしいと要望しています。  しかも六月一丁目を運行する既存の旧日光街道の便は、一日に数本しか走らないバスとなっています。本数が少ないから利用しない。利用しないから収入が上がらず、ますます本数が減らされる、という悪循環に陥っています。  総合交通計画に位置付けられた六月二丁目・三丁目バスルートについて、早期に実施してほしいという住民の声に応えるべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎交通対策課長 横田委員御指摘いただいたような事項につきましては、実はそのほかにも私どものところにたくさん、区民の声としてもいただいているところでもございます。  そうしたことも十分考えながら、今後の公共交通の在り方、そうしたことについて鋭意検討を進めていきたいというふうに考えております。 ◆横田ゆう 委員  是非、住民の立場に立った検討をお願いしたいと思います。  そしてまた、東伊興四丁目のバスルートについて、私の文書質問で住民の高齢化が進行しているために早急にバスを運行するように求めたのに対して、バス事業者から、狭隘な道路が多く、現状では運行が困難だと伺っています。  そのため、周辺の都市計画道路の整備状況に合わせて、バス路線導入について業者と協議してまいりますと答弁がありました。  昨日の工藤委員の花畑コミュニティバス検証運行についての質問に対して、区は、検証運行の結果によっては、ワゴン車などの検討もあると答弁がありました。  また、現在、入谷地区・鹿浜地区では、多様な交通手段の導入検討に当たり、他自治体ヒアリングと地元ヒアリングが始まっており、路線定期運行ワゴン車など、需要に応じた交通手段の検討が始まっています。  都市計画道路の完成を待たなくても、東伊興四丁目の狭隘な道路において、多様な交通手段ということで、ワゴン車のような形であれば、検討の対象になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 まず、こちらの東伊興四丁目の地区につきましては、私どもの総合交通計画の中では、不便度はそんなに高くない方に位置付けられております。駅等までの距離等がそれほどもないというようなことではございます。  今、横田委員おっしゃったような形で、小さい車であったら通れるんではないかという話がございます。それはそのとおりだというふうには考えているところではございますので、そうしたことが既存のバス事業者の中でも、そういうもので運行が可能であるというような話があれば、是非やっていただきたいというところでございますので、情報提供等はさせていただいて、私たちも検討したいと思います。 ◆横田ゆう 委員  是非、様々な、多様な交通手段というのが検討に入りますけれども、そういう形で検討を、いろいろな視点でやっていただきたいなというふうに思います。  是非、地域の高齢者の要望に応えるような形で、そういった形が区の役割だと思っています。交通権を最大限保障する立場に立って、是非、御検討よろしくお願いいたします。  少し早いですが、これで質問終わります。 ○ただ太郎 委員長  次に、議会改革から質疑があります。長谷川委員。 ◆長谷川たかこ 委員  最後となりました。よろしくお願いいたします。  私からは、文化芸術推進事業について伺います。  足立区は、令和4年度区制90周年といった節目を迎えます。昨年一昨年と、新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会全体には閉塞感が漂っておりますが、さきの私の代表質問に区長は、人と人とがつながって絆を持ち、その希望を意識し動くことが、特に私たち行政には今こそ求められているという認識をしておりますとお答えいただきました。  区長がおっしゃるように、正にこの機会をチャンスと捉え、絆づくりの強化につながるような施策を打ち出すことが求められます。  来年度は区制90周年の節目を迎えるとても大切な年です。私からも、区民の皆様が明るい希望の持てる施策を打ち出してまいりたいと思います。  昨年、御提示させていただきましたが、多くの自治体で活用している文化庁が示す補助金、文化芸術創造拠点形成事業に、この足立区でも手を挙げ、足立区の子どもたちが文化芸術を育める取組を是非とも積極的に行っていただきたいと、強く要望いたします。  昨年の予算特別委員会では、執行機関より、文化庁の補助制度について調査研究していただけるとの前向きな御回答をいただいております。
     足立区は来年度、区制90周年の大事な節目です。この補助金を活用し、区内にある大学、東京藝術大学と連携しながら、子どもたちを対象とした音楽を演奏し、学ぶことができる体験型の音楽の育成にも、是非とも力を入れていただきたいと思います。区の見解を伺います。 ◎生涯学習支援室長 文化芸術創造拠点形成事業の活用につきましては、文化芸術施策の全体方針と、今後3年から5年程度の実施計画を策定する必要がございます。  そのため、来年度に、足立区文化芸術推進計画が中間検証の時期を迎えますので、この検証と併せまして、文化芸術創造拠点形成事業の活用につきましては、検討してまいります。  なお、文化芸術創造拠点形成事業の活用ではございませんが、同じ文化庁の採択事業として、昨年7月に、子どもたちの音楽を育成する体験型の地域文化クラブ創設支援事業を東京藝術大学と連携して、ギャラクシティでスタートいたしました。  この事業は、タブレットを使って作曲するデスクトップミュージックと基礎的なボイストレーニングの2つのクラスにより、小学生それぞれ10名、合計20名の部員が活動しております。来年度も同事業を継続し、子どもたちの音楽の育成に力を入れてまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  できれば幼少期からの音楽の育成というのも、とても大事だと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ◎生涯学習支援室長 幼少期から文化芸術・音楽に携わることが大事だと思いますので、来年度検証いたします文化芸術推進計画の中の見直しで検討したいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、幼少期からの文化芸術を育めるような仕組みをつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今年度、地域住民の幸せにつながる取組を行ったとして、足立区がシティプロモーションアワードで金賞を受賞されました。  応募総数35自治体の中から13自治体が選ばれ、見事足立区のシティプロモーション課が金賞を受賞されました。すばらしい成果を成し遂げられたシティプロモーション課の取組を足立区の強みとし、今後、私も応援していきたいと思います。  大規模イベントとして区民が自主的に運営しているギャラクシティ音楽コンクールと、足立区音楽祭がありますが、こちらをコラボさせ、来年度90周年記念の目玉として、この両者のイベントを、区が積極的に区内外にアピールできないでしょうか。  このイベントは、大勢の区民の皆様で運営されています。あだち広報で特集号を組んだり、足立ケーブルテレビでの放送、ポスターなどを通じて、シティプロモーション課が戦略的に90周年事業の目玉企画の1つとして手掛けていただきたいと切に要望いたします。  まずは、教育長がコンクールや音楽祭に何度か足を運んでいただいております。鑑賞された御感想と、教育長としてどのようなお考えをお持ちなのかお伺いいたします。  また、ほかの執行機関の皆様の見解も伺いたいと思います。 ◎教育長 そんなに何度も足を運んでいるわけではないんですけれども、昨年、私、ギャラクシティ音楽コンクール、こちらの方を聴きに行かせていただきました。  区民の方が主体的に運営をされているということで、3時間ほどでございましたけれども、足立区以外からもかなりの方が参加をされているということと、レベルを私がとやかく言える筋合いではないんですけれども、非常に高いなということで、本当にすばらしい音楽祭だなというのを感じた次第でございます。 ◎生涯学習支援室長 ギャラクシティの音楽コンクール及び足立区音楽祭につきましては、それぞれの実行委員会が主体的に実施をしておりますので、まずは、それぞれの実行委員会に、コラボなど御意向を確認させていただきたいと思います。  現在、区として90周年の目玉企画としての考えはございませんが、それぞれのイベントの広報につきましては、あだち広報掲載やホームページ等で、引き続き、イベントの周知を図ってまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  シティプロモーション課は、どのようにお考えで考えでしょうか。 ◎報道広報課長 今回いただいたアワードですけれども、10年近くインナープロモーションということで、情報発信を強化してきたことが評価されたと思っております。  この文化事業も含めて、私たちの仕事はそういったことの情報発進をサポートしていくのが広報室の仕事ですので、引き続き取り組んでまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  足立音楽祭の実行委員の皆様が、是非シティプロモーション課での発信をお願いしたいというような要望もございますので、そういうことも含めて、聞き取りなども含め、足立区で今後どういうふうに90周年事業としてアピールできるのかも含めて、是非、政策経営部の方でも考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  来年度は区制90周年ということで、多くの区民の皆様や子どもたちにとって思い出となる大変な重要な節目です。区として、足立区のよさを区内外に積極的にアピールし、区民の絆を1つにする大切な役割を担っていただきたいと思います。  文化芸術は、人々が日々の生活の中で、ゆとりと潤いを実感でき、心豊かな生活を実現していく上で必要不可欠なものです。  区制90周年事業に、是非とも文化芸術を盛り込んでいただき、区民の皆様に豊かな人間性の涵養と創造力、そして感性を育むことができる仕掛けを御提供いただきたいと強く要望いたします。  区長の見解を伺います。 ◎区長 周年行事は、一過性に終わっては意味がないと思います。確かに文化芸術、なかなか生活に余裕がなくて、そうしたものに触れる機会がない、経験ができない御家庭や児童・生徒がいることも事実だと思いますので、区としては、今回も演劇の体験事業も含めて、経済的な状況にかかわらず、1人でも多くの児童・生徒が豊かな文化芸術に触れて、豊かな心を育んでいくという視点が非常に重要だと思いますので、別に90周年にかかわらず、もう、そうした視点を教育現場ですとか様々な事業に織り込みながら、区としても、次世代の子どもたちの育成に努めてまいりたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  今、区長から心強いお言葉をいただいたんですが、次世代を担う子どもたちに、是非ともその文化芸術を少しでも楽しんでいただけるような機会を、行政主導で行っていただいて、子どもたちが将来的にその文化芸術が、大人になってもそれが根づいていくようなそういう取組を、是非ともこの足立区から発信して築いていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、足立区版ユニバーサルデザインの教育について伺います。  来年度、私が長年政策提案をしていた通常学級の中における特別支援教育を盛り込んだ足立区版ユニバーサルデザインの教育が実施される予定です。  特別支援教育の推進校として、中学では鹿浜菜の花中学校、東綾瀬中学校、谷中中学校の3校と、小学校では、鹿浜五色桜小学校、綾瀬小学校の2校がモデル校として行われます。  現在ペアレント・メンターをお呼びして、特別支援教育の教職員を集めた研修が年に1回、こども支援センターげんきで行われています。  来年度特別支援教育を盛り込んだ足立区版ユニバーサルデザインの教育が実施されるモデル校5校の教職員を対象としたペアレント・メンターをお呼びしての研修を、是非とも行っていただきたいと強く要望いたします。  発達障がい特性のある子どもたちの支援に役立つよう、ペアレント・メンターと協力し、学校現場の教職員の更なる理解促進につなげる取組を、強化していただきたいと強く要望いたしますが、区の見解を伺います。 ◎支援管理課長 学校現場へ直接ペアレント・メンターを派遣するこの研修につきましては、教員にとっては非常に効果があると考えております。  今年度、管理職対象にペアレント・メンターを派遣しての研修を行いました。その修了後のアンケートに、自校で教員向けの研修としてペアレント・メンターを派遣して欲しいという声が多く上がっております。  来年度につきましては、この要望にも応え、モデル校も含む希望する学校について、ペアレント・メンターを派遣するよう調整してまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、モデル校5校のPTA保護者会にも、ペアレント・メンターを派遣していただき、保護者に対する定期的な講習会や保護者相談会、ペアレント・メンターのチラシを配付するなどした、徹底した発達障がい特性のある子どもたちに対する支援の取組の強化を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 保護者についても、やはり発達障がいに関する理解を深めていただくことが必要だと考えております。  各学校では、PTAの主催の一般保護者向けの研修がありますので、まずはこの研修にペアレント・メンターを派遣できるかどうか、学校とPTA等で、調整してまいりたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、来年度実現していただきたいと思いますので、強く要望です、お願いいたします。  また自治会長会にも働き掛けていただきまして、ペアレント・メンターの相談会を各地域の住区センターで行えるようにし、ペアレント・メンター活動を区内全域に広く知ってもらい、どの地域に行っても気軽に相談できる体制を構築してもらいたいと強く要望いたしますが、区の見解を求めます。 ◎支援管理課長 現在、出張サロンという形で、地域学習センターを会場として使っております。  住区センターにつきましても、会場として使うことができるかどうか、所管とも協議しながら前進していきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  住区センターは、とても地域住民の皆様にとっては身近な場所で、地域学習センターと違って行きやすい場所でもありますので、これについても来年度、是非実現していただきたいと思います。ニーズは高いものですので、よろしくお願いいたします。  先日、大分県教育センター発行の、こちらのユニバーサルデザインのよさを取り入れた学級、授業づくりハンドブック、そして、こちらの校内研修用のユニバーサルデザイン化推進テキスト、それから、岩手大学教育学部発行のユニバーサルデザイン授業実践実例集、こちらの3点を執行機関にお渡しいたしました。       [資料を提示]  岩手大学の冊子は、通常学級にいる発達障がい児の教育について研究をまとめたものです。先進的に行っている日野市においても、同様のものが書籍で発行されています。  全国的にも様々な自治体・教育機関で、特別支援教育を盛り込んだユニバーサルデザインの教育が行われています。  既にノウハウが記載されている内容を、区として早急に研究していただき、来月からモデル校においては、ハードの部分については完璧に教室環境が整うよう、迅速に取組を進めていただきたいと思います。区の見解を求めます。 ◎支援管理課長 まず、今回資料を提供していただきまして本当にありがとうございました。私ども4年前から、日野市の教育について参考にしながら、ここまでやってきました。  今回の資料を一読させていただきましたが、非常に参考になるものでありました。先進の他県のノウハウを活用しながら、更に邁進してまいりたいと思っております。  また、先ほどの教室環境ですが、これはユニバーサルデザインの1つでございますので、各学校を視察した際に、不十分であれば、指導助言してまいりたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  既に、すぐにでも実行できるのが教室の環境でもありますので、是非そこを100%を目指して実践していただきたいと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、教職員の授業の組立て方や指導の仕方などの研修も徹底的に行っていただき、将来的には教職員が足立区で学んだスキルを、人事異動で異動した赴任地においても実践できるように育て上げ、東京都教育委員会と連携しながら、足立区を起点とした情報発信や、東京都全体で通常学級におけるユニバーサルデザインの教育を底上げする体制を、区として是非とも構築していただきたいと強く要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 教職員のスキルの向上につきましては、まず指導方法につきましては、モデル校がICTなど活用しての実践を行って検証し、その後、各学校の方に情報を共有していければと考えております。  また、授業の組立てにつきましては、通常学級においては、足立スタンダードという授業の組立ての指示書があります。実はこの内容がユニバーサルデザインの視点でございますので、各学校の方につきましては、ユニバーサルデザインの視点と足立スタンダードでやっていることは同じことだということで周知を図り、更に底上げを図っていきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  東京等の教育委員会との連携で、都教育委員会の中でユニバーサルデザインの教育の底上げも一緒に、同時にしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 都教育委員会とも連携をしていきたいと思います。特に、特別支援教室につきましては、都教育委員会からも、ユニバーサルデザインの視点で教室の運営をやってほしいという指示も出ておりますので、足立区内においても各学校に指導していければと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  今回、来年度モデル校5校として足立区はやるわけですから、東京都の方も、やはりとても注目していると思うんですね。  ここで、実践で学ばれた先生方が、足立区から出て、他区の学校で子どもたちを教える場合においても、足立区の経験を、ほかの区でも生かせるような取組を、私は行っていただきたいと思っております。  足立区を基地として、本当にここから全国を変えるんだというような意気込みで、皆さんにはつくっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以前、予算特別委員会や文教委員会などで、明治大学で作成している、発達障がい傾向の学生に対する支援のDVDについて、何度か提案をさせていただきました。  明治大学では近年、発達障がい傾向にある学生に関する相談件数が多くなってきており、大学の教員や学生たちにも向けて、診断名がついていない発達障がい傾向にある学生に対するサポートの仕方や、当事者が学内で適切な支援を得ることで、支障の少ない大学生活がいかに送ることができるかを検証し、学校生活における様々な場面で、どのような支援が望ましいかを詳しく解説したDVDを御紹介させていただきました。  足立区では、私の提案により、明治大学でのサポート体制を調査され、DVDの作成も御検討いただけるということでお話を伺っております。  執行機関より、その後、演技をする役者に費用負担が掛かってしまうというお話もいただいておりますが、ある程度の予算を付け、イラストなどを使った漫画形式の映像なども含めて御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 明治大学のDVD、非常に分かりやすいということで、これに近いものを作成しようということで、関係所管と、また民間の会社にはちょっと御相談を上げまして、いろいろと検討しておりました。  今回、長谷川委員の方からこのようなアニメの動画につきまして、非常に効果があるというような御提案をいただきましたので、早速、市販されているアニメにつきましてちょっと調べさせていただいて、アニメの動画も含めて、より良い資料を作成できるよう検討してまいりたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、性に関する教育について伺います。  文京区では、ぶんきょうハッピー・ベイビー応援団を設けて、結婚・妊娠・出産・育児などについて区内外で活動している学識経験者、妊娠・出産を支援している関係団体、民間事業者及び区を構成員として、様々な立場からの意見や情報共有などを図ることで、切れ目なく支援するための仕組みづくりや取組を行っています。  結婚は家族のスタートという点から、妊活や家族の在り方について、男性も育児に積極的に参加ができる職場環境を構築するための呼び掛け、妊活の体をつくるという観点からの食生活の見直しや、妊娠や子育て、また、自分自身の生き方を考えるための情報発信に努めています。  更に文京区においては、子どもを産み育てる環境を構築するため、将来子どもが欲しいと思った時点で妊娠に必要な知識を知らなかったことがないよう、義務教育の段階から将来の健康のために、思春期の体や栄養のことなどについて正しい知識を身に付けさせるために、冊子の発行や民間事業者や関係団体との協力で、区民の皆さんに分かりやすく情報発信をされています。  中学生向けに「For Your Great Future」、成人向けに「Happy Baby Guide Book」、妊娠が分かったら「PAPA & MAMA START BOOK」という冊子を発行して、健康のことや生活面のこと、未来に向けた方向性について、多様な世代が考えることで、妊娠・出産の正しい知識を得ることなどを目的に、その普及啓発に努めています。  このように全国的にも先進的な取組を行っている文京区ですが、来年度においては更に、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツの大切さを若い世代に伝える、ピア・アクティビストの育成事業に乗り出すそうです。  ピア・アクティビストは、性の情報がインターネット上で判断する中、若い世代に対して、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツの情報提供を行う若者のことです。  国際協力ジョイセフに委託をし、区内在住・在学の高校生や大学生を対象に養成をし、研修後に同世代へ、性の大切さをSNSや学校などで伝えてもらうそうです。  また、この活動をサポートする区内在住・在勤の30代以上の大人も同時に募集し、若い世代に発信するための内容や手段をともに練り上げていくといった仕組みを構築されます。  来年度、足立区においては、命の安全教育を学校教育の中で構成される予定ですが、不幸な妊娠、性犯罪の被害者にも加害者にもさせないといった視点での切り口だけでなく、様々な世代に畳み掛けて、未来に向けた、明るい方向性を持たせた視点で、みんなが考え、取り組むことができる仕組みを構築していただくことを切に要望したいと思います。  文京区では、既に国の補助金である地域少子化対策重点推進交付金を活用しており、先ほど述べたように、支援の拡充に努めています。  以前から私からは、文教委員会や代表質問でも幾度となく申し上げておりますが、国の補助事業に足立区も是非とも手を挙げていただき、文教区を模倣とした取組を行い、足立区においては、幼少期からの一貫した学びを通じて、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツの大切さを学び、経験し、将来に向かってなりたい自分がイメージできる取組となるよう、新たな支援の1つとして構築していただきたいと強く要望いたしますが、区の見解を求めます。 ◎教育指導課長 まず、以前、御紹介いただきました文京区の取組において、中学生向けの「For Your Great Future」のパンフレットを取り寄せて、拝見させていただきました。  現在、本区で取り組んでおります命の安全教育の中に、このパンフレットにある、よいところを反映させながら、今つくり始めているところでございます。  まずもって、文部科学省の考え方として、性暴力の加害者にも被害者にもさせない。そのための正しい知識をしっかり身に付けましょうというのが、まずこれが先にありますので、命の安全教育についても、そのことには触れておりますけれども、当然その命の大切さであったりとか、お互いをしっかり尊重し合う気持ちというのも、この安全教育の中には含まれておりますので、しっかりその辺は入れ込んでいきたいと考えております。  また、地域少子化対策重点推進交付金についても、文京区の取組を調べさせていただきました。文京区では、例えばハッピー・ベイビー・プロジェクトについては保健衛生部の方で、ピア・アクティビスト育成事業については、総務課が所管しております。  内容につきましては、なかなか教育委員会だけでさばけるものではございませんので、ほかの課ともちょっと情報共有しながら考えていきたいと思っております。 ○ただ太郎 委員長  長谷川委員、1分です。 ◆長谷川たかこ 委員  やはり、すばらしい実績を上げている文京区、是非模倣しながら、国の補助金、内閣府の方で用意しているわけですから、是非そちらの補助金に手を挙げていただいて、全庁横断的に、多角的に、様々な世代に畳み掛けて、このプロジェクトをつくっていただきたいと思います。  それから、区としては、やはり実績を上げているシティプロモーション課もあるわけですから、シティプロモーション課を強みとして、この事業を足立区の目玉として、区内外に発信も是非ともしていただきたいと思いますが、シティプロモーション課の方はいかがでしょうか。 ○ただ太郎 委員長  報道広報課長、30秒です。 ◎報道広報課長 繰り返して大変恐縮ですけれども、いろいろな区の事業、そういったものを効果的に発信していく、そのサポートをするのが私どもの仕事ですので、これからも全力で取り組んでまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  全庁横断的に、是非この取組を新たな支援の一つとして構築していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。 ○ただ太郎 委員長  本日の審査はこの程度にとどめ、散会いたします。       午後4時00分散会...